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TOSSランドNo: 2699518 更新:2013年10月26日

【向山実践追試】学級開きでやると効果があがる「口に二画足してできる漢字」


【向山実践追試】学級開きでやると効果があがる「口に二画足してできる漢字」

 4月に、新しいクラスになって、初めて出会う日を「学級開き」という。
 子供たちは、どんなに前年度荒れていようと、今度来る先生はどんな人なんだろうとワクワクしている。
 特に、高学年の場合、ここで長々と熱い思いを語ると引いてしまう子がいる。大人に反抗する思春期に入っている子がいる。
 そういう子どもの心も一気につかむには、学級開きをして3日以内に、できるだけ早い時期に、楽しく知的な向山実践・TOSS実践の追試をしてやることが効果的である。
 授業を通して「今度の先生はちょっと違うぞ!」と思ってもらえるようにする。

口に2画足してできる漢字ゲーム

指示1:

 口に2画足してできる漢字を集めます。

説明1:

 例えば、田んぼの田がそうです。

 板書「口」を書いて、二画付け足して「田」を書く。

指示2:

 時間は3分、用意スタート!

 パッと指示を聞ける子を褒める。
 授業の最初だからと、長々とお約束を説明したり、説教をしたりする姿を見かけるが辞めた方がよい。
 長々と話をすればするほど子どもたちの気持ちは離れていく。
 それよりも「○○くんは背筋が伸びている。」「△△さんは、ノートを忘れずにもってきているから勉強に集中できるね」「××くんは、丁寧な字で書いている。素晴らしい!」など、授業の中で短く褒めていくことで学習のルールを確立していく。
 この時、「1個書けたら1年生レベル、2個で2年生、3個で3年生…。」とニコニコと笑顔で煽っていく(決して嫌味ではなく)。
 ただ、「書きなさい。」では、子どもは動かない。
 この煽りが授業を盛り上げ、子どもをのせていく。

 子供たちが、書いている間、黒板に①②③④⑤…と番号を書いて、漢字を板書させる場所を確保しておく。
 およそ3分後、次のように指示する。
 3分間は大体でよい。子供たちの様子を見て、止めるようにする。

指示3:

ストップ。鉛筆を置きなさい。

ここで、いきなりノートをもってこさせたり、発表させると、授業がグジャグジャになって、崩壊する。
次のように尋ねる。

発問1:

 10個書けた子?15個、20個…(と訊いていく)。

 この時、まず「1個書けた人?」とは絶対に訊いてはいけない。大勢の子どもが押し寄せ、一辺にぐじゃぐじゃになる。
 「10個書けた人?…」と訊いていき、数が一番多かった子を指名するのが大事だ。
 まずは、クラスの優等生を確認できる。やんちゃは授業の後半に思いっきり活躍させる。
 クラスで最高の数書けた子に板書してもらう。
 「同じのが出たら、○をつけます。もし、書いていなかったら、ノートに写します。お友達の答えを写すことも大事なお勉強です。」と指示しておく。
 そうしないと、書かなかった子が遊びだす。

発問2:

これに3個付け足せる子?(いなければ、2個・1個…)

 順次追加していく。
 この時も、決して「これに1個付け足せる子」と訊いてはいけない。
 そう訊いた途端、殺到し、授業が崩れる。
 まず、3個と訊いて、いなければ2個、1個としていく。
 最後の方は、自由な発想ができるやんちゃ坊主が、「先生、これはどうですか?」と持ってきて、みんなから、「スゲー!!」と言われて活躍することが多い。

説明2:

 1人の最高は○個、でも、みんなで力を合わせれば×個になる。
 漢字1つとっても、クラスで力を合わせれば大きな力になるね。みんなで協力していいクラスをつくっていこうね。

Kanji

 最後、このように授業をまとめれば、力を合わせることの素晴らしさを伝える学級経営上でも有効な実践になる。
 ところで、子供たちから漢字をドンドン出して時間切れになった時、もう新しい漢字が出て来なくなった時に、なかなか出てきにくいが小学校で、確実に勉強する「号・台・可」などを板書して、「こんなのも、ありましたね!」と言うと、「あ~!!そうか~~!!すげぇ!!」などと言って教師の権威も高めることもできる。

<解答例>
 田 目 甲 由 申 号 台 兄 加 四 囚 古 占 旦 旧 右 石 可 白 史 只 叶…

 漢字ゲームは、非常に盛り上がる。 漢字ゲームをやれば一気に子どもたちの気持ちをつかむことができる。
 6年生を担任した際、ある女子から、たったこれだけで、「今度の鈴木先生、すっごくいいね」 と言ってもらえた。できるだけ早く実践すればするほど効果は上がる。また、当時学級崩壊していた5年生のあるクラスの中心的な女子と放課後このゲームをしたところ、「先生、すっごく楽しかった。またやろうね!」と言われた。普段、担任の悪口を言ったり、暴言を吐いたりする目が釣りあがっている子である。非常に効果の高い学習ゲームである。
 もし、漢字が極端にできない子がいたら、国語辞典や漢和辞典を使わせてもいい。
 また、教科書の巻末を見せても良い。
 漢字ゲームで心をつかんで置いてから、この後「五色百人一首」を実施しても良い。

【参考文献】

1.向山洋一氏・千葉大学2005年度「教育課程論Ⅰ」第1回目授業
2.漢太郎のおもしろ漢字文化教室
3.漢字文化の授業 「動物の漢字」


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