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TOSSランドNo: 4314625 更新:2013年09月14日

日本の伝統工芸技術が使われる科学技術


■火星の写真を提示する

発問1:

火星の赤。
なぜ、赤いのでしょう。

2人ほど指名する。
燃えているから
赤い色の土だから

説明1:

酸化鉄のせいだと言われています。

説明2:

酸化鉄は、地球でも使われていました。ラスコーの壁画、アルタミラの壁画、そして日本にもあります

■ラスコー、アルタミラの壁画、高松塚古墳の壁画を提示

発問2:

日本のどこの壁画でしょう

高松塚古墳。

■ベンガラを利用した建築物を提示する

説明3:

酸化鉄の赤は、ベンガラといいます。
日本の建物に利用されています。薬師寺、四天王寺、霧島神社などです。出雲大社にも使われていたとも言われています。

指示1:

江戸時代、ベンガラの赤で有名になったものがあります。何でしょうか。
周りの人と相談しましょう

数人を指名してから

■柿右衛門の「赤絵」(皿)を提示

説明4:

お皿です。柿右衛門の赤絵といいます。
当時、長崎から赤絵がヨーロッパに輸出されました。
マイセンという有名なお皿にも影響を与えました

説明5:

柿右衛門は、ベンガラの純度や混ぜ方によって様々な種類の赤を産み出しました。
その赤色を研究した人がいます。
京都大学の高田利夫氏です。
酸化鉄の粒子(つぶ)が細かく、純度が高いほど(まざりものが少ないほど)、釜の温度が高いほど鮮やかな「赤」がでることを発見しました。
柿右衛門は、江戸時代に最先端の技術を身につけていたのです。

発問3:

高田氏とともに研究を進めた企業があります。
広島の戸田工業。
ベンガラの需要が急激に増えたときがあります。1941年です。
なぜでしょうか

ノートに書かせ指名する
戦争との関連に気付くとよい

発問4:

第二次世界大戦が始まったからです。
では、どんなところに使ったでしょう

説明6:

戦艦の船底に塗る塗料の材料として使われたのです。
その後、軍からの命令で潜望鏡のガラスを研磨する研磨剤をつくるようになりました。
その技術でより高精度の研磨剤を開発しました。
ニコン、オリンパスの会社で使われていました

■世界地図を提示

発問5:

同盟国ドイツの戦闘機がイギリス爆撃に向かいます。
ところがドーバー海峡で撃墜されてしまいました。
なぜでしょう

みつかった。
レーダーでみつかった

説明7:

イギリスは、「レーダー」を開発していたのです。
レーダーの電波が戦闘機や潜水艦を見つけてしまうのです。

発問6:

日本は、戸田工業にレーダーの電波を反射せず、吸収してしまう材料を開発するように命じました。
できたと思いますか

説明8:

酸化鉄の種類の一つにマグネタイトがあります。
マグネタイトは電波を吸収することがわかりました。戦闘機、潜水艦などに塗られました。

説明9:

実は今もその技術は、電器製品に利用されています。電子レンジ、コンピュータなどに使われています

発問7:

他にも酸化鉄は、さまざまな物に利用されています。
どんなものに使われているでしょうか。

説明10:

コンピュータのハードディスク、切符、カードなどです。
現在戸田工業は、世界のシェア70%を持っています。さらに研究をすすめ、がんの治療などにも応用されるそうです。

説明11:

日本の伝統工芸の技術は、江戸時代からナノテクノロジーを技能として持っていて、現在も最先端の技術として利用されているのです。


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