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TOSSランドNo: 1117184 更新:2014年01月10日

漢字スキルの我流はこれだ!


我流その1 いちばん上の太い字をなぞらせていた。

やたらと何度も書かせせることがいいと考えていた。この太字のをなぞらせれば、書く回数が1回増えるからいいと考えて、させていた。

我流その2 個人差無視!全員で全く同じことをさせていた。

一斉に一緒にすることが正しいことであると信じていた。

「次は指書き。さっと、人差し指を出しなさい。」とか、「うつし書きをします。なぞり書きが終わっていない人、あと5人。さっと終わらせます。」などとして、進度を合わせていた。それを、9月すぎまでやっていた。

我流その3 全て読ませていた。

 「音読みは「ぜつ」です。訓読みはかっこ絶えるです。使い方は絶海の孤島。絶対。かっこたよりが絶える。です。部首はいとへん。総画は12画です。」と書いていることを全部読ませていた。

 しかも、「読み方が揃っていない。」「声が小さい。」などと何度もしつこく読ませていた。

とにかくスキルに書いてあることは、一文字残らず読ませていた。

 書いてあることは、全部やってしまわなければならないのだと、なぜか、勝手に信じ込んでいた。

 漢字スキルに書いていることは、読む必要はない。それは他で指導することである。

我流その4 やたらと空書きをさせていた。

指書きの前に、まず空書き。

 書き順が違う人がいると言っては空書き。

 書き順の声が小さいと言っては空書き。

 「○○君が間違っていました。一人で空書きをやりなおしてごらん。」と言って空書き。

その後、「念のために、みんなでもう一度空書きをしましょう。」と言って空書き。

 とにかく、やたらと空書きをさせていた。

 空書きをたくさんすればするほど、それだけ覚えるのだと、これまた、勝手に信じ込んでいた。根拠のない「思い込み」に気づいていなかったのだ。

 空書きでは覚えられない。指書きしたり、なぞったり、写したりすることで覚えていく。

 空書きは1回で十分なのである。

我流その5 テスト用紙を破いてとっておいた。

 学期初め、子ども達に全てのテストを破らせて、それを保管しておいた。毎回破るのはたいへんだ、テストの時にスキルを忘れては困る、と勝手に考えたからだ。

 テスト用紙と練習ページは微妙に異なる。その微妙な違いが、ひっかかる子にはひっかかる。それなのに、それを破らせて、テストの時まで、一切目に触れない状態にしていた。漢字が苦手な子、勉強に自信のない子にはたいへん酷なことをしていたのだ。

 これを止めてテスト勉強の時、「テスト用紙を見ながら、勉強するんですよ。」と言ったら、クラスで最も漢字が苦手な子が「何だか、テストが楽です。」と言ってきた。

我流その6 テスト勉強は、まず読み仮名を書かせていた。

 ノートにテスト勉強をさせる時、まず、読み仮名を書かせいた。それをする事で、一手間余計にかかる。文字を書くのが遅い子には、かなりの負担になる。

 これをやめた時、クラスで最も漢字が苦手な子が、「テスト勉強がしやすくなった。」と言って来た。

我流その7 左ページを、全員最後までさせていた。

 時間で切っていいのだ。横にさせていき、「残ったら宿題です。」と言っておけばよかったのだ。そのため、木曜日のスキルの時間が20分を切ることはなかった。あろうことか、「結構点数もいいし、こんなもんだろう。」と自分を信じていた。浅はかだった。

 時間で切り、残りは宿題とする。そして、学期の終わり頃チェックを入れればよかったのだ。

 「我流はだめだ。」

その心がけがなければ、我流から抜けられないし、子どもの事実も作れない。我流はどこかで、子どもをダメにしているのだ。

 「この方が子どもに合っているのではないか。」「クラスの子どもには、このやり方でいいだろう。」我流を認めない、改めない時の常套句だ。もちろん、修正追試ということもあるだろう。それは、自分のやり方と主張しても構わないのかもしれない。しかし、それをするには、正確に追試できてからなのではないだろうか。特に、漢字スキルのように、ユースウェアが決まっている物は、我流が入れば入るほど、子どもも、教師もダメになっていく。これは、自分の経験を通して分かったことだ。

 我流を排すれば排するほど、子どもが変わるのである。

 うまくいかないのは、自分の学びの浅さに起因することを認めた時に、その痛みを噛みしめた時に、ひとつ、我流から抜け出せ、メタモルフォーゼできるのではないだろうか。

我流に気づく場はただ一つ、ライブしかない。謙虚に、ライブで学び続け、丹念に我流をつぶし続けたい。


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