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TOSSランドNo: 1115239 更新:2013年10月15日

読書単元はこう教える(5)5年光村国語上「読書の楽しさを伝え合おう」


 5年生という学年は、高学年らしくなっていくのが日を追うごとにはっきりわかる1年間である。考え方がにわかに現実味を帯び、他人の目、世間の目をはっきりと意識するようになってくる。また、自分がどのような世界に生まれ、どのように生きていくのかを考え始める年頃でもある。この時期には、事実を事実としてましっかり教えていくことや人の生き方に関わるような本に数多く出会わせたい。

ポイント1 大人の社会を子供の視点で描いたものがよい。

 5年生くらいになると、大人の会話の70%以上は理解している。子供の前では、うっかり親戚同士の内輪話もできないというのがこの頃である。しかし、世の中の本音と建て前を知り始めた子供たちにとっては建前ばかりのお行儀のいい話は、リアリティを持たなくなってきている。「赤毛のアン」にでてくるリンド夫人とアンのやりとりは、まさにこういった時期の子供たちをお話の世界に引きずり込む重要な役割を担っている。

ポイント2 冒険や開拓の話にあこがれを持つ。

 親元を離れることにそれほど不安を感じなくなってくる年頃である。スポーツ少年団での遠征や合宿、学校での宿泊研修を体験する機会も多くなってくる。「無人島で暮らしてみたい」とか、「宇宙へいってみたい」と夢見る気持ちもあるが、闇雲にあこがれるのでなく、「どんな世界でも状況を冷静に判断し勇敢に行動できる人物になりたい」という気持ちの方が強い。未知の世界を困難に立ち向かいながら冒険する中心人物の行動に、自分の理想とするヒーローの姿を重ねているのである。

ポイント3 生命の歴史や宇宙について興味を持つ。

 人類の進化や宇宙の誕生といった壮大なスケールの話を事実として受け止めることができるようになるのがこの頃である。時間や空間の認識が広がり、環境問題についても現実の問題として考えるようになる。この時期に説明文の読み方を身につけておくと、新聞や科学的な読み物に手をのばすようになる。「キュリー夫人」や「ファーブル昆虫記」などは、入門書として最適である。

ポイント4 読み聞かせは続ける。

 高学年になると、教科書の文章は長くなり内容も難しくなってくる。読書力の付いている子は、どんどん長編ものに手を伸ばしていくが、漢字の読み書きもままならない子にとっては本を開くのさえいやになるはずである。家庭での読み聞かせはよくて中学年までだろうが、幸いにして最近では保護者のボランティアによる読み聞かせをする学校が増えている。また、朝の読書も多くの学校で取り入れられている。そうした機会に、高学年が興味を持ちそうな事柄が、易しい言葉で語られている絵本を読み聞かせるとよい。「せいめいのれきし」(岩波書店)などは、その代表格である。

ポイント5 ブックトークをする。

 1つのテーマに対して、複数の本を紹介する。教科書では、冒険をテーマに「選ばなかった冒険」、「冒険者たち」の2冊を紹介しているが、ここに「エルマーのぼうけん」や「こすずめのぼうけん」のように読みやすい絵本や読み物を入れてやると、どの子も同じテーマで自分のレベルにあった本を探すことができる。テーマは、子供にとってわかりやすいものがよい。たとえば、「ひとりぼっち(孤独)」「地球」「砂漠化」などである。


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