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TOSSランドNo: 7972781 更新:2013年11月27日

「失敗に触れない」ことも「思いやり」である


 あるクラスで『麦わら帽子』の授業中、作品の主人公の心境に同調して「自分で自分の失敗を分かっていて落ち込んでいる相手には、それ以上何も言えないよね」と話したら、お調子者のA君が、いつものように「ううん」と反応した。
 冷たい反応に思わずカッとなり、、国語の授業から学級指導へと気持ちが変わっていった。

 じゃあAK君は体育大会の長縄大会で失敗する人がいたら『おまえのせいだ』って言うんだ。
 リレーでバトンを落としたら『おまえのせいだ』って言うんだ。
 (A君が「まずい、調子に乗りすぎた」という顔をする)。

 少し落ち着いてエピソードを語る。

 失敗した子は自分で悪いなあと思っている。
 自分で悪いなあと思っているんだから「おまえのせいだ」なんて言う必要はない。それは言ってはいけない言葉だよ。
 
 以前3年の担任だった時、合唱コンクールでピアノの伴奏が何回か止まっちゃった。
 そのせいかどうかは分からないけど、うちは入賞できなかった。入賞をめざしてがんばってきたから、みんながっかりきていたと思う。

 でも、その後、うちのクラスでは合唱コンクールの話題は一切出なかった。
 話題を出せば「ピアノの伴奏が失敗した」っていう話になるに決まっているから、みんな、触れなかった。
 この組のみんなは「すごい!」と思った。

 「失敗した人が一番辛いんだから、失敗したことは触れないでおく」っていうのは、大切な「思いやり」なんだ。

 ムキになって一気に話した。
 勢いに負けたかのように、みんな静かに聞いていた。、
 臨時の学級指導のような時間だった。


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