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TOSSランドNo: 2344675 更新:2012年12月05日

「ナンバ」の可能性


 古来から伝わる日本人独特の体の使い方「ナンバ」。この体の使い方は、実に体に優しい。現在このような動きが見直され、福祉の分野にも生かされようとしている。
 老人施設などで介護体験をした後に、こういった可能性があることを知らせてもいいのではないだろうか。

説明1:

末續慎吾、2003年パリ世界陸上にて、短距離において、日本人初のメダルを獲得しました。
レース後、彼は、「ラスト50mでナンバを意識した。」と話しています。

発問1:

ナンバとは何なのでしょうか。
そして、ナンバには、どんな可能性があるのでしょうか。

説明2:

赤ちゃんの歩き始めの様子です。(写真を提示する。)

発問2:

どんな歩き方をしていますか。

説明3:

赤ちゃんは、倒れるか倒れないかの境界線で歩きます。
その倒れる勢いに身を任せた走りが末續の走りです。

説明4:

倒れる力を利用して生まれたものにこんなものがあります。
アシモです。(写真を提示する。)
倒れそうになる力を使うことで歩行が安定したのです。

説明5:

世界初の人間型自律2足歩行ロボットは、ナンバと同じ考えから生まれたのです。
自分が持っていないチカラを利用するのが、ナンバの考え方です。

発問3:

江戸時代までの日本人は、一般の人々がこのようなナンバの身体の使い方をしていました。
現代人に伝わらなかったのはなぜだと思いますか? ノートに書きなさい。

説明6:

和服を着ていた我々の先祖は、普段から着崩れをおこさないようにして歩きました。
足の運びや肩の動かし方が自然と捻らない動きになっていたのです。
しかし、一般市民への靴の普及によって、足の動きが制限されていったのです。

説明7:

明治政府の政策により、西洋の体操を教育され、西洋式の動きを取りれるようになりました。

指示1:

西洋式の動きは悪いものなのでしょうか。わかりやすく実験をしてみます。

発問4:

机と机の間にコピー用紙を置きます。
その上に消しゴムを乗せます。
どうなりますか。

発問5:

落ちないようにするためにはどうしますか。

説明8:

厚さを増して強度を増すということは、私たちの身体でいうと筋肉をつけることです。
ウエイトトレーニングにあらわれるように西洋の考えです。

説明9:

落ちないように、紙の構造をかえて支える。
持っている力をいかに効率よく出すかというナンバ(古武術)の考えです。

説明10:

実際に人を持ち上げてみます。
〔普通の持ち上げ方(西洋),構造を変えた持ち上げ方(古武術)〕
同じチカラでも、ちょっとしたことで大きなエネルギーになって表れるのです。

発問6:

こういった身体の使い方は、どんな分野に使われそうですか。

説明11:

野球やバスケットボールなど、スポーツはもちろん。
音楽、宇宙飛行士の身体の使い方にすでに使われます。(写真を提示する。)

説明12:

そして今、介護の世界でも使われようとしています。
高度高齢化社会を迎え、介護の世界が重要視されてきています。(写真を提示する。)

説明13:

古来日本人が何気なく行っていた身体の使い方、これからの世界にも大きな可能性を導いてくれます。


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