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TOSSランドNo: 3866349 更新:2013年11月27日

5年社会「伝統工業(熊本川尻桶)」(討論活動2)


※準備物(川尻桶、プラスチック製の桶、広用紙、工芸会館のリーフレットや教室の案内、手紙枠)

(1)討究活動を行う。

指示1:

この前の勉強の続きをします。少ない人たちから反対意見をどうぞ。

 少数意見を大切にしたいので、なくなってもいい派の子どもたちから発表させた。話し合いを焦点化させるために進行は教師が行った。
 川尻桶を使わないとすると、現在はプラスチック製の桶を使うのが一般的であろう。そこで、2種類の桶を比べることで話し合いを進めた。
 最終的には、なくなってはいけない派の理由は全部残り、なくなっていい派の理由は全部消された。主な反対意見は以下の通りである。
 ア、自然がなくなるかもしれないからについて
   ・木を捨てるとくさって自然にもどるが、プラスチックはくさらないからごみ         がどんどん増えていくから
   ・木を燃やすと灰になるが、プラスチックは燃やすと害になるから
 イ、350~400年前からやっているからもうやめてもいいについて
   ・歴史はなくなると2度ともどらないから
   ・昔のことを知るために残した方がいいから
 ウ、資源のむだづかいだから
   ・人の役に立っているのだからむだづかいではない
   ・木はリサイクルできるけれど、プラスチックはできないから
 エ、材料が減っていてこれ以上使ったらサワラがなくなるからについて
   ・他の材料を探せばいい
   ・木をまた植えたらいい
   ・木は何十年で育つが、プラスチックの原料の石油は何千年とかかるから

(2)最終的な自分の考えを書く。

指示2:

話し合いを終えての考えを書いてください。

 なくなってもいい派だった一人が「昔の人がせっかく思いついたアイデアだし、心がこもっているから」との理由でよくない派に意見を変えていた。変えなかった3人は、「木をこれ以上つかったら空気がよごれるから」という環境面を理由に挙げていた。
 なくなっていけない派の主な理由は以下の通りである。
   ・木の桶には歴史があるし、人の心がつまっているから
   ・最初プラスチックがいいと思っていたが、環境には木がいいとわかったから
   ・川尻桶を作っている人は、桶作りが好きだから
   ・川尻桶は、まだ役立っているから
   ・川尻桶はじょうぶだから
   ・昔の人がいっしょうけんめい考えたものだから
 環境に対するよさを挙げている子16人、歴史があることを挙げている子19人、作った人の心が込められていることを挙げたこどもが6人であった。

(3)満崎さんに手紙を書く。

 満崎さんは、みんなが考えたような理由で桶作りを頑張っているのですね。くまもと工芸会館でも伝統工業を守るためにいろいろな取り組みをしているのでしたね。満崎さんも工芸会館で教室をしたりしているのですよ。
 川尻桶を残すために頑張っておられる満崎さんに、見学旅行のお礼を兼ねて手紙を書きましょう。

3 考察

 進んでできた児童は30名(36名中)、楽しくできた児童は31名であった。どちらの観点も「どちらでもない」とした児童がこれまでより多くなっている。日頃から発 表を苦手とする児童にその傾向が見られた。これは、学習問題が少し難しかったからだと考える。
 しかし、多くの児童が川尻桶の良さを捉えることができた。それは、満崎さんへの手紙の中にも表れている。歴史的な良さ、環境に対する良さ、技の良さなど、手紙の中にたくさんふれられていた。特に、手紙の中に技のすばらしさにふれたものが多かったのは、実際見学という体験を通した結果であろう。


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