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TOSSランドNo: 9780509 更新:2012年12月09日

ベートーベン作曲 「運命」 全発問、全指示 後半


鑑賞「交響曲第5番ハ短調作品67 より第1楽章」 ベートーヴェン作曲  

3. 動機の聴き取り

教科書のソナタ形式についての説明が書いてある部分に線を引かせる。

発問1:

ミミミドー        Aのこの部分を何と言うのですか。

「提示部」・・・・・・・・・ちがいます。
「第1主題」・・・・・・・・おしい。ちがいます。
「動機」・・・・・・・・・・正解。どうしてわかりましたか。
「教科書に書いてある」・・・すばらしい。よくみつけましたね。どこに書いてあるか指差してみましょう。

指示1:

(指差している。)そうそう。その、太字で書いてあるところ、線を引きましょう。

指示2:

  さて、今からベートーヴェン作曲「交響曲第5番ハ短調」の1楽章の最初の部分を聴いてもらいます。有名な動機、ジャジャジャジャーンに続いて、短く速くなった動機がタタタタ、タタタタ、タタタタとたくさんでてきます。タタタタで1回と数えます。何回出てくるか数えてください。
 では始めます。

CDをかける。(約15秒)1回目では「えーっ、これだけー?」とワイワイ言っている。

指示3:

もう一度かけますから、よく聴いてくださいね。

指を折って数えている子がいたら、その様子を注目しておく。集中して聴いている。2回目聴くと、5回、8回、と口に出して言っている。まだ、回数についてはノーコメント。

説明1:

  ○○さん、○○くん、指を折って数えていましたね。途中まで、いい線いっていましたよ。○○さん、自身持っていいですよ。みんなも指を折って数えると、やっていることが先生にもよくわかりますね。

*初めから、指を折って数えるように指示を出したほうがよかったかもしれない。

 3回目。教師も手を挙げて、指を折って、初めの6回までいっしょに数える。

指示4:

手を挙げてください。0~5、6~9、10以上

だいたい9、10、11くらいを口にする生徒が増えてくる。

指示5:

最後です。もう一度聴きます。

4回目。
 
同様に、教師は手をあげて6回まで数えてみせる。

指示6:

手を挙げてください。7以下、8、9、10、11、12、13以上
正解がいます。・・・・・・・・・・・・・・・正解は11です。

*正解がいます。と言って、もう一度曲をかけて、指を折って数えたほうがいいかもしれない。 「やったー」とか、「えーっ」とか盛り上がる一瞬。

 正解が多いクラスは「このクラスはよくできますね。集中力がありましたよ」とほめる。正解者が少ないクラスは、個人名を挙げて「○○くん、大正解。一人でも勇気をもって手を挙げたこと、すばらしいですよ。」などとほめる。 

指示7:

もう一度、確認しておきましょう。

と、5回目をかける。教師は指を折って、11回数えてやる。

発問2:

さて、質問です。今の部分で、11回ありました。では、最後まで聞くと
全部で何回ぐらい出てくると思いますか。
1番、50回。2番、100回。3番、150回。4番200回。
5番、250回。手を挙げてください。

例をあげている段階で、その数の多さに不審な顔をしている。それぞれ、挙手させる。カンであげているので、答えは分かれる。

説明2:

正解は5番。280回くらいでてくるようですよ。そんなにたくさん数える
の大変ですから、授業ではやりませんが、興味のある人はやってみて、教
えてくださいね。

* バッハの「小フーガ」でもそうだが、具体的に数で結果がわかると、生徒たちは集中する。感覚的なことでは苦手意識を持つ生徒も、客観的に自分の力がわかるからだ。全ての教材がこうはいかないが、このような聴き方ができる教材も大切にしたい。

4. ソナタ形式の聴き取り

発問3:

Aの楽譜の部分を何と言いますか。

第1主題

発問4:

Bの楽譜の部分を何と言いますか。

第2主題

指示8:

これから、第1主題をずっと聴いてもらいます。第2主題が出てきたと思ったら、手を挙げてください。

CDをかける。
該当の部分で、ちゃんと何人も手を挙げる。
CDのボリュームを下げる。(止めない)

説明3:

  (拍手)手を挙げた人、正解です。第2主題、よくわかりましたね。

指示9:

  この続きをずっと聴いていくと、いったん曲が終わって、また新しく始まる部分が出てきます。「展開部」です。その部分がでてきたら手を挙げてください。

CDのボリュームを上げて、続きを聴かせる。
これは、ほとんどの子が手を挙げる。
CDのボリュームを下げる。

指示10:

そのとおりです。ここから、展開部に入ります。
ずーっと聴いていくと、一番初めの、第1主題に戻ってくる部分があります。「再現部」です。その部分がきたら、手を挙げてください。
 

ボリュームを上げて、続きを聴かせる。
この部分もわかりやすい。自信をもって手を挙げている。
ボリュームを下げる。

そのとおり。みんな、よくわかりますね。反応があるので、授業が楽しいですよ。(と、ちょっと誉める。)

指示11:

ここからが、再現部というところです。ずーっと聴いていくと、第2主題が出てきた後、ジャジャジャジャン、ジャジャジャジャン、ジャジャジャジャンと終わるようなふりをして、終わらないで続く部分がでてきます。そこがきたら手を挙げてください。

ボリュームを上げて、続きを聴かせる。
      この部分は少し難度が高い。第2主題が出てくる部分と間違えて挙手する生徒がいる。(にっこりわらって、「まだまだ」と言う。)
*間違いかもわからないけれど挙手する勇気と、それをうけいれるクラスのやさしさを評価してやる。すさんだクラスでは、この現象は起こらない。
聴いていくと、わかる生徒も何人もいる。ちゃんと、挙手する。
ボリュームを下げる。

指示12:

(拍手)手を挙げた人、正解です。力がついてきましたね。すばらしいです。
 ここからがコーダという部分になります。
 それでは、最後まで聴いてみましょう。

     第1楽章の最後まで聴く。

 *  第1楽章を止めないで通して聴いて、(繰り返しをしないで)約5、6分。このぐらいの時間だと、生徒は集中して聴くことができる。次回、通して聴いた時、自分でソナタ形式のしくみがわかるという目的をもって楽しんで鑑賞できることをめざす。    

 * できればスコアの一部でも印刷して見せてやりたいと、1クラスでやってみたが、スコアの見方の説明が不十分で、生徒たちが混乱して失敗だった。来年度への課題。

 * 評価は、積極的に挙手して、授業に参加しているか。ほとんど参加していないか。 直接点数化するのではないが、よく見ていると、ひとりひとりの状況はわかる。

 * 2楽章以降については、これでいくという方法がまだ見つかっていない。今後の課題。全曲聞くと30分を超えるので、なかなかむずかしい。 いろいろな指揮者の「5番」を聴かせてやりたいし、「第9」にも興味をもたせたいと思う。

番外  第3楽章、第4楽章

発問5:

質問です。第3楽章、第4楽章において、ベートーヴェンは、それまで誰も思いつかなかったあることをとりいれました。それは次のうちどれでしょうか。

 1・はじめてピアノをとりいれた。
   2・はじめて合唱をとりいれた。
   3・はじめて、3楽章と4楽章を切れ目なく続けて演奏するようにした。

  挙手させる。ほとんどカンだが、「第9」を知っている生徒は、2だと思ってしまう。教科書を先まで読んでいる生徒がいたら、答えは書いてある。

指示13:

それでは、聴いてみましょう

3楽章の終わりから4楽章の初めを聴かせる。
 
 「ピアノがあったと思う人」「合唱があったと思う人」「ずっとつながっていたと思う人」挙手させる。全員3番だとわかる。教科書で確認し、もう一度聴く。  


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