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TOSSランドNo: 9698966 更新:2012年12月11日

「門出」(土佐日記)の言葉遊びを理解させる


十分に音読させ,現代語訳もした後の2時間目である。

まずは,設定を確認する。
ノートを出させ,発問していく。
なお,途中で現代語訳を見ても良いことになっている。

発問1:

主人公は誰ですか。文中の言葉で書きます。(ある人)

発問2:

職業は何ですか。漢字二字で書きます。(国司)

使用教科書では,「県(あがた)」の注に,「土佐国の国司であった」と書いてある。
正解した生徒に,「どうして分かりましたか。」と問うと,そのことを指摘する。

発問3:

文中では,どこからどこまで行こうとしていますか。(土佐国から和泉国)

「門出」では,「和泉国までと,平らかに願立つ。」とあるので,土佐国から和泉国までの船路が話題になっている。
ただし,最終的には京を目指している。使用教科書では,地図に表されている。

「船路なれど,馬のはなむけす」(「船路だけれど,送別の宴をする。」)に着目させる。

発問4:

この文はおかしいです。どうしてですか、隣の人に話します。

答えが出たペアの生徒に発表させる。「ど」(けれど)という、逆接でつないでいるのが一見するとおかしいのである。

発問5:

逆接でつなぐと言うことは,お互いに反する言葉があるということです。何と何ですか。この文の中から,一字ずつで抜き出します。(「船」と「馬」)

「一文から」「抜き出し」という条件を付けることで,辛うじて正解できる。
正解した生徒に,理由を説明させる。「船の旅で,馬は使わないから」など。

板書 【船】路
     ↑
        ど(逆接)
     ↓
     【馬】のはなむけ…送別の宴
              …陸路の交通手段

発問6:

同じような関係にある言葉が,もう1箇所あります。次の部分から探しなさい。「潮海のほとりにて,あざれ合へり。」
(「潮」と「あざれ」)

一文で探させると難しいので、範囲を限定する。また、字数も限定する。

板書 【    】(一字)
      ↑
      ↓
    【    】 (三字)

指示1:

分かったらノートを見せに来ます。

板書 【潮】
      ↑   
      ↓
    【あざれ】

正解が出ても、納得していない顔の生徒がいる。
正解した生徒に、どうしてそうなるのか説明させる。「『あざれ』に含まれる『腐る』という意味が、『潮』(=塩)と反するから」などだが、それでも分からない場合に補助発問を入れる。

発問7:

塩漬けは何のためにするのですか。(腐るのを防ぐため)

説明1:

「腐るはずのない『塩』の海で,『腐っている』」。これも,作者のしゃれですね。 

説明2:

「あざれ」のように、1つの言葉が2つの意味を持つ表現を、「掛詞」と言います。

使用教科書 『新精選国語総合』(明治書院)


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