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TOSSランドNo: 1145139 更新:2012年11月07日

大日本帝国憲法の評価


大日本帝国憲法は、欧米の憲法の単なる引き写しではない。日本の歴史と伝統の上に成立したものであり、欧米でも高く評価されていたのである。

大日本帝国憲法発布式の画像を提示する。

説明1:

明治22年、大日本帝国憲法が発布されました。国内では、「これで欧米と肩を並べた」、と高く評価されました。

発問1:

欧米では、どのように評価されたのでしょうか。

指示1:

高い評価を得たと思う人は○、低い評価だったと思う人は×を、ノートに書きなさい。

挙手させて、確認する。
ハーバート・スペンサーの写真と、その言葉を提示する。

説明2:

ハーバート・スペンサーの言葉です。「この憲法は、余が最も賛成するところのものである。」これに代表されるように、高い評価を得ました。
高い評価を得たのは、どんな点だったのでしょうか。

憲法制定の中心は、伊藤博文でした。彼は、岩倉使節団の一員として、欧米の国々を訪問しました。帰国後も、再び留学し、ヨーロッパ各国の憲法を学びました。そして、こう考えるようになったのです。

「憲法は、□□と□□の上に成り立つものでなければならない。」

発問2:

□の中に入る言葉は何だと思いますか。

指示2:

予想して、ノートに書いてごらんなさい。それぞれ、漢字2文字です。

ヒントとして、正解を灰色の文字で提示する。その後、列指名をして確認する。

説明3:

正解は、「歴史」と「伝統」です。伊藤は、憲法はその国の歴史と伝統の上に成り立つものでなければならない、という考えを持っていたのです。

井上毅、古事記、日本書紀の画像を提示する。

説明4:

井上毅です。彼は、憲法制定に当たり、古事記や、日本書紀など、古典を研究し、古の人々の思想・風俗を学びました。そして、こう考えるようになったのです。

「憲法は、□□と□□の上に成り立つものでなければならない。」

発問3:

□に入る言葉は何だと思いますか。

指示3:

予想して、ノートに書いてごらんなさい。

列指名で確認していく。

説明5:

正解は、「歴史」と「伝統」です。彼もこのような考えの下、憲法制定に取り組んだのです。

金子堅太郎の画像を提示する。

説明6:

金子堅太郎です。彼は、帝国大学法科大学で、講師をしていました。そこで、学生たちが、日本の法制度に疎く、海外に留学すれば、その国のことをやたらとほめちぎることを批判しました。そして、こう主張しました。

「憲法は、□□と□□の上に成り立つものでなければならない。」

発問4:

□に入る言葉は何だと思いますか。

指示4:

予想して、ノートに書いてごらんなさい。

「みんなで言います。さんはい。」「歴史と伝統です。」
「そのとおり。」「そのように書いた人は、○。」

説明7:

伊藤、井上、金子の3人は、同じ考えを持って憲法制定に当たりました。そして、歴史と伝統を重視した点が、欧米で評価されたのです。

再度、ハーバート・スペンサーと、その言葉を提示する。

 《参 考》泉三郎:『堂々たる日本人』(祥伝社,1996年)
      泉三郎:『写真・絵図で甦る堂々たる日本人』(祥伝社,2001年)
      田中彰:「岩倉使節団『米欧回覧実記』」(岩波現代文庫,2002年)
      羽生道英:『伊藤博文 近代国家を創り上げた宰相』(PHP文庫,2004年)
      清水勲編:『続ビゴー日本素描集』(岩波文庫,1992年)
      八木秀次:『明治憲法の思想』(PHP新書,2002年)
      司馬遼太郎:『明治という国家 上下』(NHKブックス,1994年)
      豊田穣:『初代総理 伊藤博文 上』(講談社,1987年)
      三好徹:『史伝 伊藤博文 上』(徳間書店,1995年)  


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