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TOSSランドNo: 7320718 更新:2013年09月01日

【長谷川博之氏追試実践】「谷津干潟・森田三郎さんの授業」


【長谷川博之氏追試実践】「谷津干潟・森田三郎さんの授業」

1.授業の概要

 2011年4月のTOSS志士舞教え方セミナーで兵藤淳人氏が行っていた「森田三郎さんの授業(長谷川博之氏原実践)」の授業。
 長谷川博之氏がある中学校に赴任して、最初の年、滅茶苦茶に荒れ狂う生徒達を目の前に、初めて行った授業だという。
 ヘドロが貼りつき、ゴミが4mも積み上がった谷津干潟を復活させるべく、周りの人達の誹謗中傷やや批判に負けず、たった一人で掃除をし、最後には、大勢の協力者を得て、谷津干潟を復活させた事実を基にしている。
 後に、ある生徒が3年生になった時に、
「あの授業が、最初の谷津干潟だったこの○○中学校を再生させるきっかけになりました。」
と日記に書いてきたという。長谷川実践のその事実に惹かれ、5年生27名の子供達に実践した。

2.授業の内容

発問1:

 この絵を見て、わかったこと、気がついたこと、思ったことを書きます。

「棒人間」
「細かくいろんなことが書いてある。」
「海の中でやっていることがたくさん書いてある。」

発問2:

 この絵を描いたのは子どもですか、大人ですか。

子供という子が圧倒的に多かった。
大人は少数。

指示1:

森田三郎さんと言います。全員で言って御覧なさい。

「森田三郎さん」

発問3:

 森田さんの、ある場所での思い出を絵にしたものです。
 どんな場所だと思いますか。

「砂浜」

説明1:

 幼い頃、谷津干潟で遊んだ思い出を絵にしたのです。

説明2:

 その森田さん、大人になってから、久しぶりに干潟に行ってみました。

発問4:

 そのときの干潟の様子を再現したマンガです。何が見えますか。

「ごみ」
「ごみの山」
「冷蔵庫」

説明3:

 バイク、冷蔵庫、犬猫の死体……あらゆるゴミが捨てられ、高いところで4mにもなっていました。

発問5:

 この谷津干潟をきれいにしたい!どうしたら、きれいになりますか。
 ノートに一つ、書きなさい。

「そうじをする」
「友達に声をかけて、そうじをする」
「国に頼む」という意見もあったので、国も見捨てて、埋立てようとしていた話をした。

発問6:

 森田さんがやったことです。
 何をやっていましたか。

「ゴミ拾いをしている」
「そうじをしている」

説明4:

 そう、彼は一人でゴミ拾いを始めたのです。

発問7:

 一人で拾っていけば、きれいになりますか。

「時間はかかるけど、できると思う。」
「ムリだと思う。」
挙手をして確認。

説明5:

 どうしてそんなことを始めたのか。
 森田さんは次のように言っています。

映像を流す。

発問8:

 始めた理由、なんと言っていましたか。

説明6:

 仕事の合間を縫って、来る日も来る日もゴミを拾いました。
 そんな森田さんに対して、周りの人たちが声をかけるようになってきました。

指示2:

 どんな言葉をかけたでしょうか。
 ノートに書きなさい。

「がんばってとか応援の言葉」
「一緒にやりましょうとか言ったと思う。」

実際に投げかけられた言葉をサイトに提示。
子供たちは予想とまったく異なり、唖然としていた。

発問9:

 さらには、森田さんの目の前で、あることをした人もいたそうです。
 何でしょう?ノートに書きなさい。

「暴言を吐かれた」
「邪魔された」

実際にされたことをサイトに提示。
これもまた、唖然としていた。

発問10:

 みんなだったら続けられますか?

1人指名。「ムリです」と答えた。
挙手で確認すると、殆どが手を挙げた。
しかし、3名ほど、「それでもやる」という子もいた。

発問11:

 森田さんは、ゴミ拾い、1人で続けたと思いますか。

「続けたと思う人」「辞めたと思う人」
それぞれ挙手で確認した。
森田さんは、続けたんじゃないかという意見の子が多かった。

説明7:

 そう、続けました。稼いだお金のほとんどはゴミ拾いの費用として使い、睡眠時間も、毎日3時間に削って続けました。
 そんなある日、睡眠不足がたたって、交通事故を起こしてしまいます。
 足を骨折。入院3カ月となりました。見舞いに来たお母さんの台詞です。

お母さんからも、冷たい言葉を言われたと知って、驚いていた。

発問12:

 森田さんは、一人でのゴミ拾いを続けたと思いますか。

「自分だったら、ムリだと思う」という意見が多かった。

発問13:

 退院直後の森田さんの様子です。
 何が見えますか。

「足が折れてもゴミを拾う森田さんの様子です。」
「ごみ拾いしている森田さん」

説明8:

 それだけでなく、干潟の大切さを訴えるために看板をつくりました。
 この絵も、そうです。干潟の大切さを訴えるために書いたものです。

説明9:

 干潟の良さを知ってもらうために、このようなもの(ベンチ)も作りました。

発問14:

 ベンチを、いくつ作ったと思いますか。

子供は、基準を示さないと、際限なく多い数字を言うので、
「手作りのベンチですから、1日1個作れればいいですよね。」
という基準を示した。
その上で、訊いたら、100個とか、80個などという数字が出てきた。

実際には147個である。

説明10:

 そんなある日、ある主婦が、森田さんに次のようなことを言いました。

サイトに提示して、全員で読ませる。
「私たちにできることはありますか」

説明11:

 ついに、手伝ってくれる人が現れたのです。

発問15:

 一人でゴミ拾いをしてから、手伝ってくれた人が現れるまで、何カ月くらいかかったと思いますか。

12か月・5カ月、20か月など思い思いの数字を言っていった。
正解は、「60か月=5年」とサイトに提示する。

発問16:

 5年間も一人で続けたのです。
 みんなだったらできますか?

「ちょっとできないと思う。」という子と、
「いや、やる!」という子がいた。

説明12:

 その5年間を振り返って、森田さんは次のように述べています。

インタビュー映像を見せた後、次のサイトを提示する。
□□は赤字で提示。

「はじめなければ、はじまらない」
「きれいにすることは
できないかもしれないけれど、
きれいにする□□はできる」

発問17:

 赤い□、何が入りますか。

説明13:

 そうして、手伝ってくれる人が増えていき、谷津干潟は元の姿を取り戻していきます。
 現在、谷津干潟はきれいな姿を取り戻し、多くの鳥や魚などが集まる場所となっています。
 そして、森田さんは、現在もゴミ拾いを続けているそうです。

指示3:

 授業の感想をノートに書きなさい。

3.子供たちの感想

1.
森田さんは、絶対にムリでも、分かっていても、昔の思い出の場所をきれいにしようという気持ちは、とても感動しました。
努力すればできるという強い心はとてもいいことです。
そして、きれいになってとてもよかったと思います。
手伝ってくれる人もいてよかったと思います。
私もこれから、そんなことをしている人がいたら、手伝ってあげようと思います。
私もとても心の優しい立派な上級生になっていこうと思います。
私も、森田さんみたいな人になりたいです。

2.
きれいにすることがかつてできないといわれていたこの谷津干潟を1人で5年やりつづけてたのはすごいと思いました!
そして、今でもつづけていたのも、とてもすごいと思いました。
そして、市の住民から言われた言葉をやられた事もあったけど、がんばってたし、交通事故まで起きたのに、やりつづけていた姿はめちゃくちゃ勇気のある人だなと思いました。
今回のこの学習をして、きれいにするということ、そして、それだけではなくて、みんなから尊敬されたいです。
そして、自分が使う学校、家だけではなく、少しでもかかわる公の場でもあきらめずにたくさん批判されても、活動していきたいです。
5年間活動してみんなにたくさん利他をしたので、やっとボランティアが増えてよかったと思いました。

3.
森田さんは、すごくむずかしいことを1人で、できたのだから、私たちも一人一人が協力をすれば、むずかしいことでもできると思います。森田さんはすごいと思います。利他をしていく。

4.
私は、あのごみの山をかたづけている姿におどろきました。
政府が「不可能」と言っていたのに、こんなきれいな海が生まれるなんて思いませんでした。
5年間1人でできるのがすごいと思いました。
いやがらせや批判をされても、この森田さんのように、「自分のことが合っている」と信じた力が大切だと思いました。
これから私は利他を努力したいです。

5.
私は森田さんが、ゴミだらけだった海を一人で5年もがんばったのは、すごいと思いました。
私は今度からそうじをして、きれいにならなくても努力してやればいいと思いました。
協力してやるのはいいと思いました。

6.
私は、とにかく森田さんはえらいと思います。
国までもが不可能と言ったことも、「努力することはできる」と言ってはじめたのはとてもすばらしいことです。
私も誰もが不可能と言っていたことも努力だけはしていこうと思います。

7.
国も無理だと言って、しかも、まわりの人にもいやがらせをされたのに、続けたのですごいと思いました。
5年は無理だけど、少しでもきれいにしたいです。

8.
ぼくは、森田さんから、あきらめなければ何でもできることを教わりました。
なので、これからぼくは、あきらめない気持ちを強くしたいです。

9.
周りから馬鹿にされても、真に注意されても、谷津干潟のゴミを拾い続けた森田さんはすごい人だと思った。
それを今も続けていることもすごいと思った。
ぼくは他の人がいけないことをしていたら、どんなに批判されても注意したり、後片付けをしたりしたいです。

10.
政府が「不可能」だと言ったことを森田さんは、すべてを立て直したことを聞き、驚くとともに、とても感動しました。
僕も森田さんのように、利他をしようと思います。

11.
森田さんはたった一人で5年間も続けたなんて、すごいと思いました。
“お手伝いできますか”と聞いたとき、どれだけうれしかったのか想像すると自分もやりたいとも思いました。
自分もみんながあきらめたことを正しいことならやっていきたいと思います。

12.
私は、この話を聞いてびっくりしました。
みんなや母親に言われていても1人やりつづけていくのがすごいと思いました。
足を骨折しているのに、1人やりつづけて5年たってやったと1人の人が手伝いに来て、すごいと思いました。
私は、部屋の片付けをあまりしなくていつもお母さんに怒られてばかりなので、これから部屋の片付けをちゃんとしたいと思います。
私はこれからも森田さんにがんばってほしいと思いました。

13.
森田さんは国が不可能といったことでも、谷津干潟を守りたいという気持ちがあることはすごいことだと思います。
雨の中でも暑い日でも休まずにやったことがすごかったです。
私も何か良いことをしたら、何か言われるかも知れないけれど負けないでやろうと思いました。
森田さんは国のために利他をしたと思いました。

14.
今は水が透き通るぐらいごみをなくし、きれいにした森田さんは、とてもすごいと思いました。
国がムリだといっていたことをやり遂げるなんてすごいなと思いました。
私はそうじが苦手なので、そうじをもっとがんばりたいと思いました。

15.
私は森田さんもすごいと思うけれど、がんばっている森田さんにいやがらせをする大人がおかしいと思います。
私はこんな変なことをする人にはなりたくないです。
そして、これからはそうじの事だけではなくて、森田さんみたいに困っている人がいたら、手伝ってあげたいです。

16.
森田さんは、不可能を可能にしてすごいと思う。
これも、大きな『利他』なのかと思った。
これからは、なんでもあきらめないでがんばる!!

17.
森田さんは、国がむりだといったこと、努力してやったことは、よくがんばったと思います。
○○小全体は荒れていないけど、個々に荒れていると思うから、そうじをきれいにしたいです。

18.
無理だと思うことを努力しても少ししか返らないかも知れないけど、だれかが助けてくれる。

19.
森田さんが「きれいにする努力は、できる」といっていて本当にできたから凄かったです。
ぼくもこれからは、つらいことでも何でも努力するということにする。

20.
今日は、森田三郎さんについて学習しました。
不可能を可能にするのはすごいと思いました。
人助けをたくさんする。

21.
森田さんは国が不可能と言っていたのに、たった1人で谷津干潟をきれいにしてみんなに悪口をいわれたのに、続けることがすごかった。ぼくも学校で落ちているゴミを見つけたら、自分で拾っていきたいです。

22.
森田さんは、国が無理と言った事をやったというのはすごいと思います。
ぼくも日本がよごれていたら、心まですっきりするようにしたいです。

23.
森田三郎さんは、国中の人が、不可能といったことをやろうと思ったのは、とてもえらいと思います。
森田さんはちょっかいを出されていたのに、あきらめないでやってえらいと思います。
5年も、1人でそうじをしていて、すごいと思いました。
ぼくも、利他をやっていきたいと思います。

24.
森田三郎さんは、「全部きれいにすることはできないけど、努力をすればいい」と言っていました。
最初からできることだけをやるのではなく、努力して、できなくてもいいからやるということを教わりました。
私は、努力して、先が見えなくてもがんばれるようにしたいと思いました。
森田さんは何を言われてもやったのが強いと思いました。
私も、そんな強い心をもって、いろんな人と関わりたいと思いました。
森田さんは、やっているときはつらい気持ちかもしれないけど、動物が戻ってきたときはとてもうれしかったんじゃないかと思います。
だから、私は努力すれば何かうれしいことが起きるんだと思いました。

25.
私は、今日の森田三郎さんの話を聞いて、すごい人だなと思いました。
なぜなら、自分が昔遊んでいた谷津干潟を国に無理だと言われたことを、何年もかけて、キレイな海にしたからです。
町の人が埋め立て地にするなら別にいいと思っていて、いろいろなやなことをされたのに、1人の人が「手伝いましょうか?」と言っていろんな人が手伝ってくれたのが、森田さんは、利他をされたと思いました。
私ならこんなことはできなかったと思います。
町の人に何かされたら、その時点で、やめたと思います。
自分も、ゴミだけでなく、いろいろな物をキレイにしたり、他の人に役立っていくことをして、利他をたくさんしたいと思います。
私は利他や他の人に役立つことを、あきらめないで、やっていきたいと思います。

26.
森田さんは国からムリと言われ、お母さんからも、住民からも言われ続け、5年間やったけど、今日見たビデオで最後はできたのでよかったと思いました。努力すればできないことはできるということが分かりました。
ぼくも利他やそうじをしっかりしたいです。

27.
森田三郎さんは、みんなに変なことをされていたけど、森田さんは、最後までやり遂げたからすごいと思いました。
ぼくも大人になったら、森田さんみたいな人になりたいです。


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