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TOSSランドNo: 6345273 更新:2013年10月11日

モノの管理術


 小学生になると、たくさんの持ち物を自分で管理しなければならない。
 モノがたくさんあることでパニックになってしまう子もいる。
 教師の指導も場当たり的ではいけない。
 原則を持ち、スモールステップを踏んで臨むことで、1年生も,自己管理ができるようになった。

1 配布モノ

原則1                            
必ず名前を書かせる。

学年便りであれ、健康診断表であれ個人に配った物は全て名前を書かせる。

 私の教室での実例                                  
(1)プリントを配ってほっと一息つく前に「先生、落ちていました。」と持ち主不明の プリントが子どもから届けられる。
 (2)次の日、保護者から「○○のプリントをもらっていません。」と書かれた連絡帳 が届く。

  効果
名前を書かせることで,誰の物か分からないプリントが落ちていることがなくなり, 教室がきれいになる。 保護者の不安も減らせる。

実施可能時期
 ひらがなを学習し終わった5月ころから実施できる。それ以前は
①入学直後から3日後くらいまで  
 配るプリントをすべて1人分のセットにする。
 児童を1列に並ばせ、連絡袋に教師 が入れる。
②4月2週目

 ランドセルに、学習道具などをしまい終わった児童から順に
 プリント類を取りにこさせる。
 ③4月3週目

  座席の縦の列ごとにプリントを配布する。
 1番前の児童に列の人数分の枚数を配る。
 「はいどうぞ。」「ありがとう。」といいながら渡すことを教える。
 ④4月4週目           
 生活班の班長に班の人数分のプリントを取りにこさせる。                  
 班長から受け取ったら自分の名前が書ける児童にだけ名前を書かせる。
 
 という段階を踏んで指導する。

2 落としモノ

原則2

  落し物箱は作らない。

 落し物箱は作らない。
 いつの間にか、落し物がたくさんたまっていっぱいになってしまう。
 落し物が届けられた時点で聞く。持ち主のわかるものは、持ち主に返す。

 私の教室での実例
(4)「先生、落ちていました。」と鉛筆が届く。
(5)名前が書いていないと、隣の子のものであっても落し物として届けられてしま う。
(6)自分のものが座席のすぐ近くに落ちていても「なくなりました。」と いってくる子がいる。

  実例への対応
(4)に対して~「名前が書いていないかな。」と必ず聞く。
   名前が書いてあればその名前の子のものであることを知らせる。
   名前が書いてあれば、落としても戻ってくる可能性の高いことを知らせる。
    「どの子かわからない。」と答えが返ってくるときがあるが、そこは友達作りのチャンス。
    教師が一緒についていき、持ち主に返してあげる。

  (5)に対して~拾ったら、まず近くの子たちに聞いてみるように指導する。
 (6)に対して~まず、周りを見回してみるよう指導する。

 効果
・教師が介入しなくても、児童同士で誰の持ち物か確かめられるようになる。
・児童同士で協力しようとする姿勢が育つ。
・物を大切にするようになる。

3 失くしモノ

原則3

  本人が困っていることをクラス全体に知らせる。

 私の教室での実例
「私の青い筆入れが無くなりました。」とある女子が言って来た。
 几帳面な子である。

物が無くなったときは次の場合が考えられる。

  a本人の勘違いの場合。実際にはなくなっていない。
b単純に無くなった場合。鉛筆を落ちしてしまい、誰にも拾われていないなど。
c本人ではない誰かにとられたり、隠されたりした場合。

 

それぞれの場合への対応
aやbの場合~心配は無用である。
 一緒に机の中や、教室内を探してあげるとほとんど見つかる。
cの場合~対策が必要。
本人が困っていることをクラス全体に知らせる。
 1年生の場合には、悪意はなくても「かわいいからほしかった。」のように、
 人のものに手を出してしまうことがある。    
 ・自分のものと人のものを区別すること                      
 ・人のものをとるのはいけないことであるということ                
 ・悪いことをするとほかの人はわからなくても自分と神様はわかるということ        
 を話す。

効果
「人の物を取るのはいけないことである。」ことを初めて知った子がいる。
  「当然分かっているはず。」「家庭の責任である。」と決めつけず、
 知らせることも重要である。

4 忘れモノ

原則4

  教師が用意し、貸す。

 対応                                      
 ・「先生、○○を忘れました。貸してください。」と言えるよう指導していく。    
 ・言えた児童には快く貸してあげる。                       
 ・下校の際に「ありがとうございました。」とお礼を言って返しに来ることも指導する。 
 ・鉛筆の場合には削って返すよう指導する。
・時間割をそろえ、忘れないように気をつける指導ももちろん必要。

 私の教室での実例
「下敷きを忘れました。」「国語のノートを忘れました。」
 「計算スキルを忘れました。」 「筆入れを忘れました。」
 枚挙にいとまがないほどである。

  効果                                     
・児童が忘れたことにより、慌てたりパニックになったりしなくてすむ。
・学習への取りかかりが大幅に遅れなくなる。
・コミニュケーション能力が育つ。

 

 自分のものでも最初から上手に管理することは難しい。
 「ない」状態のときどのように対処したらいいのか知らせ、
 1学期間かけてできるように指導していく。
 1年生の1学期は小学校6ヵ年のスタートなので、着実に身に着けさせたい。


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