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TOSSランドNo: 4834948 更新:2013年10月11日

学校祭での成長を生徒の心に伝える語り


学校祭が終わりました。
2週間という準備期間を振り返ってみると、生徒1人ひとりの成長を見ることができます。

例えば、合唱コンクールでの取り組みです。
大会当日の朝学活、日直の正樹君(仮名)が「みなさんから、何かありますか?」と聞いたところ、貴志君(仮名)が挙手をしました。そして、言いました。

 お母さんが言っていました。
 歌うとき手を後ろに組むのではなく、手を真っ直ぐ横におろした「気をつけ」の姿勢で歌うといいそうです。

貴志君のお母さんは、ピアノ教室の先生です。合唱サークルも指導されています。いわば、合唱のプロです。実に、頼もしいアドバイスです。朝練習が終わった直後だったので、教室には歓声と拍手が起きました。朝から、学級は合唱モードでした。

もう1度、正樹君が「みなさんから、何かありますか?」と聞いたところ、再度手をあげたのが貴志君でした。

 大きな声を出すときは、上を向いて歌うと声が出にくくなります。
 少し下を向くと、声が出やすくなるそうです。

これまた、大きな歓声と拍手が起きました。

12時半から、音楽室で最後の練習をしました。チームごとの仕事もあって全員は集まれなかったのですが、大きな声で歌いました。
体調を崩して、午前中、ずっと保健室で横になっていた正樹君も参加しました。前日の弁論大会の疲れからなのでしょうか、お腹の調子が悪く、お昼も食べていませんでした。それでも、途中から合唱の輪に加わって歌っていました。

最後の練習では、男子が大健闘!
翔太君(仮名)、純君(仮名)、和正君(仮名)の声が廊下までバッチリと聞こえてきました。

練習では、見学に来ていた6歳の娘が特別ゲストでした。
ここ2週間ほど、カーステレオからは『ロビンソン』を歌うスピッツの曲がずっと流れていました。普段は、ラジオを聴く場合が多いので、娘も不思議がって「どうして、同じ曲ばかり聴くの?」と聞きました。そこで、合唱コンクールについて簡単に説明しました。学校祭という言葉の意味がなかなか理解できなかったので、「中学校のお遊戯会だよ」と伝えました。これには、納得したようでした。

『ロビンソン』が流れると、「とうさんのクラスで、これを歌うんだよ」と教えていたので曲を覚えたらしく(歌詞はとっても怪しい…)、一緒に歌っていました。
練習後、娘に「どうだった?」と聞いてみると、「大きい声でびっくりした!」と言っていました。合唱コンクールが、親子の会話になっていました。

C組の発表は、4番目でした。
緊張した表情で、発表の順番を待ちました。指揮者の英樹君(仮名)を先頭に入場しました。どの目にも、やる気が見えました。私は全員とハイタッチをして見送りました。

合唱は、自分の学級の席に座って聞くようにしています。今年も、そうしました。
ステージに上がった感想は、どうだったのでしょうか?
視線が指揮者の英樹君に注がれ、恵子さんと希望んが弾くピアノの音に合わせて気持ちよく歌っている1人ひとりの表情を、ずっと見ていました。真剣に挑戦するときの目は、輝いているものです。保護者席からも、きっと、伝わったと思います。

残念ながら入賞は果たせませんでした。悔しい思いをした人も、結構いたと思います。
しかしながら、私は合唱コンクールを通して、学級が大きく1歩前進したと思っています。「来年につながる手応え」を感じることができたからです。それは、智貴君のエピソードに代表されるように、生徒自身が行動をはじめたからです。

自分たちの学級の、自分たちの合唱である

このことに、気がついてくれたと思っています。今年は、練習の指示も、アドバイスも私がやりました。来年は、それらを生徒自らがやってくれることをと期待しています。
行動あるところにリーダーが生まれるからです。そして、そのリーダーを中心に、学級集団が《本物の力》を獲得していくと思っています。

1年後、悔し涙が感動の涙に変わっていることを期待しています。


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