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TOSSランドNo: 1150321 更新:2013年10月10日

Readingの必達目標を「英検」をもとに構想する


1. 「英検3級」とはどんな試験か

「英検3級」は,中学卒業程度の英語力の有無を計るテスト(約2,100語レベル)である。現行の中学英語教科書は3年間で約1,000語程度を習う。その点から考えると「中学卒業程度」とはいえ,かなりレベルは高い。合格ラインの目安を過去の結果から見ると次のとおりである。

一次試験は,「筆記」と「リスニング」→60%前後の正答率で合格
二次試験は,「スピーキングテスト」 →60%前後の正答率で合格

毎回,全志願者の50%が合格を果たす。中学生に限れば,2002年度では,50万人が受験をし,約26万7千人が合格である。
 平成14年度からは,「①リスニングの割合を増加」「②読解力測定のための新素材を導入」「③会話の『場面・状況』を設定した問題の導入」の3つの観点から試験内容が変更になった。「リスニングテスト」が46%,「筆記」が54%の比率である。

2. 長文問題が増えている

平成14年度からは,「語彙・熟語・文法力」を問う問題が5問,「会話文」の整合を問う問題が5問,「作文ならび替え問題」が5問ずつ削減され,代わりに英文の読解力を問う問題文が1つ増えた。長文数の増加で,よりスピードをアップして英文を読むことが必要になった。
「読む」についての問題は,「会話の整合」を問う問題と,「長文の英問英答」問題である。
「聞く・話す」「読む」「書く」の領域のうち,「読む」の内容は以下である。

●簡単な文書を読むことができる
  ・簡単な手紙を読むことができる
  ・簡単な看板,掲示を読むことができる
  ・簡単な商品の説明書などを読むことができる

「何について書いてある文か」「誰が…できるのか」「誰が誰に…か」「なぜ○○は…か」「○○は何をしようとしているか」「何が~にあったのか」「どこで…はしたか」「どのように…をしたか」「何のために○○は…するのか」「何が…であるのか」という問いの答えを4つの選択肢の中から選ぶ問題である。
「英検4級・中学中級程度」(約1,300語レベル)のテストも「英検3級」のテストと問題数・形式,「リスニング」&「筆記」の比率,合格ライン,すべてが同じであり,現行の中学英語教科書の指導においても「英検」の試験問題を必達目標設定の参考にすることは有効であると考える。
■以上,引用文献・資料:「英検」HP,『英検3級問題集2003年度版』(旺文社)

3. Readingの必達目標はこれだ!

「読解力」に関する必達目標を提案する。

【必達目標1】 
60~70語程度の長文を1分間で読み,「英検」式の英問英答問題で6割以上の正答率を得る
(評価基準でいうと,8割でA,6割でB,それ以下をC)

「1分間に150語程度の英文を読めること」が中学生の最高レベルであると言われている。しかし,このような「速読」レベルを必達目標にとりあげることは難しい。我々が使う中学教科書のレベルとかなり乖離するからである。
「読むことの評価規準」を国立教育政策研究所の報告書や,TOSS中学英語メンバーである大北修一氏,瀧沢広人氏が執筆した『英語の絶対評価』(明治図書)などに目を通し,再考した。『英語の絶対評価』には「評価基準」「テスト例」も明示されており,それぞれの「規準」「基準」は信頼がおける。これらに合わせ,英検の問題,中学3年生の教科書本文の英文語数,そして本県の高校入試の「読解問題文」の語数を考え,上記のような必達目標を考えた。

 さらに,「音読力」に関する必達目標を提案する。「英検3級二次試験」のスピーキングテストをイメージしてのものである。

【必達目標2】 
30~40語程度の英文をスラスラと20秒以内で読むことができる

「スラスラ」の中身は以下の3つである。

①適切な位置で区切って読める
②イントネーションに気をつけて読める
③個々の単語の発音が正確である
①②③は『英検3級面接(二次)試験合格の秘訣』(南雲堂フェニックス)を参考二次試験の「規準」を考慮し,とりあげた。
評価基準は,①②③に関し,
   ミスが1つまででA,    
   ミスが2つまででB,    
   ミスが3つ以上でC である

「英検3級二次試験」では,30語~40語の英文を20秒で黙読した後,その英文を音読する。日頃,教科書のリーディング練習で,「語数の半分の時間で読む(40語なら20秒)という練習を繰り返しておれば,十分に合格できる。
 また,「音読検定」で,1度も間違えることなくつっかえもせずに読むことができれば合格,のような基準を示し,練習やテストを行うことで多くの生徒は「スラスラ」音読をする感覚を十分にもつことができる。英検2次の試験では制限時間がないが,スピード感が感じられない音読はやはりイントネーションが損なわれてしまう。時間を設定することで,シンプルで明確な到達目標になる得る。


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