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TOSSランドNo: 2807879 更新:2014年04月25日

1学期の授業参観「うとてとこ」の授業


【授業記録】 2008年4月25日(2・3年生複式最初の参観日)
まずは新出漢字の練習。指書き、なぞり書き、写し書き、テスト書き。この手順に保護者の皆さんは感心していました。最後に参観者の方を向いて空書き。終わったあとは,向山先生の追試で「これ以上やるとボロが出るから座ります。」と言い,笑いを取りました。

「お家の方で,ぜひお子さんの暗唱を聞きたいという方はいらっしゃいませんか?」と聞くと,みんな照れ笑い。心臓を押さえる子(笑)。かなり緊張していたみたいです。テキストは暗唱スキル使いました。2年生は「くも」。3年生は「土」です。迫力に圧倒されていました。

指示1:

詩のお勉強をします。題名です。(板書:うとてとこ)写します。

うちのクラスは少ない(13名)ので全員指名をして読ませる。

「何のことでしょうか?(全員が首をかしげる。)わかんないよね。でも大丈夫。お勉強していくとわかります。」

指示2:

(板書:うとうとうとう)1行開けて。写します。

これも全員指名で読ませる。「次の行を書けばわかるでしょう。」

指示3:

(板書:うがよんわ)写します。

「う」というのが何か聞くと知っている子はいないと思った。そこで「『う』というのは植物ですか動物ですか」と尋ねると動物だと答える。
「動物の中でも何ですか。」「鳥」という意見が出た。知っている子がいたのだ。

拡大印刷した写真を見せた。ここでは「鳥の鵜」であることを教え,「『う』を使って魚を取らせる漁師さんもいます。鵜飼といいます。ほら鵜方の鵜(志摩市には鵜方という町がある)ね。」と説明した。この説明でみんな納得がいった。

2行を読ませる。

指示4:

(板書:うとうとうとうと)写します。

ここは挙手させた。これまで、全員指名だったので、慣れてきた。読めるという自信がついたみたいだ。突き刺さるようにほとんど全員が手を挙げた。読んでいる最中私は「こっくりこっくり」という身振りをつけた(保護者から爆笑)。「先生眠とる~。うとうとや。」とつぶやいた子がいたので,発言を取り上げて板書する。

指示5:

指示 (板書:てとてとてとて)写します。

これも何人かに読ませた。

発問1:

次,何だと思いますか。

「手のことや!」という発表があった。それを大いに誉め,板書した。

指示6:

(板書:てがよんほん)写します。

2行をみんなで読ませる。

指示7:

(板書:てとてとてとてと)写します。

発問2:

これは何だと思いますか。

指示8:

隣同士で相談。(暫くして)後ろの方々(保護者)と相談してらっしゃい。」

田上氏の実践では「班で相談してごらんなさい。」となっていたが、家のクラスは人数が少ないので上記のようにした。

参観に来ていたおじいさんが「テトラポットや!」と言ったのが大爆笑。さすが海の町だ。

指示9:

(板書:らっぱふく)写します。

発問3:

これから先は相談しないで,声を出さないで考えます。
1連,2連とやってきました。この詩はここで終わるのですか。それとも続くのですか。
声を出しちゃダメだよ。終わると思う人は,ノートの下の方に「×」と,続くと思う人はノートの下の方に「○」と書きなさい。
声を出さないで。
大事な問題です。

挙手で確認。ほとんど全員が続く派であった。

説明1:

そうです。この詩は実は続くのです。

発問4:

どうして続くのか。

指示10:

理由をノートの下の方に簡単に書いてごらんなさい。

2・3年生には難しいと思った。しかし、挑戦はさせたかった。

発表させると,「まだ出てきていない字があるから」と答えた子がいた。

歓声があがった。

発問5:

3連目の1行目。なんでしょうかね。(もう、正解が呟きで出る。)

指示11:

そうだ。(板書;ことことことこ)写しておきなさい。

発問6:

次,何だと思いますか。

ちょっと迷っている子もいた。「こ、こ、こ、…子ども!」「そうだ!」(板書:こがよにん)

発問7:

3行目,何だ。

すぐにできていた。書いている子もいた。全員に読ませる。

(板書:ことことことこと)

発問8:

最後の行はどうなるでしょうか。ノートの下の方に書いてごらんなさい。

書けた子に発表させる。子ども達からは「あるくおと」「くつのおと」 などの意見が出てきた。

ここで既に体を揺らして読んでいる子が出てきた。

説明2:

そうだよな。音の数は5つになるよね。
5つの音で考えた人はすごい!
原文,もとの詩ではこうなっています。(板書:とをたたく)

声をそろえて全文を読ませた。
最後に,黒板の下の方から消していく暗唱指導をした。
本当は五色百人一首までやりたかったがタイムアップ。

(その後の様子と感想)
授業参観にはクラスの全保護者が参加です。そのうち、他のクラスの参観者も私の授業を見に来ました。授業が終わるまで、全員帰りませんでした。授業が終わっても、帰りませんでした。参観者が帰りの挨拶まで見届けていたのは私も初めてです。

帰りは百玉そろばんです。参観者はさらに増えていきました。このあとPTA総会があるにもかかわらずです。知的な楽しい授業には、やはり自然と足が止まるのだと思いました。

学級懇談会では「授業中あんなに真剣に受けていたのは初めて見た。」「うちの子があんなに集中して授業を受けているのに驚いた。」「去年は、きょろきょろ、うろうろしていたのに、この違いはなんだ?」という声が多数聞かれました。

この教材研究に費やした時間は何と15分!はっきり言って付け焼刃です。それでもこれだけの反応があったのです。恐るべし!「うとてとこ」の授業!


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