TOSSランド

コンテンツ登録数
(2017/03/26 現在)

21381
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 6148079 更新:2012年12月09日

【流通・貿易】モーダルシフト


流通貿易テキストを使った授業(高学年)

25 ものを運ぶときに出るCO2を減らす

1 授業のねらい

モーダルシフトのメリット・デメリットを理解し、モーダルシフトに取り組む企業の努力を知る。

2 モ-ダルシフトについて

21世紀のテーマである循環型社会の構築に向けて、物流の分野においても、
各企業の環境負荷低減の取り組みに対する社会的要請はますます高まっている。
貨物輸送を、環境負荷の小さい鉄道・海運利用へと転換することをモーダルシフトという。
1トンの貨物を1㎞運ぶときに排出するCO2の量をみると、
鉄道はトラックの1/8、海運は1/4しか出ない。
つまり、貨物輸送の方法を転換することで、
鉄道利用では87%、海運利用なら75%もCO2排出量を削減することができる。
こうしたことから、地球温暖化対策としてのモーダルシフトの重要性がますます高まっている。
しかし、輸送時間が運行ダイヤに制約されたり、ものの積み替えが生じたりするため、
所要時間がかかるというデメリットもある。
よって、モーダルシフトはその重要性や意義が叫ばれながらも、なかなか進んでいない。
そのような状況の中で、佐川急便はモーダルシフトの弱点であった時間の問題を克服した。
世界初の特急コンテナ電車「スーパーレールカーゴ」を運行させ、サービスレベルを落とすことなく、
年間約1.26万トン(2007年度)ものCO2削減に成功している。

3 授業の流れ

説明1:

東京から大阪まで、トラックで荷物を運びました。
なんと、CO2が453kgも出るのです。

(各輸送機関のCO2排出原単位のグラフを提示)

発問1:

どうしたらCO2を減らすことができますか。

C:鉄道を利用する。

説明2:

鉄道を利用してみました。
すると、CO2を61kgまで減らすことができました。

このように、環境にやさしい輸送機関に切り替えることを「モーダルシフト」と言います。
モーダルシフトには、CO2を減らす以外にもよい面があります。

指示1:

テキストの61ページに書きなさい。

C:輸送コストが減る。ドライバー延人数が減る。ドライバー労働時間が減る。

説明3:

さらに、トラックの台数が減るので、交通渋滞の緩和にもつながっています。

発問2:

でも、よくない面もあるのです。分かる人。

C:所要時間がかかる。

発問3:

では、モーダルシフトをする前と比べて何倍くらい時間がかかりますか。

約3倍。

説明4:

所要時間がかかるというデメリットのため、実は、モーダルシフトはあまり進んでいません。
でも、環境を守るために、モーダルシフトに勢力的に取り組んでいる企業があります。

佐川急便。

東京から大阪まで8時間かけてトラックで、ものを運んでいました。
CO2を減らすために、モーダルシフトしました。

発問4:

何時間かかったと思いますか。

説明5:

6時間。

発問5:

どうして時間を短縮できたと思いますか。お隣さんと話し合ってごらん。

C:電車が速くなった。積み替え時間を短縮した。

説明6:

佐川急便は、世界初特急コンテナ電車「スーパーレールカーゴ」を開発導入したのです。
もともと時速110キロしか出せなかったのが、時速130キロまで出せるようになりました。
さらに、コンテナの積み換えの時間を短縮できるように、独自のコンテナとトラックを開発しました。
このように、佐川急便はモーダルシフトの弱点であった時間の問題を克服したのです。
今日の授業の感想を書きなさい。

【参考文献】
『図解 成功するグリーン物流』下村博史著・日刊工業新聞社
『物流のロジスティクスの基本』湯浅和夫・日本実業出版社
『ビジュアル図鑑 物流のしくみ』青木正一・同文舘出版
『流通の基本が面白いほどわかる本』為広吉弘・中経出版
『新・地球環境ビジネス』エコビジネスネットワーク編・産学社


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド