TOSSランド

コンテンツ登録数
(2017/10/18 現在)

21415
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 1115113 更新:2013年10月13日

四字熟語で文を作る授業(向山洋一実践の追試)


 向山洋一氏は著書「授業の腕をみがく」(明治図書)の中で熟語指導の記録を残している。(P162)

 授業の組み立ては以下の通りである。

1.「何でもいいから四字熟語を集めなさい。」と指示する。漢字四文字なら何でもいいこととする。
2.それを黒板に書かせる。教室中の黒板に書かせる。
 (子どもたちは翌日カメラを持ちこんで記念写真を撮った。)
3.四字熟語を使って文を作らせる。出だしは自分の名前にする。

 この流れを見ると、「翌日」とあるので、2日間にわたる指導であったと予想される。

 つまり、

① 四字熟語をだきるだけたくさん集めさせる指導
② 四字熟語を使って文を作らせる指導

という組み立ての指導である。

 私はある事情からこの授業を1時間で成立させようとした。(そして、失敗する。我流だったのである。)

 向山氏の授業を追試する前に1時間「熟語」の授業(変化のある繰り返しで楽しい「熟語」指導)を行った。

 その上で向山氏の追試を次のように展開した。

指示1:

 ノートに四字熟語をできるだけたくさん集めなさい。時間は15分です。

 向山氏は1時間は集めさせたと考えられる。私は15分。ここが最もまずい点であった。

 15分で子どもたちが集めた四字熟語は多い子で20程度であった。多くの子は10程度。

 ここでたくさんの熟語を集めることが、次の「四字熟語の作文指導」の布石になるのである。これに気づかなかった。

指示2:

 時間です。集めた四字熟語のうち3つを黒板に書きなさい。

 向山氏はおそらくすべての熟語を黒板に書かせたのだろう。向山学級では「我も我もと黒板に押しよせて、前の黒板も後ろの黒板も、教室中の小黒板も四字熟語でびっしりとなった」のである。

 私は「3つ」などと数を限定している。実にお粗末。この時間は四字熟語をできるだけたくさん集めさせなくてはならないのであった。

  この後で、

指示3:

 今日は「四字熟語」を使って作文を書いてみましょう。

と話した。

 子どもたちはとても興味を示した。

説明1:

 例えば、このように書きます。

 こう言って、私は向山学級の作品(前掲書参照)を黒板に書いた。

 子どもたちは大笑い。楽しそうだ。

指示4:

 書き出しは自分の名前にします。名前が漢字三字の子は「君」をつけて四字にしなさい。五字ある子は一字省略しなさい。

 こう言って書き始めさせた。

 が、子どもたちの筆は一向に進まないのであった。

 この時間に書き上げられた子は一人もいなかった。

 そこで、もう1時間とった。しかし、書き上げた子は数名であった。

 結局、続きは宿題とした。(・・・・・。)

 要するに、子どもたちは四字熟語がスラスラ出てくるほどの体力がまだついていなかったのだ。

 向山実践の「熟語集め」の意味を私が理解せずに15分で済ませたことに端を発していたのだ。

 次に行うときは忠実に追試しようと思う。

 こんな我流でも子どもたちは一生懸命「四字熟語作文」を完成させてきた。

 以下に紹介する。

高橋真理 火事発見
電話通知 現場急行
危機一髪 安全消火
安心帰宅

澤井亮子 得意料理
人気爆発 毒物発見
危機一髪 料理廃棄
人気低下 全品百円
人気上昇 名誉挽回

亀田美和 小学五年
一日笑顔 元気満点
笑顔満点 今日一日
元気健康

清水拡太 手取層群
化石発見 一躍有名
三面記事 化石爆発
地球消滅 人生終了 (「手取層群」とは北陸地方にある中生代の地層のこと)

 向山氏の「四字熟語」の指導は著書『学級集団形成の法則と実践ー学級通信アチャラー』(明治図書)のP68にも掲載されている。こちらは4年生での実践である。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド