6年生が修学旅行に行く時期にあわせると、
その時に使うお小遣いをからめて、金銭の扱い方の学習ができる。
発問1:
家に入ってくるお金を何と言いますか。
指名して答えさせる。
「収入」
発問2:
収入には、どんなものがありますか?
「給料」
と意見が出る。さらに促してやっと、
「年金」
「子ども手あて」
の意見が出る。
収入のほとんどは、働いて得ることを確認する。
発問3:
家から出ていくお金を何と言いますか。
「支出」
発問4:
支出には、どんな種類がありますか。
「食費」「学費」「ガス代」「電気代」「洋服代」「電車代」「家賃」「水道代」「病院代(医療費)」「旅行代」・・・
とこちらは、どんどん出てくる。
発問5:
見比べて気付くことは何ですか。
「収入は(種類が)少と意見が出る。ないけれど、支出は多い。」
説明1:
収入は限られているけれど、支出はいくらでも使い道があります。
使おうと思えば、お金はいくらでもつかえてしまう。
だからこそ、計画的にお金を使う必要があります。
説明2:
計画的にお金を使う練習として、修学旅行でのお小遣いの使い方の計画を立てます。
ワークシート(修学旅行のしおりにはさんでもらう)の項目は次の通り。
①相手 例)親
②種類 例)食品
③予算 例)500円
④商品名 例)ゆずもち
⑤価格 例)480円
これを、表形式に書きこませる。
発問6:
だれにお土産を買いますか。
指示1:
お土産を買う相手を書きましょう。
発問7:
その相手にどんなお土産を買いますか。
指示2:
お土産の種類を書きましょう。
説明3:
相手にあわせて、喜んでもらえるものを考えます。
例えば、お菓子、飾りといった種類を考えましょう。
発問8:
それぞれいくらくらいのものにしますか。
指示3:
予算を考えて書きましょう。
説明4:
お小遣いは3000円です。
3000円を超えないように計画しましょう。
予算をたてるのは、子どもにとって難しい。
なので、ここでは時間をかけずに次に進み、後でお土産の金額リストを見てから考えさせてもよい。
発問9:
お土産に何を買いますか。
指示4:
お土産のリストから選んで、商品名と金額を書きましょう。
宿泊先やお土産屋のホームページを見ると、お土産のリストがある。
それを印刷して子どもに配る。
先に配ってしまうと、どれにしようか選ぶのに夢中になって、発問や指示がしにくくなる。
なので、商品を決める段階になってから配る方が良い。
家に帰って、ゆっくり考えたいという子もいるので、
完成した計画は、修学旅行までに目を通し、計画が立てられているか確認する。
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