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TOSSランドNo: 5639151 更新:2013年08月28日

問いと答えで「五重の塔はなぜ倒れないか」を読む


「五重の塔はなぜ倒れないか」(光村図書・2年)は、教科書では読書教材という位置づけとなっている。この教材文は「問い」と「答え」の構造がわかりやすい説明文となっているので、向山型説明文指導に適している。「問い」と「答え」を探す作業をしながら、説明文の読み方を教える一時間の授業を紹介する。

説明1:

説明文で筆者は読者に知って欲しいことを「問い」と「答え」という形で書きます。ですから、「問い」と「答え」を探すことで筆者が知って欲しいことを見つけることができます。まずは「問い」を探します。その「問い」に対する「答え」が分かれば、説明文の大切な部分が分かったことになります。今日は、「五重の塔はなぜ倒れないか」という説明文で練習をします。

教材文は全部で4つに分かれていて、それぞれ小見出しがついている。
段落ごとに一人ずつ音読させていく。難しい読み方の漢字は教師が読み方を教える。
「揺れる五重の塔」の項目を読み終えた段階で、次のように問う。

指示1:

今、読んだところには「問い」が2つありました。2つの「問い」の一文に線を引けたら、教科書を持ってきなさい。

問い1:いったい、三重の塔や五重の塔はなぜ倒れないのだろうか。
問い2:五重の塔は、本当にこれほど揺れるものだろうか。

「問い」の文が見つからない生徒には「疑問」の「か」の一文字を探させる。
「か」の一文字に注目させるとほとんどの生徒が「問い」を見つけることができた。
線を引いた文は全員で音読する。

説明2:

「問い」が2つ出されました。この2つの「答え」を探しながら、本文を読んでいきます。

「不思議な構造」の項目を読ませる。

指示2:

今読んだところに「問い2」の「答え」が分かる文がありました。「問い2」の「答え」が分かる一文に線を引きなさい。

「答え2」 こんな「不安定な建築」であれば、大きな力が加わったとき、激しく揺れるのも当然だ。

「揺れるものだろうか」と聞いているので、「揺れる」というキーワードを元に探させる。

指示3:

筆者は読者に知って欲しいことを繰り返し書きます。「問い1」はまだ解決していませんね。「問い1」と同じような「問い」の文がもう一度、出てきました。それはどこでしょう。線を引きなさい。

問い3:では五重の塔は、揺れるのに、なぜ倒れないのだろうか。

説明3:

「問い2」と「問い1」が合わさってできた形なので、「問い3」とします。

指示4:

「揺れるからこそ倒れない」までを音読します。そのときに「問い3」の答えを探しなさい。
黒板の条件に合う答えを探しなさい。
1問20点です。全問正解で100点満点です。

①○○○○○○○
②「○○○○○○」
③「○○○○」
④○○○「○○○」
⑤○○が(               )する

(答え)
①木のしなやかさ
②「差し込み接合」
③「重箱構造」
④心柱の「閂作用」
⑤心柱が振り子のように揺れて、地震の力を相殺する

答えが見つけにくいようであれば、
①○の○○○○○
④○○の「○○○」
⑤○○が(   ように   、  )する
というようにヒントを出す。

説明4:

今見つけたように、筆者は読者に知ってほしいことを短い言葉でまとめてくれています。

最後に「現代によみがえる技術」の項目を読ませる。

説明5:

最後の方で「現代建築の地平をひらく『科学技術』が秘められていたのである」と書いてあります。
実は「五重の塔」に使われた技術は最近に作られたスカイツリーにも使われています。

YouTubeなどにアップされている。スカイツリーに使われた「揺れる心柱」の映像を見せる。

残った時間でワークなどに取り組ませる。
教材文を読んで、建築技術に興味をもった生徒はワークの資料ページを熱心に読んでいた。

(改善点)
今回は生徒に本文を音読させたが、音読CDがあればそれを活用してもよいと感じた。
専門用語が多いので、生徒たちは読むのに苦労していたからである。


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