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TOSSランドNo: 2320443 更新:2012年12月11日

黒柳徹子さんのエピソードから「生きる力」を伝える語り


1年生の「福祉」の授業を担当しました。
前半の5時間で、中標津在住の阿部俊明さんの勉強をしました。阿部さんを紹介したビデオを見て、阿部さんのホームページを訪問しました。更に、阿部さんに来校いただき、直接お話を聞くこともできました。1年生には大好評でした。
後半の3時間は、ユニセフ親善大使として活躍中の黒柳徹子さんを勉強しました。
黒柳さんが書いた『窓際のトットちゃん』、『トットちゃんとトットちゃんたち』の2冊は、中学生のうちに是非とも読んでもらいたいと願う本です。
 
最後の授業で、資料として使ったエッセイを紹介します。
以前、学級通信でも紹介した『PHP』という小さな雑誌の今月号に掲載されたエッセイです。 
黒柳さんの文章は、子どもの立場で書かれています。文章も簡潔で、黒柳さんの考え・思いがストレートに伝わってきます。このエッセイには、アフガニスタンの子供のことが書かれています。片足を地雷で失い、やっとの思いで手にした義足。私であれば、失意の中、その義足を手にすることでしょう。しかしながら、その子は「これでまた、山に帰って羊と一緒に暮らすことができます。」と目を輝かせて義足を受け取ったというのです。子どもが持つ生命力の強さに、私は感動しました。

このエッセイには書かれていませんが、インドで出会った子供は、コレラにかかり、「あと数日の命」と言われていたそうです。黒柳さんがその子を見舞ったところ、手をあわせて何かを言ったそうです。黒柳さんは「何か、お恵みを…」を言ったと思ったそうです。通訳さんに聞いたところ、その子は黒柳さんに「あなたに幸せが訪れますように…」と祈りをささげたと教えてくれました。
あと数日の命です。私であれば、「不幸な人生だった…」と嘆き悲しむと思うのです。「誰とも話したくない」と面会すら拒むと思うのです。しかし、この子は違いました。
 
黒柳さんは「子供は天使である」と言います。
どんな時でも、夢と希望を失わず、明るい未来を願い続けて生きているのが子供だと言います。まったく、その通りだと私は思います。

卒業生に会うと、必ず聞く言葉です。

ある卒業生は笑顔で「はい!」と答えてくれます。
きっと毎日が充実しているのでしょう。その笑顔を見ただけで安心します。自分で選んだ道なのですから、多少辛いことがあっても乗り越えていく力を持っているのでしょう。
すべて自分の思い通りにいかないのが世の中です。ある程度の年齢になれば、そういった社会の現実も理解できるはずです。楽しさは、待っていてもやってきてはくれません。自分から探し求めていかなければならないのです。
先週に出会った卒業生は、「勉強は忙しいけど、楽しいです。」「部活とバンドの練習で、放課後が充実しています。」と言っていました。

その一方で、浮かない顔で「ぜんぜん楽しくない!」と答える卒業生もいます。新しい環境になじめないのでしょう。「友達がいない」「思っていたのと違った」という答えが返ってきます。「自分で選んだ道である以上、何か1つでも楽しみを見つけてほしい」と願うのですが、現実はそう甘くないようです。

黒柳さんのエッセイに戻ります。
アフガニスタンといえば、長い間、戦闘状態が続いていました。国民は疲れ切っているはずです。心も体も傷ついた人がたくさんいます。しかし、国民は「これからいい国にしていく!」という希望を持って復興に取り組んでいると言います。現状を悲観している暇がないぐらい、国づくりに取り組んでいます。
日本は、どうでしょうか?
「現状を変えよう!」「今の自分を、もう1段高いところに置こう!」という気概を持って生活している人は、私を含めて、意外と少ないように思うのです。
黒柳さんのエッセイを読むと、「何かしなくては!」という気持ちにさせてくれます。だから、黒柳さんの本が大好きなのです。


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