TOSSランド

コンテンツ登録数
(2017/04/28 現在)

21395
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 1119125 更新:2013年11月27日

一文を授業する


トンネルをぬけるとそこは雪国だった。

上の一文を教材として授業をする。

発問1:

どう区切って読みますか。

 全員に何度かゆっくり読ませた後で発表させる。教室は子どもが区切ったところで行をかえて板書する。次のようにである。

A トンネルをぬけると
  そこは雪国だった。

B トンネルをぬけると
  そこは
  雪国だった。

 上のA,Bの2通りの読み方が支持された。
 「A,Bのうち自分はどちらをとるか。それはなぜか。」を話し合わせた。
 「と」「そこは」に子どもは注目した。つなぎの言葉としての役目をしていると子どもは言った。
 Aは2場面、Bは3場面として読めるという意見が出された。
 A支持派の中から「そこは」はなくても意味は通じるという意見がだされ、B支持派から「そこは」があった方が雪国の静まりかえった感じがするという意見が出された。
 なお次のように読むと五・七・五になるのだが、私の教室ではこの意見は出なかった。

トンネルを
ぬけるとそこは
雪国だった。

発問2:

話者はどこにいますか。図をかいて説明しなさい。

 「トンネルの中」ではないことが出される。「出口にいる」「出口からはなれたところにいる」が残る。

発問3:

トンネルは長いのですか。
それとも短いのですか。

 次のような意見がでる。
 ・トンネルの前は雪国でない文だ。トンネルに入ってすぐ出て雪国だったらおかしい。だから長い。
 ・「そこは」からトンネルの前は雪国でなかったことがわかる。トンネルの前も雪国なら「そこも」とか「ここも」とか言う  はずだ。
 ・「だった」は、想像外な所へ来たということだ。ということは遠くから来たということで、だからトンネルは長い。
 ・雪国に行くまでには山がいくつかあるから長いトンネルになるはずだ。

わずか1文である。しかし1時間かかる。

指示1:

自分の考えを作文にまとめなさい。

 次に子どもの作文を紹介する。根拠を明示して自分の考えを主張する文体で書かれる。

   トンネルをぬけるとそこは雪国だった。          飛岡 仲行
 問題①どこにいるか?
 トンネルをぬけたばかりのところ。わけ、トンネルの中にいると、〈トンネルをぬけると〉の〈ぬけると〉とゆうのはつかうはずがないし、トンネルをぬけてしばらくたったところにいるとすると、もっとほかのいいかたをすると思う。たとえば、〔トンネルをぬけてから1面見まわしてみるとそこは雪国だった。〕とか、かいてあると思う。だからのこりのトンネルをぬけたばかりのところがいい。
 問題②トンネルは長いか?
 長い。わけ、〈そこは雪国だった。〉と書いてある。それは、この詩を書いた人が雪国じゃないところからきたからいえることばで、雪国の人だったらたぶんこうかくと思う。〈トンネルをぬけるとここも雪国だった。〉とぼくだったら書くだろう。とゆうことは、むこうの方は雪ぐにじゃないんだから、そのあいだにはなにかがある。だからそこにトンネルをほったと思う。たぶん山があったと思う。もしその山が小さくて、トンネルもみじかいんだったら、雪は、むこうの方にもいくはずだから、大きい山のところにトンネルがあるんだから、トンネルは長い。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド