TOSSランド

コンテンツ登録数
(2019/05/26 現在)

21635
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 6930345 更新:2012年12月12日

高校国語古典の授業開き「児のそら寝」その1


高校1年生対象の授業開き(国語総合・古典分野)・前半である。大学進学に向けて高い意欲を持っている状態を生かし,1年間通して力をつけるシステムを構築したい。そのために,1年間通して行う学習活動を出会いの1時間目からダイジェストで進めていく。
 2012年度の授業は次のパーツ構成にした。

① 古文単語小テスト
② 教科書音読
③ 現代語訳・読解
④ 五色百人一首
⑤ 宿題タイム

(ただし,①は教材が届いていなかったので1時間目には省略してある。)以上を,趣意説明を入れながら進める。ポイントは,

どの活動も、最初を徹底させる

ことである。

導入をごく簡単に行った。

説明1:

古典を担当します坂本です。高校の古典,中学との違いは,自分で全部訳すということです。だから,古典の単語を覚えていったり,文法を覚えていったりします。

要するに,これから行う学習活動は全て「自分で全部訳す」ことができるようになるためのものだ,という布石である。

次に、教科書の記名確認と、音読の仕方を指導する。

指示1:

教科書を出します。
名前は書いてますか。書いてない時に限ってなくすからね。

説明2:

188頁。先生が読みます。読みの分からないところはチェック。

範読する。

指示2:

あとに続けて読みます。「児のそら寝」。はい。(「児のそら寝」。)

説明3:

いい声してますね。教科書は持ちます。
姿勢良くなったでしょう。これで頭が働く。

姿勢を直させたところで、もう一度読ませる。
明らかに良い声になっている。

説明4:

すごいですね。とっても読みがいい。語学ですから音読が頑張れる人は伸びるよ。

この時はたまたま2回目でかなり良い音読ができたので次に進んだが,少しでもそろわなかったり声量が不十分だったりしたら,その都度指摘し,クリアさせてから次へ進む。出だしの音読が素晴らしければ,その後も素晴らしい音読が続く。この時点で徹底したせいか,12月現在,依然として音読は良い。

交代読みに入る。

指示3:

では,「、」「。」で切って,交互に読みます。(手で教師の方を示す)「これも今は昔」(生徒の方を示す)「比叡の山に児ありけり」と読みます。

指示4:

今度は交代。みんなから先。「これも」さんはい。

指示5:

隣同士でさっきの交代読みを2回。1回読んだら順番を変えてもう1回やっていきます。終わったら座ります。全員起立。

指示6:

題名の左横に,マル10個書きます。小指の先くらい。

説明5:

これは,みんなが音読すべき最低回数です。今いろんな形で5回読んだので,5つ塗りつぶしておきます。あとは,自分でやっても1回。授業でやっても1回と数えます。
できれば30回,50回読んでほしいです。受験では問題文を速読しなければいけません。そこに至るまでに,音声で学ぶ蓄積が必要だからです。それはたとえば,日本で生まれた赤ん坊がいきなり日本語を覚えるのと一緒です。まず周りの大人からたくさん話しかけられて,自分でも話すようになって,やがて文章も読めるようになりますね。同じことです。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド