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TOSSランドNo: 2320193 更新:2012年12月12日

学級通信は学級経営に役だつか?


1、学級通信のどこを見るのか

これまでは、学級通信の役割を以下のように感じていた。

日頃の学校生活を余すことなく紹介することによって、保護者とのコミュニケーションを図る役割を担うものである。

 しかしである。本当に保護者の方は見てくれているだろうか。

2、クラスの様子より、我が子の様子より・・・

保護者は学級通信を読んでくれているということは、当たり前のことではないと思う。
仕事で夜遅くなる、子育てや介護など様々な事情がある家庭も多い。
読まない確立のほうが高い家庭もあると考えた方がよい。勿論、しっかりと読んでくださる方もいるが、そのような保護者は限られているのではないかと思う。 
読んでいただく工夫としては、クラスの様子をドラマチックに表現する、詩や絵などを紹介する、写真を使う・・・様々あるだろう。これらのことも大切なことであるし、楽しみにしてくださる保護者もいるだろう。

しかし、一番大切なことはそこではない。 

絶対に目を通すものといえば、「連絡事項」である。そんなものは学校便りなどでも伝えられているから必要ないと思われるかもしれない。私もそう思っていた。

しかし、人間誰でも見落とすということはあるもので、結局「連絡事項(行事予定や準備物など)」は何回紹介しても迷惑がられないものなのである。逆に何度か手紙が出されている行事のお知らせでも、学級通信の連絡で初めて知ったという例もあるくらいである。

連絡事項は何回紹介してもし過ぎではない。
これが定着すると今度の担任の先生が書く通信は早め早めに行事予定、準備物を教えてくれるというイメージが出来上がる。

3、忘れ物について紹介する

連絡事項の下に、忘れ物についてさりげなく紹介することは、思った以上に効果が大きい。

(例)最近忘れ物をする子が目立ってきました。今日は、算数の時間に使う分度器を忘れていた子が5人いました。ご家庭でも声をかけていただきたいと思います。

これだけでも効果が現れる。1回で効果が現れないときは、2,3回続けてみるとよい。忘れ物のない授業は、いらぬ注意をする時間を削ることができる。授業のリズムを狂わすことがなくなるのだ。忘れ物チェックなどはしていないが、通信に紹介することで防げるものである。

4、学級通信で授業の様子を紹介する

なぜ授業の様子を紹介するのがよいか。

① 毎日書けば毎日レーポートを書いているのと同じ。 
 ・相手は保護者である。毎回、返事があるわけではない。しかし、緊張感がちがう。発問、子どもの反応、作業時間・・・などどれも正確に報告しなくてはならない。真剣勝負である。

② 授業を振り返る(メタ化する)
 ・自分の授業を振り返るには、やはり書くことが一番だと思う。口で、頭の中で反省することはたかが知れている。書いてみて初めて気づくことが多い。内容がない授業は、自分の思いは書けても「子どもの動き、発言、考えがなくて」、通信にならないのである。
具体的なエピソードのない通信ほど面白くないものはない。
どの授業でも通信に書けるというのが今の目標である。(遠いけど・・・)
・また、書くことによって「自分の発問、指示がいかに明確でないか」が明らかになる。頭の中では、「今日の授業良かったなあ」と思って通信に書いてみると、そうでもなくて「こうすりゃよかった」と反省するのである。
自分の授業をテープやビデオにとって後で分析するのと同じような効果があるのではないかと思う。

③子どもも自分の発言を振り返る
・通信は子ども達もよーく見ている。6年生でも2年生でも同じである。
自分のことが載っていればなお更である。だから、授業報告には子どもの発言・考えはできるだけ紹介する。(ニヤニヤして見ているし・・)  
・また、子ども達も通信を見て初めて自分の発言を振り返るのである。授業中の自分の言葉が文章化されてみて初めて考えるのである。
 「こんな言い方したっけ?」「(私も)なかなかやるじゃない・・・」と感じることが、次の授業に変化をもたらすのである。

※通信を、ただ配るだけでは効果は上記のような効果は望めない。帰りの会などで、配った後教師が淡々と読む。子どもたちは、真剣に聞くはずである。

④文章修業である
・毎日書けば、日に日に文章力は向上する。書くスピードも速くなる。見やすいレイアウトも考えるようになる。(たいしたことないけど・・・)なかなか毎日書くことができないのを言い訳にしている自分が情けないのが現状である。毎日書かれて人はそれだけでも尊敬してしまう。

5、学級通信は学級経営に役立つのか

答えはYesである。

学級経営は一にも二にも授業であると思っている。学校生活のほとんどは授業である。その授業で、子ども達は充実感や、達成感、存在感、チャレンジしてクリアした喜び、誉められ、認められた喜びを求めているのである。少しでもあればそれだけで、立派な土産を持って家に帰れるし、学校に来れる。
大切な授業の腕を上げるための修業に学級通信は欠かせない。
保護者に読んでもらうかどうかというのは、おまけであって自己満足でしかない。(たまに、保護者の方からお手紙や感想をいただくと嬉しいけど。)
とにかく書く。100号を越えると新しい峰が見えてくる。


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