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TOSSランドNo: 8759687 更新:2013年11月27日

リトマス紙第1時の指導を改善する


今まで、何度担当しても、リトマス紙の通過率がよくない。

 75%~80%なのである。

 中性の通過率は100%近いのにである。

 酸性とアルカリ性を逆転して覚える子がいる。

 ただ逆転しているだけでは無い。

 塩酸は酸性だと「知って」いるにもかかわらず

 強いにおいがあって、蒸発させると何も残らず、かつアルカリ性(ママ)※「酸性」の誤り の水溶液は何か?

 という問いに「アンモニア水」と答えるという誤答が3~4割あるのだ。

 ※ 実際の問題は、文による表記でなく、図、写真、テーブル+文で表記されている。

 ここが理科専科13年といえども、毎年毎年、これでもか、これでもかと実践をしても通過できなかった壁なのだ。

原因として考えられることを列挙してみる。

① 複合的に考える訓練の不足、あるいは「消去法」という思考方法の問題なのか?

② ADHD等の発達凸凹のために、問題を最後まで読まないで、「つよいにおい」という語句を見た瞬間に「わかった!」と早合点するのか。

③ はたまた、酸性とアルカリ性の判別に何らかの誤解があるのか

いずれにせよ、わたしの授業のどこかに欠陥あるいはムリ・ムダ・ムラがあるに違いないのである。

今までは、次のことを一時間で授業していた。

① リトマス紙の扱い

② 酸性・アルカリ性の判別

③ 食塩水、石灰水、アンモニア水、炭酸水、塩酸のご種類の水溶液を酸性・アルカリ性・中性に分別する

どうも、コレがまずいのではないか、と単元突入直後に考えた。

 考えた、というよりも、トイレで物思いに耽ってたらヒラメイタという方が現実に即している。

 そこで

 今年はこうやってみた。

リトマス紙の扱いと、酸性・アルカリ性・中性の判別だけで1時間。

リトマス紙の扱い(ピンセット等)は、ここでは省く。

① 三種の水溶液を準備する

クエン酸  重曹(炭酸水素ナトリウム)  水道水

※ 最初に、赤いリトマス紙一枚を使い、「勇者」を一人選び、口に含ませる。

 リトマス紙の原料は海藻由来であるから、とりあえず無害であろう。

 唾液によって、赤⇒青に変化する。

 
 余談だが、尿には尿酸が含まれているので、青が赤に変わる
 ※「よゐこは」マネしてはいけません。

説明1:

② このようにリトマス紙は「色が変わるものだ」と教える。

③ リトマス紙(赤・青ペア)に水道水をつける。

指示1:

変わらない

  これを「変わらない」と言います。
  言ってごらんなさい。

(ア)の水溶液 ⇒変わらない   と板書

指示2:

これは水道水です。リトマス紙の色が変わらないものを「中性」と言います。

  言ってごらんなさい。

  変わらない ⇒ 中性 とノートに書きなさい。

④ リトマス紙(赤・青ペア)に重曹水をつける(正体は明かさない)

説明2:

(赤が)青くなる。

   これを「青くなる」と言います。

   言ってごらんなさい。
  

(イ)の水溶液 ⇒青くなる と板書

指示3:

 青くなる ⇒ アルカリ性 とノートに書きなさい。

   これは重曹、炭酸水素ナトリウムの水溶液でした。   
   漬物やふくらし粉に使う食品添加物です

   ※舐めたい人は舐めてみてもいいですよ。(苦い)

⑤ リトマス紙(赤・青ペア)にクエン酸水をつける(正体は明かさない)

説明3:

(青が)赤くなる。

   これを「赤くなる」と言います。

   言ってごらんなさい。

(ウ)の水溶液 ⇒赤くなる と板書

指示4:

 勇敢な少年よ、この水溶液を舐めてみなさいと指示する

   ※クエン酸は食用になるので無害である

子どもは酸っぱいという。
⑥ 酸っぱい と板書する。

指示5:

リトマス紙が赤くなる水溶液を「酸性」と言います。

   酸性、言ってごらんなさい。

   赤くなる ⇒「酸性」とノートに書きなさい。

説明4:

 梅干は酸っぱいです。  
   梅干は赤いです。   
   「酸っぱくて赤いのは酸性です。」

指示6:

 全員起立。 「酸っぱくて赤いのは酸性です。」

   3回言ったら座りなさい。

説明5:

⑦ これはクエン酸の水溶液でした。クエン酸はしそジュースを作るのに使う食品添加物です。

⑧  ダメ押しをする。子どもに答えさせる。

発問1:

赤くなるのは?(男の子だけ、女の子だけ、全員、○○君だけ)

 青くなるのは?(男の子だけ、女の子だけ、全員、○○君だけ)

 変わらないのは? 男の子だけ、女の子だけ、全員、○○君だけ)

 このようにして、赤くなるのは酸性、青くなるのはアルカリ性、変わらないのは中性。

 これを教えてから、教科書に載っている5種の水溶液の判別に入る。

 一時間で教えると、アルカリ性・酸性・中性という用語と、赤くなるのが酸性という定義と、アンモニア水はアルカリ性という「性質」の三つを一度に教えることになり、子どもが混乱する(のだと思う)

 ぜひ、追試したら、追試報告をTOSSランドにアップして欲しいと思う。


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