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TOSSランドNo: 1150319 更新:2013年10月10日

『中学英語学力補強5分間プリント』はこう使う(その2)


1. 第2時間目は翌々日の5時間目であった。この日のノートはこうだった。

【授業の反省2】授業開始。10人くらいの空席。服を着替えている生徒もいる。始まりが今日もゆるかった。初めてこの時期の中学3年生の「ゆるさ」を経験している。こんな3年生の雰囲気は初めてだ。「英語学力補強プリント」をやる。中1の初期の内容だけに簡単すぎると感じてやる気がしないのか?「読み」がいまいちである。声が出ない。回収してチェックする。丁寧に書いている生徒は28名中8名に留まる。紙のせいもあるのか。(プリント完成版を使っていない)私語があちこちである。授業を妨害するとかの意思ではなく,「なんとなく」という雰囲気だ。短い英語の指示を使うようにする。活動のチェックを確実にすることを心がける。しかし,だ。とちゅう,「おっさん」などという軽口?暴言?も出る。小さな小さな声ではあったが,その感覚を強く言った。「立ちなさい」と指示した。その生徒は立った。へらへらの感じは変わらない。短く,スパッとたしなめたい。「怒鳴る」とスキができる。「立場を考えなさい。君は生徒で私が先生だ。」今日は,叱る言葉にも余計な間があった。相手のペースに入っているということだ。たった一瞬でもこの活動はよかったなあ,というのは,フラッシュカードを順に読ませたときのみ。音読練習の時は,ノートに英文を書いている生徒もいた。

2. 第3時間目。この日も苦戦した。

【授業の反省3】「先生…」「先生…」「先生…」。とにかく「先生,…」と声をかけてくる。なんでもかんでも思いついことを口にし,質問をしようとする。中学3年生になって「先生,…」「先生,…」である。ツップしてい生徒もいる。私語もある。ペンでドラムをたたくまねをする生徒もいる。 授業後,名簿をみながら,あの子はああだった,こうだったと思い返してみて気づいた。私は不適切な生徒に注目しすぎている。まずは授業を時間どおりに始めて時間どおりに終えることに全力をあげる。準備を確実にしていってリズムとテンポに気をつける。あちらこちらへと行き当たりばったりの授業をしないこと。「怒り」はスキをつくる。まだまだ140分の3である。

3. 第4時間目。この日は少し様子が違った。

【授業の反省4】あっという間に,予定の内容が終わってしまった。やっと自分のペースになった。やはり授業しかない。一切のムダを廃し,スキを作らずやるしかない。私語はほぼゼロだった。【指示1】まず,しっかり読めるようにします。 Repeat after me.

4.「黄金の3時間」の奮闘を終えて

 中学3年生「黄金の3時間」の「雰囲気のゆるさ」には閉口した。今年度の初日の学活の時間から,床に座りおしゃべりをしている姿を見かけていたので,雰囲気は予想はできていた。他教科の同僚の中には「話にならん」という教員もいた。その言葉の意味を授業で実感した。
 さて,こんな学級の授業開始のためにつくられた「英語学力補強プリント」の成果はどうだったか。趣意説明を数回行い,第3回目(第4時間目)に「やはり,いける!」の手応えをつかんだ。
 3年生に「初級」から使っている。生徒たちには,「もう言えるよ,書けるよ」の思いが多かったに違いない。
「君たちが卒業までに絶対に身につけておくべき,英会話文のパターンを練習している。こういう基本文は何回練習をしてもよい。まず,スラスラ言えるかの確認が必要。そのためにもきちんと声に出して読まなくては駄目だ。」
「間違って覚えていないか,正確に覚えていないところはないかの復習をしている。念には念を入れて,書き込むという作業が君たちのマイナスになることはあり得ない。とにかく丁寧に書きなさい。」
 2回取り組んだところでテストをした。
 プリントの裏に英文を書かせてみた。
 厳しく採点をして返却をし,生徒に言った。
「完ぺきで100点をとった人,5人。75点だった人,5人。50点だった人,5人。25点だった人,4人。0点だった人,8人。単語のミスはfineという単語しかなかった。それも5人だけ。なのに,なぜこの点数なのか?コンマなし,ピリオドなし,アポストロフィな。大文字か小文字のミス。採点は確かに厳しい。しかし,こんな基礎基本の内容はどれだけ大切にしてもいい。
 どの部活でも,ウオームアップをする。ランニングやキャッチボールをしたり,チューニングをしたりする。それはプロでも同じ。ウオームアップに手を抜く,スポーツ選手や音楽家なんていない絶対にいない。」

5. 「補強プリント」のユースウエア(追)

 4時間目には,この生徒たちの取り組みは変わった。「慣れた」ということが大きい。テストをしたことも効果が大であった。年度当初(プリント取り組み開始時のポイントをまとめるとこうなる。

【ポイント1】生徒がやり方に慣れるまでは,丁寧に(短く) くりかえして「やり方,趣意」を話す。

【ポイント2】早いうちにテストをしてみる。「荒れ」を感じるクラスであるならば,教師が採点をする。後にはペアや個人で採点をさせればよい。配点は,一文25点(×4文)で100点でもよいし,一箇所10点でもよい(学年,組,番,氏 名,①の○○○,②の2文,③の2文,Check欄)【指示2】Try ①(No.1).

【ポイント3】英文リストを使う。

【ポイント4】実態に応じて活動時間の設定を工夫する。3年生にHow are you?-I'm fine, thank you.などの英文を練習させる場合には,書く時間は,2分もあればよい。


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