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TOSSランドNo: 1235148 更新:2012年12月13日

合唱曲「飛行船」(黒岩路子作詞藤沢道雄作曲)の指導法


 声がのびのびと出せる、とても歌いやすい曲です。途中の無伴奏の部分が聴かせどころ。息継ぎをたっぷりとって歌いましょう。

1.1拍前に全員で息を吸う。

「ハッ」という吸う音が聞こえるくらい、たっぷりと。「い」の口で、一気に息を飲み込む感じにすると、写真を写すときの「チーズ」のように、にっこりとほほが上がって、表情も声も明るくなる。「きっと」のKを長めに、はっきりと発音すること。「きっと」の「と」は、口の中が狭くならないように、「あ」と同じくらい口を開けて、「とー」と声を前に出す。八分休符を必ず切って、「だれにも/あるだろう」と「だ」「あ」を口を開けて、はっきり言葉をしゃべる。「寂しいときが」の「い」は「いーいーときがー」のように、言いかえるとはっきりリズムがうたえる。

2.「でもね」いこうは、アルトと男声パートがメロディー、ソプラノは飾り。

アルトと男声の歌い方は上記1に同じ。ソプラノ「woo」は「ウー」と発音する。細く、口から放物線で遠くに声が流れていくように歌う。

4.「ひとりひとり・・・」から「大サビ」これまで以上に盛り上げて歌う。

「ひとりぼっち」の「ひ」をHを長くはっきり歌わないと、「いとりぼっち」に聞こえてしまう。「ひとりぼっちはもうさよならさ」を必ず一息で歌う。極端に言うと「ひとりーいーぼっちはーあもうさよならさあー」というかんじ。それに対して、「空も/海も/君を呼んでる」は3つに分けて歌う。歌い方を工夫するなら、

A:「空も>海も<君を呼んでる」と「海も」を小さく

B:「空も<海も<君を呼んでる」とだんだん強く   指揮者のセンスで。

5.「だから」はテヌートがついている。

音符の長さをたっぷりと保って、ちょっとゆっくりめに「だ<か<ら<もーう」と「も」に向かってヤマを作る。「だ」「か」「ら」、いずれもAの母音。口を開けて、はっきりと声をぐーっと前に出そう。「だからもう涙を拭いて」も必ず一息で。「も」も、口の中が狭くなって「む」に見えたり、「むー」に聞こえたらダメ。「あ」と同じくらいあけて口を縦に長くすることで「も」を発音する。次の「なみだを」にもテヌートがついている。ひとつひとつの言葉をはっきり、口を動かして発音する。「ふ」にもうひとつのヤマをもってきて、「なーみだをふーいてー」と歌う。「肩を」の「かた」、口を開いて発音しないと、何を言っているのかわからなくなる。Kをていねいに発音しよう。「を」は前述の「も」と同じ。「くもうよ」の「く」にヤマをもってきて、Kの子音を長くはっきり発音する。「よ」はきちんと4拍伸ばす。「お」の発音は前述の「も」と同じ。

6.「ひとりひとりの」、「ひ」のHを長くていねいに。

ここからはアルトと男声パートがメロディー。アルトや男声パートがメロディーを歌う曲は少ない。このラッキーチャンスを生かして、気持ちよく美しい声で歌ってほしい。それに対してソプラノは(オブリガートと言います)wooは「ウー」と発音。歌い方は前述の2に同じ。「みんなで手を取り/大きな未来を」と2つのまとまりとして歌う。

7.再び「サビ」1回目とリズムが少し変わっている。

アルトと男声パートは音も間違えやすいから、きちんと覚えること。「小さい」のCH、Sの子音をていねいに発音して、「けれども」をピアノ伴奏のデクレシェンドのようにすこし小さくしてから。「大きな夢を・・・」でぐーっと大きくしてみるのもおもしろい。

8.「悲しみ・・・」男声パートだけ違う音楽を歌っている、堂々と朗々と男らしく歌おう。

ffだけれど「悲しみ>苦しみ<乗り越えながら」と「悲しみと苦しみを強弱で歌い分けるのも、校内コンクールなら良いだろう。

9.「だからもう涙をふいて」は上記5に同じ。

男声の「だからーもう・・・」とアルトと男声の「ふーーいて」は、音をはっきりうたう。滑り台ではなくて階段のイメージ。アルトの「組もうよ」の「よーー」を伸ばす部分は、ソプラノと男声は八分休符で、アルトだけ歌う音がある。この音がとてもとても大切。この音から「ゆこう」のテヌートが始まっていると思っても良い。
「未来に向かって」の男声とアルトの「みーーらいに」「むかーーって」は前述のとおり。「て」が十分伸ばせるくらい、息継ぎをたっぷりして歌うこと。「て」で美しい声を出すのは難しいと私は思っている。背筋を伸ばすとか重心を少し後ろにするとか、おでこから歌うイメージとか、パートでいろいろ工夫して、特にソプラノはたくさん練習しよう。

10.フェルマータのあとの「あしたの」の入り方は指揮者と十分に練習すること。

特に、歌う前のブレスがそろわなければ、必ず失敗する。「あ」の口で全員揃って息を吸い、「あ」「た」「の」で口を開けて十分声を伸ばす。「にー」も全員でそろって伸ばすこと。

11.いよいよ聴かせどころ、無伴奏。

テンポもゆっくりになっている。練習はwooの発音については前述のとおり。歌い方も、滑り台ではなく、階段のイメージ。音が動く部分は「ウーーー」ではなくて、「ウウウ」と思って歌う。
「あしたの」も、上記9に同じ、ブレスをそろえて、「あ」の口で息を吸う。この最後の部分のゆっくりのテンポを歌うには、何よりも息継ぎでたっぷり吸うこと。指揮者と何回も練習すると、ブレスがそろって歌えるようになる。

市販の伴奏CDで練習している場合は歌いにくいはずだ。できるだけ早く、指揮者と伴奏者で自分のクラスの伴奏を録音して、それを使うと、明らかに歌いやすくなる。rit.やフェルマータなど、指揮者の腕の見せ所。


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