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TOSSランドNo: 5304923 更新:2013年12月31日

「神奈川沖浪裏」で鑑賞文を書く(佐藤陽子氏の修正追試)


<修正点>

・鑑賞文に擬態語を使わせるために、「発問2」を追加した。

・鑑賞文を書く上での注意点が多いと、かえって書きにくくなるのではと考え、三点に減らした。その代わり、文章の具体例を増やした。

【1】絵から情報を読み取る

 生徒に「富岳三十六景」から、「東海道品川御殿山ノ不二」「駿州江尻」の二枚を印刷したプリントを配布する。前者は、お花見の様子と富士山、後者は強風の中を旅人が歩く様子と、富士山が描かれているものである。

指示1:

「神奈川沖浪裏」を真似て鑑賞文を書きます。プリントの絵から、一枚を選び、その名前をノートに書きなさい。

 挙手で確認。「東海道品川御殿山ノ不二」を選ぶ生徒が多かった。

発問1:

その絵の中には、何が見えますか。書きなさい。

 富士山・桜の木・踊っている人・酒を飲んでいる人・家・旅人・風に飛ばされている紙・葉・枝・波など。

発問2:

どんな音や声が想像できますか。書きなさい。

「ハハハ、アハハ」「ワッショイ、ワッショイ…」「ザワザワ」「ザッパーン」「ゴォー」…

【2】鑑賞文を書く。

指示2:

選んだ絵について鑑賞文を書きます。鑑賞文は「神奈川沖浪裏」の文章を真似て書きます。これから、書き方について確認します。

 注意点と文章例をワークシートに示しておく。注意点は以下の三点である。

① 文末は「だ・である」(常態)にする。
② 擬音語や声を入れる。
③ 文章の表現は、教科書の真似をして良い。

説明1:

文章は、例えば、このように書きます。

(文章例)
「はじめは、~に目を奪われた。しかしよく見ると・・・。」
「この人は~(服装・様子)をしている。おそらく…なのだろう。」
「~という音が聞こえるようだ。」
「富士山は、~に…の様子で見えている。」

指示3:

ワークシートに、選んだ絵の題名を書いて前に持ってきます。先生に見せた人から書き始めなさい。

 「教科書の表現をどんどん真似しなさい」と繰り返し話すことで、生徒は安心して文章を書くことができたようだ。最終的には、どの生徒も鑑賞文を書き上げることができた。早く終わった生徒は、別の絵について鑑賞文を書かせた。

【3】生徒の作品

 はじめは、風にとばされた帽子や紙に目がいった。すごい飛んでるな、あ、帽子まで飛んでいる、と思い、良く見ると、帽子の持ち主がいる。手をあげて、「あぁ。しまった!」と叫んでいるのではないだろうか。この風は、たぶんすごく強くて「どうだ、すごいだろ」と言わんばかりに、冷たく、旅の人々を吹いているのだ。旅の人々は厚着をしているから、やはり寒いようだ。ふと周りの草を見ると、すごい勢いで揺れている。草がザザーっと騒いで、木の葉が抜ける。

 そしてこの後ろにある、大きく描かれた、たたずんでる富士山は、旅の人を「負けるな!」と応援しているようだ。富士山は、ずっと同じ場所にいても、退屈しないんだろうな。

 《先行実践》 佐藤陽子氏:「神奈川沖浪裏」を真似て鑑賞文を書く<第4時> TOSSランド№1118154


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