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TOSSランドNo: 5410199 更新:2013年10月12日

全国大会に出場する先輩の進路決定秘話を伝える語り


16日(日)、春の高校バレー大会の南北海道予選が行われました。本校に2年生まで在学した大川君が活躍する緑高校が圧倒的な強さを発揮して優勝しました。深夜1時からの放映だったので、眠たい目をこすりながら起きていました。女子の決勝に続き、男子決勝が始まってからは目がパッチリ! 画面を食い入るように見ていました。中学校時代とは見違えるようなスピードとスタミナに、まずは驚きました。そして、王者の風格というか、実に堂々とした態度で試合に臨んでいました。「かなり練習したな!」というのが、私の第一印象でした。

秋川中学校に転校するまでの2年間、大川君は男子バレーボール部に所属していました。入学当時、すでに175cmに達していた大川君は「将来は北海道の期待の星」といわれた選手でした。中学3年生の時は北海道選抜チームに選ばれ、全国大会にも出場しました。その後、各都道府県から1名しか参加できない全国合宿に北海道代表として参加しました。このように書くと、『恵まれた才能を持った天才選手』というイメージを持ってしまいがちですが、必ずしもそうではありません。逆に、私は『地道な努力家』であると思っています。
 
中学校入学当時、大川君はアタックを打ったら空振り、バスも続かない、サーブはネットまで届かない程度の実力でした。長身が災いし、逆に相手チームに狙われてしまう状況でした。「いつかはきっと開花する」と確信し、試合には出し続けました。
大川君が出れば負けるという状態でしたから、普通なら選手の間から不満が出るものです。にもかかわらず、そういったことは1度もありませんでした。それは、大川君の普段の練習姿勢にありました。誰よりも先に体育館に出てネットを張り、練習の最後は黙々と床にモップをかけていました。アタック練習でも、自分のボール以外でも拾っていました。そうしたまじめさを、部員の誰もが認めていたのだと思います。

大川君が信頼されていたのは、それだけではありません。今でも、大川君は大切な大会の前と後には、必ず私に電話をくれます。大会に出発する前日の13日(木)、「明日から全道大会です。絶対に優勝します!」と連絡をくれました。そして、20日(日)の夜も「優勝しました。全国大会でも優勝を狙います!」と喜びのメッセージを届けてくれました。感謝の気持ちを決して忘れないからこそ、仲間から絶大なる信頼を手にできたのです。

話は3年前に戻ります。全道合宿に行った際、「大川君は北海道の宝です」とバレーボール協会のスタッフの先生から言われました。最初は、その意味が私には分かりませんでした。単なるお世辞だと思っていました。あることをきっかけに、ようやくその言葉の意味を理解することができました。
全道大会への参加申し込みをするのに、ジャンプ力を記入する欄がありました。体育館で選手1人ひとりのサージャント・ジャンプを測定しました。50~60cmぐらいジャンプできれば、なかなかの選手です。大川君が跳んで驚きました。何と70cmもジャンプしたのです。180cmの身長に長い手、そして70cmを越えるジャンプ力。まさに、「ダイヤモンドの原石」だったのです。ずっと一緒に練習してきたのに、私はそのことに気がつきませんでした。

秋川中学校に転校したものの、そこには男子バレーボール部はありませんでした。女子の練習を手伝いながら、週に2回、旭川のクラブチームに通って練習を続けました。高校の練習に通ったこともありました。決して恵まれた環境ではありませんでしたが、できる限りの努力をしていたのです。その甲斐あって、北海道選抜のメンバーに選ばれたのです。
高校入学後も、決して平坦な道ではありませんでした。すぐにユニフォームをもらったものの、なかなか試合に出場できませんでした。それでも、大川君は腐ることなく練習に没頭しました。誰よりも先に体育館に入り、練習終了後も体育館に残ってアタックを打ち続けていたそうです。高校に練習試合に行った札幌の先生が教えてくれました。

進学先を悩んでいた大川君に、私はこうアドバイスしました。

自分が「1番の長所」だと思える部分を、1番伸ばすことができる学校を選びなさい。

大川君は、バレーボールを選択しました。しかも、「全国制覇ができる学校」という高い志を持って選択したことになります。その勇気と、実現に近づけた努力に感動しました。せっかく自分で選んだ道です。「選んで良かった!」と思える高校生活を過ごして欲しいと思っています。大川君の活躍から元気をもらいました。


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