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TOSSランドNo: 7008543 更新:2013年10月12日

研究者は探偵 〜大陸移動説を例にして〜


【授業場面は4つ】
1.日本の最先端研究分野のひとつ ~「付加体」~
2.アルフレッド=ウェゲナーの「大陸移動説」
3.大陸移動説の復活 ~科学的根拠の蓄積を経て「プレートテクトニクス」へ~
4.今,起こっていることのすべての現象を説明できるのか ~「プルームテクトニクス」~

地球科学分野を一例にして,科学のおもしろさ,夢を子どもたちに伝える授業である。

①チャートという岩石からとれたものです。
 この中のものをもっと詳しくみたい。
 どんな道具や装置を使いますか。
 「ルーペ」 「顕微鏡」

②電子顕微鏡で見たときの写真です。
 これは,放散虫というプランクトンです。
 放散虫は海洋にすんでいます。
 しかも調べていくうちに,恐竜がいきていた時代,ジュラ紀の放散虫ということがわかりました。

③変だと思いませんか。
 今から約1億5千万年前の時代,ジュラ紀中ごろの化石を含む岩石が日本にあるのです。

指示1:

 このことを説明してごらんなさい。

④今から,約100年前,ドイツの気象学者のアルフレッド=ウェゲナーは地図を眺めていて,アフリカ西海岸と南米の東海岸の形がよく似ていることに気がつきました。
 彼は,この2つの大陸がもともと1つの大陸であったのではないかと考えました。

⑤当時,大陸が水平方向に動くという考えはなく,上下方向に動くという考え方が専門家の考えだったのです。
 地質学の専門家でもない,ウェゲナーの考えは誰も信じてくれませんでした。

⑥ウェゲナーはこの考えを裏付ける証拠を調べ,1915年に「大陸と大洋の成立」という本にまとめました。
 その証拠というのは,①かつての氷河があった場所の記録,②古生代の植物や気候の記録,③古生代の岩石の分布 でした。

発問1:

 あなたはこの証拠からウェゲナーの考えに納得がいきますか。

⑦ウェゲナーの説は大陸を動かす力が何なのか説明できないために多くの人々の支持を得られることがありませんでした。
 そしてウェゲナーの説はだんだんと消えていきました。

⑧しかし,大陸移動説はふとしたことから復活したのです。
 ①地球が大きな磁石だということ,②地球の7割をしめる海を詳しく調べたこと,などから実は大陸移動説は正しかったのではないかと研究者たちは考えはじめました。
 もちろん,ウェゲナーの説がすべて正しかったわけではありません。
 間違っていたところは修正され新しい大陸移動説となりました。

⑨その後,地球に関する研究が進み,新しく得られた科学的データを大陸移動説という考えにあてはめながら研究が続けられました。
 新しい研究結果は各地の学会で発表,議論され,火山や地震の研究も一緒になり,プレートテクトニクスという理論にまとめられました。

⑩しかし,プレートテクトニクスで大陸が動き,火山のしくみ,地震の起こり方などがすべて説明できるわけではありません。
 最近では,プルームテクトニクス説という地球の中心部までを含んだ研究があります。
 実際,目で見えない部分の研究なので,深海掘削船「ちきゅう」などを用いて現在も地球に関する研究が続けられています。


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