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TOSSランドNo: 2050525 更新:2013年10月16日

掃除をさぼる子への指導法 


学級の「小さな荒れ」に対処する(1)

 ~掃除をさぼる子への指導法~

1年生の3学期から引き継いだ学級である。当時は、「早くやれ!」「箒を持て!」と怒鳴っていた。しかし、TOSSオホーツクの染谷先生から「教師が生徒の3倍働けば、生徒は掃除をさぼらなくなる」と聞いた。
この言葉を頼りに、掃除のシステムを作り直した。
その結果、掃除をさぼる生徒はほとんどいなくなった。それは、掃除を早く終えることに誇りを持つようになったからである。以下、その取り組みの流れを紹介する。

1年生の3学期から今の学級を引き継いだ。
帰りの会を終えて掃除が始まる時間になっても、生徒たちは一向に掃除を始める気配が無かった。
「早くやれ!」「箒持て!」
動きが鈍い生徒たちに毎日イライラしていた。
掃除が終わって職員室に戻ると毎日ぐったりしていた。

TOSSオホーツクの染谷幸二先生は「教師は生徒の3倍働く」と言う。
「早く終わらせるのはいいことだ!」と生徒に思ってもらいたい。
私は、染谷先生の言葉通り、真っ先に掃除を始めた。

その一方で、学活の時間に次のような話をした。
これらは学級通信にも書いた。

(1)ゴミは探さなければ見つかりません。
  一つの仕事が終わったからと黙っていては次に何をすればいいのかわかりません。
  教室内を良く見て仕事を探します。
(2)誰かが作業をしている間は、掃除の時間です。
(3)一人が手を抜けば、その分を他のみんなが負担しなければならなくなります。
(4)みんなが頑張れば、掃除が早く終わってみんなが幸せになれます。

働いたのがほとんど私一人だったとしても当番の生徒に声をかけた。
「今日は早く終わったな!頑張ったな!気持ちいいだろ!」
そう言うと生徒も嬉しそうな顔をしていた。
「やった、部活早く行ける!」といいながら教室を出て行く生徒もいた。

学級を引き継いだとき、帰りの会に15分、掃除には20分近くかかっていた。
日程ではどちらも10分である。
それが少しずつだが短くなっていった。
小さな進歩は、生徒の意識改革を生み出した。

私は、掃除における当番全員の動きを改善した。
箒を持って床を掃く生徒、黒板を拭く生徒、水を汲みに行く生徒などが個々に仕事を進めていた。
だから、黒板を拭く生徒は、黒板しかやらない。机拭きをやる生徒は、机拭きしかしない。
こんな状態では効率が上がらない。
最も人手がかかるのが掃き掃除である。
全員で掃き掃除を終えたあと、個別の作業をすることにした。
そして、自分の持ち仕事が終わった後は、まだ作業をしている生徒を手伝うようにした。

誰も私の提案に反発はしなかった。
なぜなら、誰よりも1番働いたからである。

そのうち生徒も工夫をするようになってきた。
椅子を下ろしながら「○○、水汲んできて!」と声をかける生徒がいた。
全ての椅子を下ろす前にバケツに水が汲んであれば、次の机拭きがスムーズにできるからである。
掃除の手順が進化した。
今では10分もあれば教室掃除は終わってしまう。

昨年の壁新聞コンクールの作品には、学級紹介の中に「私たちのクラスは、給食と掃除が終わるのがいちばん早いクラスです」と書いてあった。


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