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TOSSランドNo: 3027756 更新:2013年11月30日

中学1年英語の最初の3時間(2時間目・Q&Aの工夫)


定着させるべき「英語の授業のイメージ」は次の5つである。

イメージ1:英語を使う  イメージ2:テンポがいい イメージ3:わからないときも安心だ

イメージ4:すぐに上達する  イメージ5:楽しい

この5つのイメージを定着させるために、「変化のある繰り返し」を行なう。

活動例1:Q&Aの工夫

1時間目と同じようにテンポよくリピートさせる。その後、前回と同じようにQ&Aを行なう。

T: What's this? (黒板を指差しながら、さりげなく質問を入れる。)

Ss: Blackboard. (先生のジェスチャーで何を聞かれているかを推測して答える。)

これを前回と同じように一通り終わらせる。

そして、ここから先が前回と「変化」するところである。同じ流れではあるが、違うパターンの質問を入れる。

T: Is this a blackboard?(黒板を指差しながら)

Ss: ???(違うパターンなので答え方がわからない。そこですかさずヒントを出す。)

T: "Yes" or "No"? Is this a BLACKBOARD?(生徒が知らない"Is this"よりも、そこさえ聞こえれば意味がわかる"blackboard"を強調するのがポイント。)

Ss: Yes! (必ず答えられる。おそらく半分以上は答える。)

T: Is this a door? (ドアを指差して)

Ss: Yes!!! (今度は全員答えられる。しかも声が大きくなる。)

これでOK.前回からしつこいくらい書くが、「説明はいらない」。しかも、「日本語もいらない」。「物」や「場面」を用意して、「的確なヒント」さえ出せば、必ず生徒は答えられる。

さらに変化させる。数回"Yes"の答えになる質問をした後、"No"になる質問を入れる。

T: Is this a door?(窓を指差しながら)

Ss: No.("Yes"のときより声が小さくなる。)

T: Is this a chair?(机を指差して)

Ss: No!!!(声の大きさが元に戻る。)

テンポよく、どんどんやる。子どもはすぐに慣れる。問題なく「変化」についてくる。しばらく解説無しで対話を載せてみる。どこで「変化」しているか、どんな工夫がなされているか考えてみよう。

T: Is this a book?(本を指差しながら)

Ss: Yes!

T: Is this a book?(ノートを指差して)

Ss: No!!!

T: Is this a notebook? (同じノートを指差して)

Ss: Yes!!!

T: Is this a book? (またまた同じノートを指差して)

Ss: No!

T: What's this?

Ss: ... Notebook...

T: Great!!! Notebook!!! Is this a desk? (机を指差して)

Ss: Yes!

T: Is this a desk? (椅子を指差して)

Ss: No!!!

T: What's this?

Ss: Chair!!! (今回は声が大きくなる。)

T: Is this a pen? (えんぴつを指差して)

Ss: No!!!

T: What's this?

Ss: Pencil!!!

おそらくポイントがおわかりいただけたと思う。これで"Is this -?"と"What's this?"が一つの自然な流れとしてくっついた。

さて、これをさらに「変化」させる。

T: Is that a clock?(時計を指差しながら)

Ss: Yes!!!

"Is that -?"は初めてなのに、子どもはなんのひっかかりもなく答える。なぜか?それは、"clock"の方に注目しているからである。なぜ"clock"に注目しているのか?それが必要な情報のすべてだからである。そこさえ聞けば、"Yes"か"No"で答えられる。(教師の方も"clock"の方を強調して言えばいい。)私達がとらわれてきた「文法」なんていっさい気にしない。「何を聞かれているか」さえわかればいい。初心者の「強み」である。この考えは、是非、小学校の英語教育でも心していただきたい。「文法」と「書くこと」から解き放たれれば、なんと英会話の簡単なことか。(もちろん入門レベル。)

長くなったが、あと一つだけ「変化」を紹介する。今度のポイントがわかられるだろうか?

T: Is this a chair? (机を指差しながら)

Ss: No!

T: ...(何も言わずに、ジェスチャーでさらなる答えを要求する。)

Ss: ..Desk..

T: Desk! Great!!! Is this a book? (ノートを指差しながら)

Ss: No.

T:(ジェスチャーで要求)

Ss: Notebook!

T: O.K. Is this a window? (ドアを指差しながら)

Ss: No! Door!!!

なぜ、"What's this?"と言わないのか?「たずねられないと答えない」子になってほしくないからである。「付加情報を言える」子になってほしいからである。「あなたは野球部ですか?」と聞かれて、「いいえ。」で終わってほしくない。「いいえ。ぼくはサッカー部です。」とちゃんと自分の方から必要な情報を発信できるようになってほしい。その訓練が、もうここから始まっているのである。

 このあと、一人一人にあてたり、<1時間目のイメージ5>で紹介した列対抗のゲームなどをするといい。前回は日本語(1点)、英語(2点)だったが、今回は"No."のあとに情報を付け加えたら(3点)にするといい。「変化のある繰り返し」の発想はいろんなところで使えるのである。


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