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TOSSランドNo: 1145020 更新:2013年11月27日

「出席議員の過半数」の授業


国会の本会議の表決は、出席議員の過半数で決する(憲法第56条第2項)。
出席議員が10名だとします。

発問1:

過半数は何名ですか。すべてノートに書きなさい。

指示1:

書けた人は、前に持っていらっしゃい。

 早い生徒は5秒くらいで持ってくる。
 正解は、6・7・8・9・10名である。
 5名と書いた生徒は×である。5名では、過半数にはならない。
 可否同数では、「議長の決するところによる」ことになる。
 正解は半数くらいであった。

発問2:

それでは、「6名」を導く計算式を書きなさい

 正解は、10×1/2+1 である。
 +1が、なかなか出てこない。
 ノートを持ってくる生徒自体が少なく、半数くらい。

説明1:

過半数だから、半数を「過」すなわち、越えなければならないのです。
だから、+1です。

 これで終わってはいけない。

発問3:

次の問いに答えなさい。書けたら、ノートを前にもっていらっしゃい。
問1 1 10名の1/2
   2 10名の1/2以上
   3 10名の過半数以上

 正解は、1 5名
     2 5・6・7・8・9・10名
     3 解なし(過半数「以上」という言葉はない)
 1 2は、特に問題はないが、3は、全滅である。
 成績優秀な生徒も、次々に×である。
 何度も持ってきては、×をもらって帰る。
 教室は騒然となり、なんで?なんで?という感じで、熱中している。
 1○、2○、3× の連続である。
 なかに、11名と書いてきた生徒がいる。
 △ とした。
 10名の出席者なのに、11名はない。
 しかし、あえて11名と書いてきたところを買って、△とした。
 次々と、×で斬られる者が続出のなかで、
△ が、でました!
 というと、教室に驚きの声が上がる。
 特に優秀な生徒ではない。他の生徒は、
え、なんで
 という感じである。「11名を△としました」
 ここで、教室の雰囲気が変わる。
あっ、そうか‥‥
 気付く生徒がぼちぼちで始める。
そんなん、無いんちゃうん?
そのとおり、えらい!!

説明2:

「過半数」という言葉自体に、半数+1「以上」という意味が含まれています。
だから、「過半数以上」という言葉は、ないのです。

 当然、2で割り切れない場合は、切り捨てて+1ではあるが。
 いや、人間の体は割り切れずに余らすことはできないから、
 切り上げて一人と数え、半数を過ぎたとするべきかもしれない。
 このあたりも、「過半数」という言葉の意味に含まれているのだろう。
 計算式で、表すこと自体、無理かもしれない。
 しかし、1/2や1/2以上とは違うんだ、ということは理解できるであろう。

テストで、議決に必要な数を問うと、
出席者の、1/2、1/2以上、過半数以上 という答えが少なからずある。
すべて、×である。特に、過半数以上が多い。
 憲法第56条第2項には、
両議院の議事は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、出席議員の過半数でこ
れを決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。
 とある。
 「過半数」という一言で、20分は盛り上がることができた。


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