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TOSSランドNo: 8615693 更新:2013年11月27日

食といのち


先行実践: いのちの教育と食育 「いただきます」 (三宅孝明氏) の授業を
D表検定(5分間バージョン)にしました。始めに授業記録をのせ,その後
検定の際にいただいたコメント等をのせ,授業を振り返っています。

発問1:

食事の時には何と言ってから食べますか?

説明1:

私達日本人は,食事の時「いただきます。と言ってから食べます。
「いただく」というのは,「もらう」という意味の敬語です。

発問2:

では,誰に,何をもらっているのですか?
    ・「お母さんからご飯を」・「食べ物からいのちを」

説明2:

「いただきます」と言うときには,手も合わせますね。
それにも何か意味があるのでしょうか?

発問3:

ペリーです。鎖国時代の日本にやってきて,日本と日米和親条約を結び
日本を開国させた,と言われています。<ペリーの写真を提示>
ペリーは何をしに日本にやってきたのでしょうか?     
挙手で発表を促すが,なければ次の説明に進む。

説明3:

日米和親条約の中には次のような文があります。 
<2条,8条を提示し,「水」,「食料」,「薪」のみ色を付けていおく>

発問4:

「水」や「食料」をくれと言っています。これは分かりますね。
「薪」もくれと言っています。「薪」は一体何に使うんでしょうか?
    ・蒸気船を動かすため。  ・食事の準備のため。
「蒸気船」と答える子どもには,「黒船」(帆船)の絵を提示するなどして
当時は風力であったことを伝える。

発問5:

黒船の上では,薪をたいて,何かを煮込んでいたんです。
     何を煮込んでいたのでしょうか?
     <竈で何かを煮込む様子の絵を提示>
    ・食料    ・鯨

説明4:

時の人々が使っていたランプです。燃料は鯨から捕れる油,「鯨油」です。
今に例えると石油で,世界中の人々は「鯨油」なしでは生活できなかった
のです。だから,アメリカは「薪」をくれるように要求したのです。
<江戸時代の生活風景の中にランプが入っている絵を提示>
<鯨油の文字も,説明の中で提示する>

説明5:

日本人は肉を食べたり,鯨油をとるだけでなく,鯨のあらゆる部位を
使ってきました。
日本では,「鯨には捨てるところがない」と言われています。

発問6:

外国ではどのようにしていたと思いますか?
    ・日本と同じように全て使っていた。   ・捨てていた。

説明6:

外国では鯨油だけとって,のこりはほとんど捨てていたのです。
     勿体ないですねー。

発問7:

日本人は食材の全てを捨てることなく上手に使ってきました。
     鯨以外にもどんなものがあると思いますか?
    ・知っていれば発表させ,知らなければ先に進む。

説明7:

例えば稲です。ぬかや籾殻は肥料にします,藁は草履や縄にしてきま
した。それから豚です。沖縄では,手足,顔,耳,そして血までも食べます。
こうして日本人は,食材の全てを無駄なく使い切ってきました。
   

発問8:

鯨をたくさん捕ってきた場所には「鯨塚」というものがあります。
<各地の鯨塚,供養塔を写真提示>
先生が暮らしている壱岐にもたくさんありましたが,今は1つしか残って
いません。<壱岐の鯨塚の写真提示>
昔の人々は,何のためにこれをつくったと思いますか?
・鯨の霊を弔うため。

説明8:

鯨の霊を弔うためと,今後もたくさん鯨がとれますように,という願いを
込めて,人々は手を合わせました。
食材になった生き物の全てを上手に使うだけでなく,供養もしてきたのです。
食事の前の「いただきます」,何から何をもらうのか分かりましたね。

≪授業後のコメント≫ (中尾の指導力に関するコメントは削除)

  ・「いただきます」で始まり,「いただきます」で終わるのは最初と最後がリンク
   していていい。しかし,普段元気に言うことのできない「いただきます」と授業
   後の「いただきます」を比較させるといい。
  ・スムーズに進んでいるが,起承転結の流れがなく,山場も不足している。
  ・説明(教師の語り)が多くなっているので,もっとサイトに語らせたり,考える
   場面の設定が必要。
  ・モノの活用が不足していた。(例えば鯨から作られた製品や,残さず使い切
   っている食材など)

 ≪再追試される方へ≫

   この授業では「鯨の供養塔」を扱いましたが,「供養塚」は全国各地に存在し,
  供養されている生き物も様々です。
   上記のコメントを参考に,その土地で供養されている生き物,またその加工
  品等を授業に持ち込むと,もっとダイナミックに進められると思います。
  D表検定でオリジナルの授業を作る時,参考になれば幸いです!

  ●先行実践
    いのちの教育と食育「いただきます」(三宅孝明氏)の授業記録及び
   コンテンツは下記に在中。
   「インターネットを使った道徳授業・ボランティアの授業 第10集」
                               TOSS岡山サークルMAK 
    
  ●参考サイト
    「(有)平戸口 吉善商店」   「Greenpeace Japan」  
    「日本捕鯨協会」        「世界に誇りたい日本の捕鯨文化」
    「ペリーが日本に来たわけ」  「日米和親条約」


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