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TOSSランドNo: 2230059 更新:2013年08月24日

夏休み前にする、三つの大切な『いのち』の話?中谷結花氏の追試


夏休み前に話す、三つの大切な「いのち」の話

~中谷結花氏の追試~

一学期の終業式で、全校児童に対して「夏休みについての話」をした(勤務校では、生活指導委員会の教師が担当する)。『教室がシーンとなる「とっておきの話」100選』中学年編(明治図書)、中谷結花氏の「三つの大切な『いのち』の話」の追試である。本当に、子どもたちがシーンとなって聞いていた。

【原実践のよい点】

(1)「いのち」という、どの学年の子どもでもよく知っている言葉をキーワードにしているため、覚えやすい。印象的である。

(2)紙に書いた文字を見せることで、子どもが注目する。モノをもって話すことは有効である。

(3)夏休みに気をつけることを三つに絞ってあるので、記憶に残りやすい。子どもはたくさんの話をされても、忘れてしまう。

【準備物】

「いのち」と大きく書いた紙。八つ切り画用紙三枚を裏からテープでつなげて、「い」「の」「ち」と一字ずつ見せられるようにした。(斜めにならずにさっと紙を見せられるよう、事前に鏡の前で練習しておく)

Inotitop

今から、九年前のことです。みなさんの中には、まだ生まれていない人もいるくらい前のことですが、先生には忘れられません。先生がお仕事をしていた学校で、二年生の男の子がトラックにはねられて死んでしまいました。夏休みに入ってすぐのことです。とっても悲しいことでした。お家の人たち、お友達、たくさんの人が悲しみました。たった一つしかない命が、なくなってしまったのです。

(準備した「いのち」と書いた紙を見せる)

説明1:

今日は、夏休みに気をつけてほしい「いのち」のお話をします。

(紙を折り曲げて、「い」だけを見せる)

Inoti-i

「いのち」の「い」は、いつ、帰るの「い」です。

説明2:

遊びに行くとき、調べ物をしに行くとき、いつ帰るかお家の人に言います。もちろん、どこへ行くか、誰と行くかも、ちゃんと言っておきましょう。

(紙を折り曲げて「の」だけを見せる)

Inoti-ti

「いのち」の「の」は、のりものの「の」です。

説明3:

乗用車、トラック、オートバイ。道路には、たくさんの乗り物が走っています。道路を歩くときや渡るときは、車などの乗り物に気をつけなくてはいけません。みなさんが運転する乗り物もありますね。(一年生の男の子が、「自転車!」と言った)そう、自転車や、キックボードに乗る人がいるでしょう。自転車やキックボードに乗るときは、ルールを守って乗りましょう。

(紙をひっくり返して「ち」だけを見せる)

Inoti-ti2

「いのち」の「ち」は、ちかん、ゆうかいの「ち」です。

説明4:

知らない人に声をかけられる。道を聞かれるだけかもしれません。でも、つかまれそうになったり、「お金をあげるよ」「いいものあげるからおいで」などと言われたりして、危ないな、こわいな、と思ったら、すぐに逃げましょう。知らない人には、絶対についていきません。

(「いのち」の紙を元のように広げて見せる)

Inotitop

説明5:

夏休みの間、

「いつ、かえる」「のりもの」「ちかん、ゆうかい」

の三つの「い、の、ち」に気をつけて、楽しいお休みにしましょう。みなさんが、元気に二学期を迎えられることを、楽しみにしています。

【子どもたちの反応】

どの学年の子どもたちも、顔を上げて真剣な顔で聞いていた。私が話している間、子ども達の話し声は聞かれなかった。「ちかん」と言ったときに、五年生の何人かの子どもがくすくすと笑ったが、笑った子の方を見るだけで声に出して注意はせず、さらりと話を続けた。

【同僚からの反応】

終業式後に

「具体的な話で、子どもが集中していた」「分かりやすくて良かった」

と、生徒指導主任と教頭に声をかけられた。二十代の新採教師(一年生担任)からは、

「いいお話をありがとうございました」

とお礼を言われた。六年生の担任は

「『ち』はなんだろう、もしかして・・・と思っていたら、やっぱりそう(ちかん)だった。でも、さらっと話されたのでよかった」

と言っていた。

【修正点】

(1)話のはじめに、私が体験した実話を入れた。実際に起こった事故の話を聞いて、子どもたちが集中した。

(2)「のりものに気をつけて」「ちかん、ゆうかいに気をつけて」の「気をつけて」を除いた。できるだけ短い言葉の方が、子どもたちが覚えやすいと考えた。また、「気をつけてほしい『いのち』」、「三つの『いのち』に気をつけて」と言っているので、同じ言葉が重ならないようにした。

(3)「いのち」を読ませることと、子どもが運転する乗り物を尋ねることをしなかった。はじめに事故の実話を入れたため、二分三十秒以内に話を終えるには、ぎりぎりまで削らなくてはならなかった。


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