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TOSSランドNo: 1117206 更新:2014年01月13日

漢字スキルの指導「ステップ1」~1文字目の指導に全力を注げ~


1年の計は4月、そして1文字目にあり

「どうぞ。」で終わる漢字指導、クラス平均が98点を超える漢字指導、それを目指しているのなら勝負はこの4月だ。ここからの積み上げが1年を左右する。

事前に指導しておくこと

・机の上はその時使う物だけを出させるという指導を、日常おこなっておく。

漢字スキルをする時は、机の上はスキルと筆箱だけ。

・使った物は片付けさせる。例えば、鉛筆を使ったら、筆箱にしまう。

・ノート、スキル等に記入する時は、ソフト下敷き(硬筆書写用)をさせる。

スキルの指導の前に(伴一孝氏の追試)

黒板に、その日学習する漢字を書いておく。2センチメートル位の長さの白チョークを、横にして太く書く。

まずは1文字目。

右ページ、右上に、数字が書かれていることを教える。

 ①を開いたら、隣同士で確認。

指示1:

①を開きなさい。お隣同士で確認します。

1 正しく指書きをする  (伴一孝氏の追試)

指示2:

人差し指を出しなさい。手はグーにして、人差し指だけをだすのです。この指で書きます。これを「指書き」と言います。

指示3:

ピンクの所を見てごらんなさい。ここには漢字を書く順番が書いてあります。このとおりに、書きます。

指書きで書かせる。

指示4:

 筆順は必ず声にだします。

書かせる。

指示5:

指は、机にこすりつけます。

書かせる。

説明1:

 上手になりました。今のように、手と目と口と耳で「漢字」のお勉強をするのです。

指示6:

指書きは目をつぶって書けるようになるまでします。

書かせる。

※曲がり、はらい、「さんずい」の3画目は「さあーん」のように、動きに合わせて声を長く伸ばさせる。

※指書きがうまくできない子への指導。

・筆順が正しくできない時・・縦画、横画に入る直前に「縦」「横」と言ってやる。

・どう書いていいか分からないでいる時・・手を持って、一緒に声を出しながら、書く。

・どう見ていいか分からないでいる時・・反対の手でピンクの所(筆順が書かれている所)を押さえながら、書かせる。

指導した子へは

必ず誉める。言葉で、あるいは頭をなでるなど、する。

2 確認の空書き

空書きは、通常全て終了した時点でする。しかし、4月はここで入れて、指書きが正確にできているか確認する。

指示7:

指書きができたか、確認します。目の前の空気の壁に書きます。これを「空書き」と言います。指先まで腕全体が1本の大きな筆になったつもりで書きます。

①教師は子どもの空書きの声と一緒に、黒板に書いてあった漢字を、黄色のチョークでなぞる。(伴一孝氏の追試)

②振り向いて、鏡書きをする。

チェック!

・ 声を出している。

・ 正しく書けている。

・ 腕を使って、大きく書いている。

・ 手首がふらふらしていないか。手首がふらふらしていると、書く文字が小さくなるし、小さくなると、筆順の誤りが分かりにくい。また、文字にならない場合がある。

3 なぞり書き

指示8:

書き順の下、薄い字が書かれています。ここを、鉛筆でなぞります。「なぞり書き」と言います。1ミリもはみだしてはいけません。

指示9:

といだ、一番長い鉛筆を出しなさい。  (伴一孝氏の追試)

鉛筆を持ったら、書き順の声は小さくなる。なっていい。なるものである。ただ、書き順を声に出して書いた経験がなかったり、少なかったりするクラスでは、声をきちんと出して書いている子をほめる。書くときは、書き順を声に出すことという指導の方が大切だからである。声が小さくなるものだということは、心得ておく。

書き終わったら、隣同士でチェックさせる。

指示10:

お隣さんのを見てあげなさい。はみだしていないか、きちんと見るのですよ。

4 うつし書き

指示11:

今書いた下、1画目だけ書いているマスがありますね。そこに書きます。上とそっくりな字を書きなさい。

説明2:

これを「うつし書き」と言います。

ここは視写の場である。子ども達は、字形を確認する。5 ひとり書き

5 ひとり書き

指示12:

 一番下、何も書いていないマスがあります。ここは、何も見ないで書けるか、確認する所です。上を全部隠してかいてごらんなさい。分かりにくかったら、見てもかまいません。

説明3:

これを「ひとり書き」と言います。

 ここは、記憶の確認の場である。子ども達は、覚えたかどうか、確かめる

6 教師のチェック

 ※1~6を繰り返し、2文字目、3文字目をさせる。

 最初の1ページ目は3日間で終えるようにする。ということは、右ページの文字数を3でわった数が1日にする、文字数となる。

 漢字スキルの初期における指導で最も大切なことは、学習のシステムを子どもに覚えさせることである。そのため、時間をかけ、学習のしかたを覚えさせる。 

指示13:

3文字目(1日の割り当ての文字数)が終わった人は、先生の所へ持っていらっしゃい。きちんと書けていない時は、やりなおしですよ。

 うつし書き、ひとり書きは、教師がチェックする。はらう所や、うかんむりの最後、きへんの4画目など、曖昧なことが多いからだ。教師がきちんと見てやり、漢字の字形、書き方を指導する。

クラスの人数が数人など、少ない場合は、1文字ずつのチェックも可能であろうが、ほとんどのクラスでは、それをするとぐちゃぐちゃになってしまう。

1ページ目は3文字を1日で、右ページを3日でするという目安で進める。したがって、3文字を1度で、教師がチェックする。

 持って来させる時は、列を指定するとか、終わったあとは音読する、読書をする・・・とか、空白が生じないように、することを指示しておく。

7 2日目以降の指導

事前に 前日学習した漢字と、その日にする漢字を板書しておく。

 前日学習した文字の空書きから。

説明4:

昨日書いた字を、空書きで確認します。(空書きする文字を指差し、示す。)

指示14:

空書き用意。

子どもは空書き、教師は鏡書き。

 後は1日目と同じように進める。

してはいけない漢字指導

・ 念を入れた、しつこい空書き。

空書きのバリエーションとして、対教師、対友達など、ある。だが、空書きの目的は、緊張状態を作ること。「いいかげんな指書きは、やれない」ことを分からせること。

空書きでやり直さなくてはならないということは、書き順の指導ができていないということだ。改めるべきは、指書きの指導の甘さであって、空書きではない。

・ 書いてあることを読ませる。

漢字の使い方、部首、画数は扱わない。これは、他のところで指導することであって、漢字スキルの指導では入れない。扱えば、5分で終わらない。漢字スキルの指導では、新出漢字を正確に覚えさせること、それのみである。


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