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TOSSランドNo: 8685467 更新:2014年08月26日

ホウ酸析出実験


水の温度を上げてホウ酸を溶かすと、たくさん溶けるようになる。
これを常温まで冷やすと、溶け切れなくなったホウ酸が出てくる。

この、溶け切れなくなった「固体」のホウ酸を濾過して、透明の液体にする。

ホウ酸がとけているかどうかを扱うので、とりあえず「透明の液体」ということにする。

 ここにホウ酸は溶けているのか。
 全部、固体になってしまってもうとけていないのか?

蒸発させても良いのだが、そのあとの処理が厄介である。
 ホウ酸は「毒物」であるからだ。
 もっとも、微毒性なので、食べない限りただちに生命の安全が脅かされるわけではないが、食塩のときのように、軽々しく口にされては大変である。

 理科室でのしつけの基本として「許可された場合以外、薬品をなめたり食べたりしてはならない」ことは徹底しておくべきである。

 さて、教科書では「もっと冷やす」ことで、ホウ酸が溶けているかどうかを調べる。

 当然、前夜から作っておいた氷の出番。
 と、同時に、単元の最初の方で「できてしまった」廃棄物であるところの「飽和食塩水」を捨てずにとっておくのがコツである。

 氷に飽和食塩水をかければ・・・・・マイナス10℃ぐらいまでは冷える。
 廃物処理にもなって一石二鳥。

ここからが大事だ。

 ホウ酸は、冷えはじめにはほとんど析出しない。
 しばらくして、かすかに水面に浮いたり、底に沈んでいるのが観察できる。
 だが、そこからが長い。

 何の変化もない時間が数分から10分ぐらい過ぎる。

 こういう「間」をどう処理するか。
 そこらへんも理科教師の腕のうちである。

 「出てきたかなあ~」と、のんびり語りかけながら、各班を回り、「もう少しかなあ~、やっぱり溶けてなかったのかなあ」などと、ああでもない、こうでもないと言いながらしげしげとビーカーを覗き込んだりするという、ヘタな芝居を打つこともある。

 で、変化は突然に訪れる。
 析出しだすと、一気にビーカーの中がブワッと白くなる。

 ワオッ!
 これだから理科は止められない。
 そこまでが辛抱のしどころだ。


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