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TOSSランドNo: 2320497 更新:2013年11月27日

工業高校定時制・1年生での私の「黄金の3日間」(その1)入学式指導編


 最初の「黄金の3日間」なら、どんな生徒も教師の指示を聞く。
 定時制の新入生であっても、しかり。 
だから、気になることを見つけたら、即、注意を与えることが大切である。

 これをいやと言うほど思い知らされた3日間だった。

   <エピソード1>
 入学式の予行練習中。金髪、赤髪、金のネックレスにジャージずるずる、非常に目立つ生徒達数名。着席時も足は組む、ふんぞり返る、私語、クスクス笑い。
 たまたま、私のクラスの生徒ではなかったが、そっと近寄っていった。
 まず、「しーっ」という身振りをする。続いて、小声で

「足をそろえなさい」

 彼らは少し驚いた様子で、あっさり足を戻した。しかし習慣なのか、2,3分経つと
また同じ格好になる。私は再び小声で言う。

「足をそろえなさい。他の人たちはそうしていますよ」

 そして入学式本番。気になるその一群は、意外や意外、最初から最後まで、クスクス笑いこそあったが、足は組まずに終わった。

 <エピソード2>
 予行練習が終わって体育館から出る時、彼らの一人から声をかけられた。
 「明日、制服来てこなきゃいけないの?」
 これはアドバルーンだな、と直感した。

「はい。学生さんらしい格好で来て下さい。」私は短く答えた。

 これだけでは足りない。早速、学年団の2名の先生と相談して、全体の場で確認した。

「明日は、中学校の制服で来て下さい。どうしても制服の都合がつかない人は、
学生らしい服装を心がけて下さい。」

 当日、普段着の生徒も2,3名いたが、ほとんどは中学校の制服を着てきた。
 気になる一群は、・・・ビジネススーツを着てきた。

<エピソード3>
 我がクラスの貴重な(?)某やんちゃ君。
 クラスに分かれて最初のHR。出席番号順に呼名をする。
 彼一人だけが、イスに斜めに腰掛け、大きく片足をはみ出させていた。
 これはアドバルーンだ。目を合わせ、

「○○□□くん! まっすぐ座って下さいね。・・・(あわててきちんと腰掛ける。
それを確認して、)えらいね、すぐに直せて!」

 そして再び、呼名を続けた。
 このやんちゃ君、いたって単純で、凶悪さはみじんもない。しかし、校内見学の時も
あちこちの電気を消してみたり、オリエンテーションの場に飲みかけの缶ジュースを持ち込んでみたり、勝手な席に座ったり・・・。ジュースに関しては、

私は笑顔で「ごめんなさいね、授業中だから預かるね」と言って、さっと缶を
取り上げてしまった。

 帰りがけにもう一度、「ごめんなさいね(謝る必要もないのだが)、授業中に飲みかけのジュースを持ち込んではいけないんだ。みんな飲みたいからね。」と言ったら、
「いやあ、いいんです」と笑顔で返してきた。
 席もしかり。

「○○くんの席はここですよ」

これでおしまい。それで座った。 
他にも、土足の禁止、式中や授業中の携帯電話の禁止、室内で帽子を取ることなどなど、

 初日から、学年団で統一して

言い続ければ、ルールは守られる。
 いずれも、2~4年生にはついに徹底できなかったルールだ。
 しかし、ほんのささいなことでも、教師がアドバルーンを見逃せば、加速度的に生徒は崩れていくだろう。

 生徒にとっては、ある現場に対して、「教師が何も言わない」ということは、
 即「やっても許される」ということになるのだ。

 まだまだ予断を許さない状況である。緊張の高い、眠りの浅い日々が続く。
 今度の勝負は授業。気をつけて戦いたい。 


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