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TOSSランドNo: 4290745 更新:2014年01月09日

見過ぎは×!テレビ視聴の弊害


 子どもにとって悪影響の大きい、テレビの見過ぎを予防する実践です。(小学校3年生での実践)

 授業の前にノート代わりのプリントを配布した。

発問1:

あなたの一番好きなテレビ番組は何ですか?

1つだけ、プリントに書かせ、全員に発表させた。その後、昨日の新聞のテレビ欄をコピーしたものを配布し、次のように指示した。

指示1:

昨日見たテレビ番組を赤鉛筆で囲みなさい。

指示2:

テレビゲームをしていた時間のところを鉛筆で囲みなさい。

指示3:

昨日のテレビを見た時間とゲームをしていた時間を合わせた時間を書きなさい。

挙手で分布を確認した。クラスでは、

0~1時間未満    2人(男子1名、女子1名)
1~2時間未満    5人(男子4名、女子1名)
2~3時間未満   12人(男子6名、女子6名)
3~4時間未満    4人(男子2名、女子2名)
4~5時間未満    4人(男子0名、女子4名)
5~6時間未満    3人(男子0名、女子3名)
6~7時間未満    2人(男子2名、女子0名)

という結果になった。

発問2:

テレビのいいところは何ですか?

(子どもから出た意見)
楽しいところ、面白いところ。
いろいろな情報を見れる。
天気が分かる。
ニュースなど、世界のことや事件を知らせる。 など

発問3:

テレビを見ていても大丈夫な時間は何時間まででしょうか?

1時間まで、2時間までと答えた子があわせて3分の1。3時間までと答えた子が3分の2弱。4時間まで、5時間までと答えた子が少数いた。

説明1:

テレビを見ていても大丈夫な時間は、1時間30分と言われています。
テレビを1時間見た時の害を「1」とすると、2時間では「4」、3時間では「9」、4時間では「16」、5時間では「25」、6時間では「36」、7時間では「49」になると言われています。

「えー。」、どの子も驚いているようだった。グラフを書きながら説明したので、その害の数値が急上昇している視覚的な効果もあったようだ。

説明2:

テレビにも、みなさんが発表したように、様々な情報、ニュースを知らせたり、楽しい気分にしたり、時には感動したりといいところもあります。
でも、見すぎると体にたくさんの害を与えます。特に子どもはより多くの害を受けます。
目が悪くなることはもちろん、テレビを見ることによって家族の会話が減ったり、忘れ物が増えたり、やることが雑になったり、物事を続ける力が弱くなったり、人の目を見て話せない人になるとも言われています。
テレビやゲームの時間が長くなりすぎないよう、家族とも話し合って、見る時間やゲームをする時間を「何時間まで」とぜひ決めてください。

説明の後、テレビやゲームの時間を家族で決めているかどうか聞いてみたが、決めているのは10名ほどだった。

指示4:

今日の勉強の感想を書きなさい。はやく書き終わった人は、昨日見たテレビやゲームをした時間のうち、なくてもよかったところにバツをつけていなさい。

(子どもの感想)

テレビを見すぎたら、悪いえいきょうを受けるから、テレビを見る時間をへらす。(A君)
テレビにはいいところも悪い所もあるのが分かった。これからテレビを見る時間を決めたい。(Bさん)
テレビはいつも2時間より下にする。(C君)
テレビを見ても、いいことばかりあるのではなくて、悪いえいきょうもあることがわかりました。(D君)
そんなことになるんだなと思いました。最初は時間(ゲーム)を決めてたけど、その時間を守れなくなってしまいました。今日からちゃんと守ります。(Eさん)
こういうことがあるなんて、うまれてはじめてきいたから、あんまり見すぎないようにしようと思いました。(Fさん)
テレビを見るじかんをきちんときめていきたいとおもいます。テレビの見すぎをやめます。(Gさん)
お兄ちゃんみたいに、ゲームにむちゅうにならないようになりたいです。(Hさん)

冬ということもあるのだろうが、意外にクラスの子のテレビやゲームの時間が長かった。
向山洋一氏は次のように書いている。

「やることができない」「続けることができない」という子供達には、何が足りないのだろうか。(中略) テレビ視聴時間が長すぎるのは、「家庭教育が不十分であった」「家庭内のルールが作用していない」、したがって、「子どもが自由勝手である」ということの一つのあらわれなのである。
(『教え方のプロ・向山洋一全集12家庭教育の指針』P46~P47)

いい機会であるので、保護者にも学級通信や参観日の懇談会を通して授業の内容を伝え、テレビ・ゲームなどの家庭内のルール作りについてともに考えていきたい。

(参考文献 「教え方のプロ・向山洋一全集12家庭教育の指針」)


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