TOSSランド

コンテンツ登録数
(2019/10/17 現在)

21654
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 1235123 更新:2012年12月13日

「山のいぶき」(松前幸子作詞川崎祥悦作曲)の指導法


流れるようなピアノ伴奏がとてもカッコイイ、美しい曲。8分の6拍子にのって、さわやかに。
「いぶき」って何?「活動的な気分(三省堂 国語辞典)」山が生きているあかし。山のいのち。その壮大なスケールを、喜び一杯に歌いたい。
*同じ言葉が繰り返し繰り返し歌われる。山に響くこだまのイメージ。でも、こだま(エコー)はだんだん小さくなるけれど、これは だんだん強くなるように、強調も兼ねていると思う。
*パート練習で音取りができたら、次の段階として男女に別れて歌う練習をする。男女で異なった動きをするところが多いので。また、男声が2つに別れるところも、重点邸に練習する。バスパートが低音が出にくければムリをしないで小さい音符を歌おう。

1. 前奏のピアノは幻想的に。

谷間を吹き抜ける風でしょうか、川を流れる水しぶき、せせらぎでしょうか。そんなイメージの透明な音で。

2. 女声、息をそろってたっぷり吸って、歌い始める。legato・なめらかに。

「や」をはっきり発音する、「ま」も、口をあけて深い「ま」にすることを意識する。
「山裾を洗うせせらぎに」まで、できれば一息で。もし途中で吸うなら、「あーらうっ」とならないように、ブレスの前の音を、長くていねいにうたうこと。
「耳を澄ませば」の次の(v)も同様、「ば」の音をていねいに。
「澄ませば」pの指示。声をひそめて、実際に耳を澄ましてみるとよい。
「しみ<じー<みとー」と「み」に向かって歌う。

3. 男声が加わる。そこまでの部分を男声も歌っているつもりで、男声と女声とそろって息を吸う。

「がー」で声をぐぐっと前に出してクレシェンドするのがポイント。繰り返して、なお強くと思わせて、2回目の「がー」は弱くする。ちょっと落ち着いて、やさしく語るように「思われる」と歌う。

4. 男声がメロディー。歌い方は上記2と同じ。

女声パートは、入りが遅れないように、男声パートの歌詞を歌うつもりで「(せせー)vアアア・・・」とブレスをする。「澄ませば」1回目よりも、2回目を大きく。
次、女声がメロディー。男声は強調。
「山のいぶきが」が各パートずれてはいるところが聴かせどころ。だんだん強くし、そして、そろって「思われる」を優しく歌う。   「いぶきがっ」にならないように、ブレスの前の音をていねいに。

5. 音楽が変わる。「明るく」の指示。mp。

アルトがメロディー。男声はやわらかいハミングで。「明るすぎる夏の日差し」を男声のハミングで和らげるつもりで。
これ以降の、3パートの掛け合いが、大切なポイント。「なつのひざし」「木々の青さ」「光り」こういう言葉がさわさわ重なり合って聞こえてくると、とても美しい。「ひかり」が重なるに連れてだんだん大きく。
自分のパートを、遅れないように、はっきり歌う。他のパートを聞く余裕ができればなおよい。

6. 「小鳥の歌とそよ風と」は、縦を揃えて、3パートあわせて歌う。
7. 「呼んでいるのか」も、上記5のように、次々と重ねていく。

重なっていくほど、強く。「かー」の伸ばすところで、声をぐぐっと前に出す。

8. 「山よ」の繰り返し。

f、「ま」にアクセント。ここでひとつのヤマをつくる。
指示通りに「やま>ーよ<ー」と「小さくして大きくする」ことができれば、表現に変化が出る。
3回目の「山よ」は山をたたえる気持ちで、ひとつひとつの言葉を、口の中を広く開けてはっきり歌う。
rall(ラレンタンド)だんだんゆっくり。

9. a tempo もとの速さで

「流れ行く雲を」「しぶき行く水を」が男女でずれて歌われる。
男声は、入りが遅れないように、女声パートの歌詞を歌うつもりで「(ながーれ)vながれゆくく・・・」とブレスをする。
「だいて」以降、3パートが揃って歌う。「だいて」でそろうことを意識して歌う。

10.「喜びが」「峰を伝って」もずれて歌われる。

あとになるほど、「だー<まー<するー」と「る」に向かって大きくする。「る」は、口の中を広く開けて、美しい響きの「る」を全員で意識してしっかり伸ばす。

11.ひそやかに。曲の感じが、あきらかに変化する。フェルマータの休符で、気持ちを切り替える。

4分の4拍子になり、ラストに向かっていく。
「そ」から「れは」に移るところで、胸にググッと迫る何かを感じさせたい。「S」の子音から「は」「や」「ま」の「A」の温かい母音に変わるところを、美しいハーモニーで歌えるよう、練習しよう。
バスパート、低音がでなければムリをしない。
p→mp→mf→f→ff この強さの変化を、全員が区別して、5段階にだんだん強くしていけるように、計画的に歌う。そうしないと、早くから大きくなりすぎて、最後が息切れしてしまう。

marcato マルカート ひとつひとつの音をはっきり
Allargando アラルガンド 強めながらだんだん遅く  
accel. アッチェレランド だんだん速く

ブレスをたっぷり取って、「きー」「のー」「ちー」など、ブレスの前の音を、余裕を持ってていねいに歌えるまで練習する。
最後の「命」は、カンニングブレスで、最後まで伸ばす。
5パート、6パートに別れるから、クラス合唱の時は音楽の先生と相談して、4パートに減らしても良いと思う。
厚みのある、美しいハーモニーを朗々と歌うことで、山の壮大さが表現できる。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド