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TOSSランドNo: 2210265 更新:2013年11月30日

ルールについて考える


ルールについて考える

作成:11/30/2013 10:00:33 中里恵子(TOSS中学日高見)

「スカートを短くしない。」「茶髪にしない。」中学校にはなにかとルールが多い。そんなルールに対して、不満を持つ生徒もでてくる。
こんな話をして生徒の心に訴えかけてみた。小さなルールが破られ始めた頃に話すと効果がある。

発問1:

私たちの身の回りにはたくさんのルールがあります。どんなルールがありますか? 5つ書きなさい。

学校にあるルール、家庭にあるルールなどなんでもよいとつけたす。
「自転車に乗る時はヘルメットをかぶる」「名札をつける」「6時までに家に帰る」など。
指名し発表させる。

発問2:

「ルール」と聞いて、どんなイメージがありますか?書きなさい。

多少時間がかかる。あまり率直に否定的なことを書く子はいない。
「守らなきゃいけないもの」「約束」「決まりごと」「厳しい」「めんどくさい」 「暗いイメージがある」
いくつか発表させる。
教師の話を聞かせる。

以前、沖縄県でみんなと同じ中学生の男の子が殺されるという事件がありました。その男の子M君は、陸上部のキャプテンになるはずで、県大会でいい成績を残そうとがんばっていました。そんな彼が、あるとき学校の不良グループに呼び出されて殺されてしまったのです。
 当時、学校ではとんでもない金銭の巻き上げがまかり通っていました。また、飲酒、喫煙、恐喝、暴行を繰り返す不良グループのせいで学校は無法地帯になっていました。正義感の強かったM君はこのままではいけないと思い、「3年になったら不良グループの巻き上げや暴力をなくす。」といっていました。ところがそれを聞きつけた不良グループは、彼を公園へ呼びだし暴行を続けました。
 その結果彼は亡くなってしまったのです。

指示1:

話を聞いての感想を書きなさい。

伝えたいことが、あふれてきている様子がわかる。怒りと悲しみを抑えきれないようだ。教室内にペンを走らせる音が響く。
「何で殺したのか。なぜこんなことをしたのか分からない。同じ中学生ということがすごくこわい。」「とてもひどい話だ。ただ悪いことをやめさせようとしただけなのになんでこんなひどいことをされて殺されるのか。」
たくさんの生徒が発表した。

発問3:

このような悲しい事件になる前に、誰が何をすれば良かったと思いますか?
次から選びなさい。(不良の親、友人、先生、その他)またその理由も書きなさい。

「親である。1番一緒にいたはずなのになぜこうなるまで気づかなかったのか?」
「先生。もっと小さいうちになんとか止められたはずだ。」
「友人。気づいて注意してあげるのが友だち。」
先生いう意見も多かった。発表させ、次のように生徒に話をした。

この事件から、学ぶべきことはたくさんあります。命の大切さ、正義、友情などです。ですが、今回は、「ルール」ということに焦点をあてて話します。
 不良グループのしたことは、人間として最低のことです。ただ、想像してみてほしい。彼らは生まれついての悪人だっただろうか。始めはこのクラスのみんなと同じように、希望を持って学校にきていたんじゃないでしょうか?それが、ふとあるとき誰かがルールを破った。ヘルメットをかぶらなかったとか、学校に不要物を持ってきたとか、そんなことだったはずです。人を殺す前に何か予兆があったはずです。

紙と鉛筆を用意し、見せながら説明する。

白い紙に、針で小さな穴を開けるようにルールを破ってみます。それが達成されると鉛筆で開けます。次は、指で、次は棒でというように穴はあっという間に広がってしまいます。

実際に紙に少しづつ穴を開けて、最終的にはビリビリに破きゴミ箱に捨てる。

だから先生は、穴が小さいうちにふさぎます。のりを使ってテープを使って何とか直します。ときに、口うるさいと思われても、穴をふさぎます。ほうっておくとみんなが悲しい思いをするからです。
 ルールをやぶることが許された状況というのは、自由のように見えますが、楽しくないのです。そんな学級で体育祭をやっても、レクをやっても、みんなが好き勝手やっているので楽しくないのです。みんなにはそんな思いをしてほしくないのです。だから、ルールがあるのです。「たかがルールといわず守ってほしいです。」

指示2:

今日の授業の感想を書きなさい。

「ルールとは私たちのことを守ってくれるものだと気がついた。」「友達のためにもルールをやぶらないようにします。もし、やぶったら叱ってください。」
「私はこの話のようなことにはなりたくないと思った。ルールはめんどくさいものだけど私たちにとってとても大切なものだと思った。
など、ルールの大切さに気がついたという感想をみんなが書いてくれた。


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