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TOSSランドNo: 2320177 更新:2012年12月13日

一石十鳥の「お便りノート」


小学校/学級経営/学級通信/全学年/視写/作文 

                      法則化アンバランス 冨田元久

一石十鳥の「お便りノート」

-有田和正氏「お便りノート」の追試、修正-

お便りノートを「マス目のある作文ノート」にするだけで一石十鳥の効果がある。
「第1回ALL向山洋一エキサイティング講座in福島」(1995.6.10)で
向山先生から「A」をいただいた論文である。

有田和正氏の実践に「お便りノート」がある。

わたしは、「子どもを鍛える学級通信」でなければ意味がない、と考えている。
そう思って、ずっと前から実践している。
私の学級通信は「お便りノート」というものである。
市販のノートである。
これに、毎日、子どもに書かせている。

有田和正新書著作集「1年生に育てたい学習技能」明治図書 

 私は、以前「お便りノート」として、
「連絡帳」(縦罫のノート)に書かせていた。
しかし、次のような問題点が出てきた。

1、間違いをチェックするのに時間がかかりすぎる。
2、一人一人の一行の文字数がまちまちであるため、
  黒板に書いたことをずらずらと続けて書き、改行がでたらめになりがちである。 

そこで、次の点を修正した。

マス目のある作文ノートを使う。

では、「お便りノート」を書かせる時の具体的な進め方を以下に述べる。

1、書き始める時刻を予告する。

私は、帰りの会の前に「お便りノート」を書かせている。
予告することで着替えと帰りの用意が早くなる。
私が、小黒板に向かうと「まってー。」「えー、もう書くの。」
と言う声も聞こえるが、予告通り始める。
すると、一瞬にして静寂がおとずれる。

2、マス目のある小黒板に1日の印象的な「一事」を「即興」で書く。
 宿題、持ち物は、上の余白に書く。 

子どもは、教師が忘れているような出来事も思い出す。
それをほめながら採用すると、次の日もはりきって覚えていてくれる。 

また、「今日の間違いは、1つです。」と言って、
間違い探しをさせるのもおもしろい。
「を」「は」「へ」や原稿用紙の使い方の間違い探しをした。 
書き出しの会話文を子どもに考えさせるのもおもしろい。

最後に、「一事を即興で書くこと」で「教師を鍛える学級通信」にもなりうる。

3、ぴったり1ページでおさめるようにする。 

これも「文章修行」になる。最後の1マスでピタリとおさめるとなると、なお難しい。

4、最後に題名をつける。 

慣れてくると、子どもが提案するようになる。
それを「うまい!」などとほめながら採用していく。
それぞれに題名を考えさせても良い。

5、タイマーをセットする。 

私が書き終えて、5分後に帰りの会を始めることにしている。
この「お便りノート」のおかげで、帰りの会の前に騒然とすることはなくなった。
同時に書き終える子どもが、数人出る。
5分で書けなかった子どもは、帰りの会の時に書かせる。
ほとんどの子どもは、帰りの会の途中で書き終えることができる。

6、チェックして、間違いがなければ「パーフェクト賞第○号」と言って
  検印を押す。

チェックは、一番上のマス目を横に見るだけでよい。
子どもも書きながら写し違いをチェックできる。
マス目の横が合っていれば、
あとは、すばやく目を走らせるだけでも間違いは発見できる。
一冊あたり、20秒もあれば十分である。

また、「パーフェクト賞」と言うだけであるが、
子どもはものすごく喜ぶ。
特に、「パーフェクト賞第1号」になりたいらしく、
できるだけ早く、正確に書こうと努力する。

結局、「マス目のあるお便りノート」は、
次のようなよさがある。いわば、一石十鳥である。

1、学級通信としての役割。
2、視写力をつける。
3、筆力をつける。(低学年)
4、作文の書き方を指導できる。(教師の書き方に似てくるからこわい。)
5、原稿用紙の使い方を指導できる。
6、「教師を鍛える学級通信」になる。
7、間違いを自分でチェックしながら、短時間で書き終えることができる。
8、教師が、間違いをすばやくチェックすることができる。
9、着替え、帰りの用意が早くなる。
10、帰りの会にスムーズに移行できる。  


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