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TOSSランドNo: 1379200 更新:2013年10月14日

『中学英語・学力補強プリント』で落ち着いて授業をスタートする


1 静かで反応の薄いクラスが少しずつ変わった

 私はこの『中学英語・学力補強5分間プリント』を騒がしい,荒れた教室で実施したことはない。しかし,英語嫌いの多い静かな,反応の薄いクラスで実施したことはある。授業中静かではあるが,人間関係が希薄でお互いが気を遣い合っている,授業中発言もなく,リピートをさせても声が出ない…というクラスであった。授業の最初に「英語がちょっと苦手だなと思う人?」と聞くと、クラス29人中24人が手を挙げた。あまりの多さに驚いた。少しでも英語に対する苦手意識を取り除きたいという気持ちで、前学年の復習も兼ねて、このプリントに取り組むことにした。

 最初に趣意説明をし,スタートした。(詳しくは「インターネットランド」http://www.tos-land.net/ 川神正輝氏 『中学英語・学力補強5分間プリント』はこう使うシリーズ ナンバー検索 1150318 )
 "Repeat. " "Did you enjoy shopping? (Did you enjoy shopping?)"
 "Yes, I did.(Yes, I did.)" 
 "口を大きく開けて!Did you enjoy shopping? (Did you enjoy shopping?) Yes, I did. (Yes, I did.)"
 "みんなで声を揃えて!…"
 "No.1. 上の英文を声に出して3回読みます。Stand up. Start."
 授業の最初から声を出させ,盛り上げる…という思いでいたので,声が小さい場合はしつこく練習した。そして,たたみかけるようにして指示を出し,生徒を巻き込んでいく。
 そして,No.2,No3のなぞり書きをさせる。
 この瞬間,教室は一気にシーンとなり,鉛筆の音だけが教室に響く。話しをするものなど1人もいない。
 「0.1mmもはみ出さないように書きましょう」と言うと,さらに集中度が増す。
 早く終わった生徒は,仕上げ読み10回に取りかかる。そして,仕上げは,プリントを見ずに言えるか,時には書けるかに挑戦させた。
 プリントは毎回提出させ,なぞり書きまできちんと書けていればA。10回読みが全部終わっていればAA。書けるようにプリントに数回練習をしていればAAAというように評定し,返却した。 
 毎時間最初の5分の取り組みで,クラスのリピートの声も少しずつ大きくなってきた。日によって声が出にくい日もあったが,最初のように何度もリピートし直さなくなった。このプリントで,声を出させ,次の活動に勢いづけることができた。
 また,時々文法説明も加え,2年生の復習もした。日を追うごとに,その解説にも真剣に耳を傾けるようになった。

2 英語が苦手な生徒もこのプリントなら取り組める!

 私に少し反発的な態度をとってくるAくんが,このプリントをするときは,意欲的に取り組んでいた。プリントのなぞり書きもはみ出さないようきれいになぞっていた。ある時,「いつもていねいに書いてるね」と声をかけると,「あのプリントは分かりやすくてまだいい。何をすればいいかわかる」と答えた。「分かりやすい教材」は,生徒を素直にさせる。まさかこのような返事が返ってくるとは思わなかった。
 アスペルガー症候群のBくんも,授業中自分の世界に入ったり,集中してノートを書くことができない。しかし,このプリントの時間5分は,読みがなを自らプリントに書き,集中して取り組んでいた。読みがなが書ければ,それを見ながら大きな声で読むことができた。読みがなを書くのが間に合っていないときには,側に行き、そっと赤鉛筆で読み方を書いた。すると,その後すっと読む練習を始めた。Bくんの「分かりたい,できるようになりたい」という思いを強く感じた。騒がしいクラスでは,授業の最初のこのプリントをすることで,クールダウンして授業をスタートすることができるだろう。静かなクラスでは,リピートをし,声を出させることで,クラスの雰囲気を明るく盛り上げることができる。

3 学力補強プリントの魅力

 この教材は,「英語の教材を使って,休み時間モードのクールダウンを図り,同時に英語授業のウォームアップを図る」というねらいの教材である。
 その目的が容易に達成されている教材である。『中学英語・学力補強5分間プリント』は、なぜ生徒に人気なのか。
 理由1 だれもができる
 理由2 やり方がシンプル
 理由3 5分間なので集中できる
 理由4 教室がシーンとする
 理由5 役に立つ(中学3年間で習う重要表現が学べる)
 こんなにもたくさんの魅力がある。このプリントを、授業に使わない手はない。

4 生徒がさらに意欲的に取り組むよう仕組む

 私の知り合いの先生は,最後の時間調整に,プリントの空いたところ,裏に会話を書けるだけ書かせられる。「たくさん書きなさい」と言わなくても,生徒が進んで書いてくるよう仕組んでおられる。特に,勉強の苦手な子、やんちゃ君が競って書いてくると聞いた。その理由は,会話を1つ書くと,先生が花丸を書かれ,その花丸の数だけA評価の横に+を書かれるからである。生徒たちは,「やったー,花丸6つ!」「くそー,次はお前より+を増やすぞ!」とお互いにプリントを見せ合う。そして,次回は1つでも多く花丸をもらおうと,Aにをつけてもらおうと必死になって取り組んでいるそうだ。私は,まだ実践したことがないが,ぜひ挑戦してみたいと思っている。私は,この108個の会話を10個ずつまとめた『英会話チェック』(『英語の学力向上策』明治図書 川神正輝氏論文)を授業中行っている。5分間プリントをした後,この『英会話チェック』を行う。リピートで全体,個人で読む練習をしてから,ペアでの会話練習に取り組む。そして,繰り返し繰り返し読む練習をし,会話を覚えさせる。最終的には,実際にALTとスピーキングテストの時間を設け,その練習の成果を試す場を作る。最終目標を示しておくことで,生徒たちは会話練習にも意欲的に取り組む。そして,その前段階である5分間プリントにも集中して取り組むようになる。毎時間明るく,落ち着いた授業のスタートを切りたい方は,ぜひお試しいただきたい。超オススメの教材である。


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