TOSSランド

コンテンツ登録数
(2019/06/20 現在)

21642
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 6675673 更新:2014年06月01日

宮間あや選手の4年間と自分を重ねて、キャプテンとしての生き方を考える


説明1:

2011年7月18日FIFAワールドカップドイツ大会。
なでしこジャパン優勝。
この年、日本ではある出来事がありました。

東日本大震災です。
なでしこジャパンのワールドカップ優勝は、東北の人々に大きな勇気と生きる希望を与えました。

(写真を提示)日の丸に書かれた「頑張れ東北」の文字。
この選手が、キャプテンの澤選手です。

発問1:

澤選手は、日本女子サッカーは始まって30年のうち何年選手として活躍したと思いますか。

説明2:

17年です。
ワールドカップ後、その澤選手から、なでしこジャパンのキャプテンを託された人がいます。
誰か知っていますか?
そう。宮間あや選手です。

発問2:

皆さんが、宮間選手なら、17年も選手として活躍してきた澤選手からキャプテンを引き継ぐことに対して、どう感じるでしょうか。

指示1:

ノートに、宮間選手になったつもりで、その心境を書きなさい。

・自分にキャプテンが務まるか、不安だ。
・チームをまとめられるか、不安だ。
・自分に託してくれた監督や澤選手のためにも精一杯頑張りたい。
という考えがだされた。

説明3:

(映像①ワールドカップ決勝戦のPKの映像を見せる)
日本選手は、世界一になった喜びでみんなが抱き合っています。

発問3:

この時、この輪の中に加わっていない人がいました。
何をしていたんでしょうか?

・相手チームに感謝の気持ちを伝えに行った。
という生徒がいた。
こんなに嬉しい瞬間に、自分のことよりも相手チームのことなど考えられますか?と生徒に聞き返した。

説明4:

相手のアメリカチームの方に駆け寄っていった選手がいました。
誰ですか?
8番。
PKで一番にゴールを決め、日本チームの流れを作った宮間選手です。
その時の映像があります。
(映像②・熊谷選手のゴールが決まった直後の映像を見せる)
この様子は、世界各国から賞賛されました。
こうした姿も評価されて、なでしこジャパンのキャプテンを託されたのでしょう。

説明5:

キャプテンを任されて1年後、ロンドンオリンピックが開催されました。
当然、日本中の期待が集まります。
開幕戦、円陣を組みます。
その中で、宮間選手は、チームのみんなに声をかけました。

発問4:

あなたが、宮間選手なら、どんな言葉をかけますか。

指示2:

ノートに書きなさい。

・これまで支えてくれた人々に感謝の気持ちを伝えよう。
・勝っても負けても悔いのない試合をしよう。
など自分の現在の気持ちを書き綴った。
どの言葉も認めて、次の説明に移った。

説明6:

「みんなに大切な思いがあって、大切な人もいる。6試合をお互いのために戦おう」
と言ったそうです。
みんなが考えたことと似ていますね。
(写真・準決勝フランス戦の後半のゴール前でのピンチの写真を提示)
さて、準決勝はどうなったのでしょうか。
試合の様子を見てみます。
(映像③・準決勝のハイライトを見せる)
試合は、なんとか2-1で勝利します。

発問5:

さて、その後、宮間選手はどうしたでしょうか。

・チームみんなで、フランスの選手のところに駆け寄った。
という意見が多く出た。
実際に、その時の写真を提示して、どんな会話をしたんでしょうね。
と子どもたちに簡単に考えさせた。
・良い試合だったね。
・決勝では、あなたたちの分まで頑張るよ。
など様々な意見が出された。

説明7:

この日の様子は、日本ではあまり放送されていませんが、世界中のメディアでは多くの注目を集めました。
「これこそ、真のオリンピア精神だ」
などの称賛を浴びました。
さて、その次の決勝戦です。
日本は勝ったのでしょうか。
(映像④・決勝戦のハイライトを見せる)

勤務校には、サッカー部がないので、ほとんど結果を知らなかった。
勝ったという予想が多かった。

説明8:

結果は、1-2。
日本が負けました。
当然、多くの人が日本が優勝することを期待していました。
試合で負けても、キャプテンとして、インタビューに立たなければなりません。

発問6:

あなたが、宮間選手ならば、この状況で、インタビューにどう答えますか。

指示3:

この瞬間の宮間選手になったつもりで、ノートに書きなさい。

説明9:

「チーム一丸となってやり切れたことを誇りに思っている。結果は銀だったが、お互いを信じてやってこられた。みんなに感謝している。」
とコメントを寄せています。
でも、それから2年後、ワールドカップのアジア予選の後に
「自分がキャプテンとして、チームをまとめられなかったから、負けてしまった」
と話をしています。
実は、その背景には、小学校時代の指導者の父のことばがありました。
「サッカーは一人じゃできない。
自分以外の仲間のためにプレーしろ!」
そして、宮間選手は
「チームのために、今できることを・・・」
と決意したのだと私は思います。

説明10:

そして、迎えたワールドカップアジア予選。
つい先日、決勝が行われました。
結果は・・・
(映像⑤・アジアカップのハイライトを見せる。)
宮間選手は、ゲームの中で誰もよりも動いてプレーしていました。
それだけでなく、サブの選手の練習にも参加して、自分にできることを最大限にやってきました。
そのことをチームメイトの丸山選手がブログに書いています。

説明11:

「いつも、サブ練にどんなときも来てくれるあや。
 今日はさすがに昨日の試合が120分だったので、バツが出たらしく…
 あやいなくてさみしーと思いきや…」
(写真・メッセージ入りのペットボトル)
準決勝が延長までもつれたこともあり、練習に顔を出すことを禁止されたため、咄嗟に、ペットボトルにメッセージを書いて渡すことを思いついて、すぐに行動しました。
丸山選手は、ブログにこう書いています。
「一人一人メッセージを書いていてくれました。
 なんかみたら思わず泣きそうだったけど、
 あやのメッセージで踏ん張れました。
 さすがキャプテン。
 こんなふうに選手もだけどチームを思える人っていないと思う。」

説明12:

宮間選手がしたことは、気配りだけではありません。
チームメイトに、これからの期待を込めて、こんなメッセージを寄せています。
「本当の一体感かといえば、そこまではいっていない
 それぞれ伸びしろがまだまだあるので今日の出来は90%にしておきます!」

発問7:

昨年、先輩たちは、皆さんにどんな気配りをしてくれましたか。
そして、最後にどんなメッセージを伝えてくれましたか。

指示4:

思い出してノートに書きなさい。

発問8:

今年は、あなたたちが、後輩にメッセージを伝える番です。
あと2週間で、どんな行動をとりますか。

指示5:

自分がやってみようと思うことをできるだけたくさんノートに書きなさい。

・授業を終えて、宮間選手の行動を一度まとめてから、先輩の姿を思い出す発問をして、自分のやってみようと思う行動を考えさせた方が、考えやすかったのではないかと感じた。
・それでも、授業の翌日、これまでスランプに陥っていた生徒が、走り高跳びで自己ベストを更新した。ある生徒は、とにかく全力の姿を後輩に見せ続けると意気込んで日々の練習に取り組んでいる。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド