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TOSSランドNo: 8497843 更新:2012年12月10日

学級のルールを守る心を育てる


一 教師の権威の確立

子どもにルールを教える時,学級がそのベースとなる。
学級でルールを教えるならば,絶対に外せない原則がある。
ことである。

権威がいない集団のルールはゆるい。

 各自がバラバラに行動している。

 無政府状態(アナーキー)である。

 これでは,ルールは教えられない。

 では,教師が権威を持つにはどうすればよいか。

 授業力をつけることである。

「わかる」「できる」「楽しい」授業ができる腕を身につけることが最優先である。

 授業が楽しく勉強ができるようになれば,子どもは,教師に信頼を寄せる。

 その積み重ねで権威は確立される。

「ルールを守る」ということを教えるのは,それからである。

 教師に権威ができたら,それを執行する場面を仕組む。

 私は,数年前次のようなエピソードで権威を執行した。

教師が学級の権威となる

権威がいない集団のルールはゆるい。
 各自がバラバラに行動している。
 無政府状態(アナーキー)である。
 これでは,ルールは教えられない。
 では,教師が権威を持つにはどうすればよいか。
 授業力をつけることである。
「わかる」「できる」「楽しい」授業ができる腕を身につけることが最優先である。
 授業が楽しく勉強ができるようになれば,子どもは,教師に信頼を寄せる。
 その積み重ねで権威は確立される。
「ルールを守る」ということを教えるのは,それからである。
 教師に権威ができたら,それを執行する場面を仕組む。
 私は,数年前次のようなエピソードで権威を執行した。

二 権威を執行しルールをつくる

当時の学級通信の内容である。

【喝!】
火曜日の五校時のことです。
体育館で体育でした。
五校時は,14:10に始まります。
わが学級は,掃除の段取りがいいので14:00には全作業を終了して,ほとんどの子が教室に帰ってきています。
私は,掃除終了後,ジャージに着替えて体育館で待っていました。
体育館についたのは,14:00ころでした。
14:05まだ,誰も来ません。
「何やってんだろう?」
 14:08まだ来ません・・・と思ってたら,数名が来ました。
14:09誰も悪びれず,がちゃがちゃやっていました。
私の「むすっ」とした空気を読める子はいませんでした。
やがてチャイムが鳴りました。
まだ,半数しか体育館に来ていません。
来ている子も,ガチャガチャしています。
準備運動らしきものを始めた子もいました。
やがて,残り半数がガヤガヤ楽しそうに雑談しながら入ってきました。
みんながほぼそろったところで,私は,ぬっと立ち上がりました。
まだ,子どもたちの喧騒はやみません。
みんな笑顔です。
まだ,私を見てない子もいます。
そこで,私は,はじめて口を開きました。
「今日の体育はやりません!」シーン
全ての音が消えました。
子ども達は,目を丸くして私を見ています。
私は,子どもたちの中を縫って出口に向かいました。
出口で振り返りざま,いいました。
「時間を守れない学級では授業をしません。」
 そして,次のように付け加えました。
「自分たちがこれからどうしたらいいのか,言うことが整理できたら先生のところに来なさい」
体育館の引き戸をぴしゃりと閉めて出て行きました。
それから,数分間の体育館がどうなったかは,私は知りません。
私は,教室で,座って待っていました。
この時期ですから,やることはたくさんあります。
子ども達の提出ノートを見ていたら,ワークスペースがなにやら騒がしくなってきました。
「おれがいうから・・・。みんなではいってならぼうっちゃ」
段取りが終わったのか,一列に子ども達が入ってきました。
教室前方に神妙な顔つきで並んでいます。
ある子が,口を開きました。
「遅れてごめんなさい。今度からちゃんと時間を守るので授業をしてください」
ピシャリと返しました。
「そんなその場限りのいいのがれ信用できない」
「五時間目が2時10分に始まると知ってなかった人?」(誰も手を挙げません)
「知っていた人?」(全員が手を挙げました。)
「よっぽどの理由があったんだろう。なぜ遅れたから理由を言ってみな」
 指名なしで次々と言わせました。
「友達とおしゃべりをしていて遅くなりました」「着替えるのが遅かったです」
「友達と追いかけっこをしていました」「友達が着替えるのを待っていました」
 まあ予想通りの理由でした。言い訳しないところは立派です。
 最期に言いました。
「自分が遅れた原因を考えて,これからどうしたらいいのか言った人から席に着きなさい」
それぞれが,自分の否をわび改善点を述べて席に着きました。全員が言ったので,この話はこれで終わりました。
しかった後は,いつまでも引きずらないようにしています。
さて,翌日も体育がありました。体育館で。
私より遅れた子は,一人もいませんでした。
みんな笑顔でなわとびに汗を流しました。

三 ルールを自分たちで創る

 教師の権威が確立された学級では,子ども達自身がルールを創る。
 数年前担任した六年生。修学旅行の班別活動に関するエピソードである。
 これまた学級通信から紹介する。

【修学旅行への道~それぞれの妥協点】
 修学旅行のグループ分けは,子ども達にとって大きなテーマです。
 誰もが「好きな人と一緒のグループになりたい」,そう思っています。
 プライベートならば,簡単な話です。
 しかし,学級という社会ではそうはいきません。
 人数にも目的にも制約があるからです。
 誰もが自分の幸せを追求すれば,どこかに歪が生じます。
 歪に巻き込まれた誰かは,幸せな気分を味わえません。
全員がそれなりの水準の楽しさを手に入れるためには,誰もが,どこかで我慢しなければなりません。
「我慢をする」というのも大切な学習です。
「我慢をさせる」という学習もあります。
 私が,全てのグループ分けをし,それに従わせるという選択肢です。
 この子達なら,それを妥協点として受け入れたでしょう。
しかし,今回は,採用しませんでした。
「どこで我慢するかを子ども自身が決める」という選択肢を採用しました。
 グループ分けは,班別研修・宿泊・スペースワールドの三つです。
 班別研修のグループ分けのとき,子ども達に次のように言いました。
長崎,吉野ヶ里の班別研修のグループを決めます。
全部で7グループ。どのように分けるのか。先生が全てを決めてもいいのですが,みんなが楽しみにしていた修学旅行です。
小学校生活の大きな思い出になる修学旅行です。グループ分けもみんなに任せようと思います。
先生からの条件は,三つ。
一つは,人数。一グループの人数を4~5人にする。
二つ目は,男女を混ぜる。班別研修は,遊びではありません。学習です。教室の学習班が男女で学習するように,修学旅行の学習班男女で作ります。
そしてもう一つ。
「『悲しい思い』をする人を一人も出さない」ということ。
この三つを守れるのなら,決め方はみんなに任せます。
どうですか?
 子ども達は,うなずいていました。残りの時間は,子ども達に任せました。
 私は,オブザーバーでした。
早速学級会が開かれました。
 子ども達から出された選択肢は,二つでした。
「好きな者どうし」「くじ」
 予想通りです。
 どのような人数分布だったと思いますか?「好きな者どうし」少数,「くじ」圧倒的多数,でした。
 予想外でした。
 子ども達は,その名の通り子どもです。
高学年といえど,欲求が剥き出しになるものです。心の中がわかる装置で覗いたら,全員「好きな者どうし」が充満していることでしょう。
 しかし,ほとんどの子がそれを選択しませんでした。それぞれ意義付けもしています。「好きな者どうしだったら,入れない人が出てくはずです」
「自分がそうなったら悲しいです」
「みんなが納得するくじがいいと思います」・・・
 最後に多数決をとりました。
「くじ」に決定です。
 くじづくりから抽選,そしてグループ分け,リーダー・サブリーダー決定,メンバー表記入まで子どもに任せました。
 各班から提出されたメンバー表を受け取ってグループ分けは終了しました。
 不満がある子もいたでしょう。
しかし,これも大切な学習です。
 子ども達は,大切な妥協点を自分達で見つけたのだと思っています。


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