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TOSSランドNo: 1638784 更新:2013年10月13日

6年「やまなし」の実践(向山洋一実践の追試)第11時


やまなし 第11時 「対立する2つの色とその色のイメージ」 11月1日(木)

 第11時は「対立する2つの色とそのイメージについて」学習した。
 サークル員の保坂氏と校長、副校長が参観する中での授業になった。
(テープ起こし)
「やまなしの物の対比を前やったでしょう。例えば、
  やまなし ⇔  かわせみ
という人がいました。それぞれイメージがあって、イメージもまた対比されている。こちらが「死」だとか「恐怖」だとかと言っている人がいました。こっちが「生」だとか「安心感」だとか言っている人がいました。

 やまなし   ⇔   かわせみ
 生・安心感      死・恐怖

 同じように色もこのように対比されています。作品の中で。作品全体の中で、向こう側とこっち側、両極端にある色。そしてそのイメージ。そのイメージもまた対比されているはずなんだね。

      作品全体
  色○   ⇔   色○      
 イメージ  ⇔ イメージ     
(   )      (   )

 今日は対立するその二つの色とそのイメージについて最も重要だと思われるものを意見として出してください。

 少しノートをとる時間をとります。
 こういう図にみんなの意見をまとめてみてください。
 丸の中には色が入ります。この四角は作品全体を表します。そのはしっことはしっこにくる二つの色。そしてそのイメージ。それを下に書きます。短い言葉で。それについて意見を発表してもらいます。」
 子どもから出た対比とそのイメージは以下の通りだった。

  白     ⇔    黒  (13人)
<イメージ>
  さわやか      恐怖
  怪しくない     怪しい
  安心         恐怖
  安心感       恐怖
  裏の恐怖     表の恐怖
   生         死
  おだやか      恐怖
  生や安心感    死や恐怖

② 青     ⇔    黄金 (8人)
<イメージ>
  恐怖          安心
  賢治          トシ
  悲しみ        よろこび
   死           生
  トシの死       死のごまかし
  
③ 青白    ⇔    白 (1人)
<イメージ>      
   賢治         トシ

④ 青      ⇔    青白 (1人)
<イメージ>
  生             死

⑤ 黄金    ⇔    青白 (1人)
   安心         心配 
 死や恐怖をあらわしているのが「青」という意見と「黒」という意見に分かれている。次回はこれを取り上げる。

 向山学級3代目の授業では、
「対立する二つの色とその色のイメージを考えなさい」
の授業(本時の私の授業と同じところ)の後、次のように展開する。

「両側にくるのは戦争と平和なのですか、それとも生と死なのですか。」

 これはおそらく、「平和」「生」「戦争」「死」などの意見が出た結果、向山先生がこのテーマを設定したものだと考える。
 「やまなし」の授業を行う前から決めていた課題ではなかったと考えるのだ。
 この次に、
「色のイメージを手がかりにしながら、何をこの作品はいたいのか考えなさい。」
がくる。
 これは「やまなし」の主題を考えさせる重要な部分だ。これは計画にあったことだろう。
さらに、次は、
「12月における生存競争とは何ですか。」
「生(平和)と死(生存競争)をあらわす色は何ですか。」
「死をあらわすのは赤なのですか黄金なのですか。」
「黄金はなぜ平和をあらわしているのですか。」
と続く。
 これも、子どもたちの討論の流れにそって向山先生が単元中に設定した課題だと考える。
 したがって、この後の展開は自分の学級の討論の進み具合を踏まえて設定していくことになる。力量が求められる・・・。

 やまなし「対立する2つの色とその色のイメージ」  

 2年前の「やまなし」実践では、「青」の扱いを途中で教えた。
 つまり、色の対比において「青」は中間を示す、「青」は全体を表す、ということを教えたのだ。
 こうすると、「黒⇔白」という主題をあらわす対比構造がくっきりした。
(「真ん中の色は何ですか」という発問でいくべきだったか?)
 その後の色の検討がスムーズだった。
 今回はそのような「教える」ということを一切していない。
 その結果、どうなるか?という問題意識もあった。
 その結果は前回記したとおり、重要な対比として「青」との対比が登場している。
 結果、「死・恐怖を表しているのは青なのですか黒なのですか」という討論をさせるにいたる。
 しかし、「青」という意見は減ったものの依然として残っているのである。
 教えるべきか?教えずにいくべきか?
 これが今回「やまなし」を実践しながらずっと迷っていることの一つだ。


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