TOSSランド

コンテンツ登録数
(2019/11/15 現在)

21654
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 8771176 更新:2013年09月10日

~国際感覚を身に付けさせる授業~ 世界基準での「格」について


~国際感覚を身に付けさせる授業~世界基準での「格」について

戦争中、国家が利用したような「天皇崇拝」を望むのではない。
しかし、将来、子供たちが、現代のグローバリズムの中で、恥をかかないように、我が国の「国民の象徴」と位置付けられている、
「天皇」が世界の中でどのような存在として見られているのか、教師個人の思想がいかなるものであれ、当たり前の教養として教えておく必要はある。そのことに授業で正対する。

1.人間の平等と立場とのちがい

説明1:

人間はもちろん平等です。しかし、先生と君たちは立場が異なります。
君たちが、内心、先生のことをどのように思っているかに関わらず、「敬語」を使ってお話をしますね。
授業中、先生が指示したことは、誤ったことでなければ、君たちは原則としてしたがいますね。

もちろん、人はみな平等である。これは憲法でも謳われている。大切な原則だ。
しかし、立場は異なる。社会に入れば上司と部下がいるように、人間はみな平等であるという原則に立ちながらも、物事を成し遂げて行く上で「立場」は厳然として存在する。
このことは、きちんと指導しないと、公式な場でも、親や教師に向かって、平然とため口をきいたり、バカにしたような態度を取ったり、勘違いをしてしまい、決して正しくない行動を引き起こしてしまう。

説明2:

世界にも、この「立場」のような「世界基準での格」というものが存在します。
格とは、「地位」や「身分」というものです。

 日本国憲法の理想によれば、本人さえ努力すれば、地位や身分によって、職業などの差別などを受けることはないことについては、6年生の公民で学習することになっている。

2.天皇の存在について

天皇 ・ 皇帝 ・ 法王 ・ 国王 ・ 大統領 ・ 首相

おもむろに、上の様々な身分を、板書した。
言葉自体が若干難しいので、次の様に簡単に説明をした。

天皇=東京駅すぐ近くにある皇居にいらっしゃる方で、先日の東日本大震災の後にも国民に向けてコメントをなさっていた方。
皇帝=今はいないが、中国で、絶対の存在とされた人のこと。万里の長城をつくらせた秦の始皇帝が有名。
法王=キリスト教のトップのローマ法王
国王=イギリス・スウェーデン王室などに代表されるような王様
大統領=アメリカ大統領(オバマさんのような存在)
首相=内閣総理大臣(当時の首相だった菅さんのような存在、今は安倍さん)、イギリスにもいるが、混乱するので触れなかった。

指示1:

みな、世界の中で、大変有名で、国の大事な仕事をして、尊敬される存在の方々です。
これらの方々にも、実は、格のちがいがあります。
誰が、世界基準では高い存在として尊敬されているのか、考えてノートに書きます。

難しいので、グループごとに検討させた。
すると、思いのほか、子供たちは熱中した。
ああでもないこうでもないと5分間の検討の後、グループごとに発表させた。
その理由も尋ねた。
次のような意見が出てきた。
私もこれが、現代の子供たちの実態として興味深く意見を聞いた。

①法王→皇帝→国王→天皇→大統領→首相
理由:古い昔からいる身分から高いと思う。

②法王→皇帝→大統領→天皇→国王→首相
理由:宗教のトップが先で、実際の仕事をしている人が後だと思う。

③大統領→法王→皇帝→国王→天皇→首相
理由:世界の役に立っている順番。

④皇帝→法王→天皇→国王→大統領→首相
理由:①と同じ。

次の様な解答が出てきた。理由も言っていた。
クラスの優等生も意見を述べていた。
②番の意見だ。
その子が言うと、教室全体が、納得してなびいた。

 共通しているのは、身近な「天皇」という存在への知らなさである。現在は大人でも同じなのではないだろうか?
 また、大統領と首相は全員一致で大統領の方が上である認識をしていた。
 理由は、当時のメディアで放送されていた、アメリカ大統領と日本の内閣総理大臣との仕事を比較して、大統領の方が「格」が上であるという認識である。情けないやら、納得させられるやら複雑な心境になった。
 しかし、意外に、子供たちの討論は、それぞれが理由がはっきりしており、興味関心はもっていることは分かった。
 子供の意見を聞いているだけでも面白かった。
 正解を告げた。

<正解>
①天皇=皇帝
②法王
③国王
④大統領
⑤首相

正解を告げると、全員から驚きの声があがった。

天皇陛下は、世界の中で、極めて貴い存在として認知されているということ。

 これは、あまり、外には出されないが、例えば、海外で国賓として呼ばれた時に振る舞われる料理などのランクは、
天皇陛下 がいらっしゃった時と、大統領がいらっしゃった時とでは、異なるのだと言う。
天皇陛下 がいらっしゃった時には、最高ランクの料理が出されるのが常識である。

 優等生の児童が述べた「『宗教上のトップ』は格が上である。」という理由はあっていた。しかし、
天皇陛下が、宗教上のトップであること、太古からの歴史がある存在であることは知らなかった。
 さらに、歴史上の重みを加えても、
天皇陛下の存在は最高級の格で認知されているのである。これは、誰が何を言おうと事実なのだから仕方がない。
 知らないままでいさせることの方が問題がある。

天皇 の発祥は、古事記・日本書紀を見れば、少なくとも5000年の歴史がある。
ローマ法王は、495年に即位した教皇ゲラシウス1世が発祥であり、1500年ほどの歴史である。
 中華帝国の皇帝は、ご存知の通り、「中華思想」そのものは古いものの、歴史的には「易姓革命」によって、分断されており、万世一系の日本の皇室とは、あり方がまったく異なる。しかも、現在は存在しない。

 したがって、①は、2つが同じ格とは言っても、
天皇の存在の重さは比較にならない。
 ②は、イギリス王室のように、イギリス国教会のトップという存在があるが、現在のウィンザー家は1917年にイギリスの王室になった。
 とても新しい。
 ご存知の通り、国王の制度が最も多いヨーロッパでは、戦乱に続く戦乱で、時に国民から恨まれ、処刑されるケースが跡を絶たず、古い王家は殆ど断絶している。スウェーデン王室でも13世紀が発祥である。

③④は、
天皇・法王・皇帝と比較すれば、世俗の存在として見られる。宗教上ではなく、政治上のトップである。
 大統領は、直接国民から選挙で信託されているので、当然内閣総理大臣よりも格は高いということになる。

このように、子供たちに考えさせて、簡単に話をするだけで、極めて知的な学習となった。
本当は何時間もかけて、授業できる内容が含まれている。

 次の内容は、授業でふれる必要はないが、韓国は、国王に対する
天皇の優位性を、よく自覚しているため、彼らのマスメディアの多くは、
天皇陛下を、
「天皇」とは呼ばず、 「日本国王」「日王」などと呼んでいる。

 このようなことは、教師は、子供たちに教える・教えないは別として、きちんと知識としてもっていて、少なくとも、教え子たちが、将来、国際人として恥をかかないように、必要なことは教えていきたい。憎しみよりも「無知」が戦争を引き起こす。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド