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TOSSランドNo: 4616429 更新:2013年08月23日

「わたしのいもうと」を使った、いじめ防止の授業


<準備物>
・「わたしのいもうと」松谷みよ子 偕成社
・遺書の画像
・いじめ自殺の新聞記事
・いじめた側への処分が掲載された新聞記事

①絵本の読み聞かせ(途中まで)をする。

子どもたちを教師の近くに集める。

説明1:

今日は、「わたしのいもうと」という話をもとに授業をします。「いじめ」のお話です。

途中まで読み聞かせをする。

ある小学4年生の女の子、「いもうと」が転校した学校でいじめられ、学校に行けなくなる。
いもうとは、体を壊し、食事もとれなくなる。命も危うくなるが、何とか命を取りとめる。
けれど、学校には行けず、ついにまわりの子は高校生になってしまう。
いもうとは、家に閉じこもったまま。

お話の途中でいったん止める。

指示1:

ここまで、お話を聞いた感想をワークシートに書きなさい。

・いもうとはかわいそうだ。 ・いもうとはいじめられている。 
・なぜ、いじめをするのか。 ・命をとりとめてよかった。

どの意見も、同意する。
もう一度集め、読み聞かせを続ける。

②絵本を最後まで読み、家族の気持ちになって考える。

最後まで読み聞かせをする。

命をとりとめた、いもうと。
しかし、部屋にこもったまま。あるとき、いもうとは折り紙を折り始めた。
母親は泣きながら、隣の部屋でいもうとの気持ちになって折り紙を折った。
ある日、いもうとはひっそりと亡くなった。いもうとのかたわらには、
「わたしをいじめたあの人たちは、もう、わたしのことをわすれてしまったでしょうね。
もっと、生きたかったのに。楽しくすごしたかったのに。」
という手紙が置いてあった。

発問1:

あなたが、いもうとの家族だったら、いじめた子をどうしますか?

・ぜったいにゆるさない。 ・先生に言いつける。 ・うったえる。
などがあげられた。

③いじめの怖さについて、実際の新聞記事や脳のしくみをもとに話す。

説明2:

これは、いじめられた子が自殺してしまったことを表す、手紙です。(図)
いじめられると、命をも落とすのです。
先生は、いじめについてたくさん勉強しました。
いじめられると、脳も弱ってくるということがわかりました。
人間の脳には、3つの部分があります。まず、ヒトの脳。考える・話すなどの働きをします。
次に、ネコの脳。うれしい、かなしいなどの感情をコントロールします。
そして一番奥深くに、ヘビの脳。息をする・食べるなど命に関わる働きをします。(図)     
人はいじめられると、どこかの脳が弱ってきます。どこだと思いますか?(挙手してもらう) 
答えは…ヘビの脳です。先生はたくさんのいじめの本を読みました。
その中には、「いじめられていると、息が苦しくなって、夜も眠れなくなった。食事も全く食べる気がしなくなった。」
という人がいるのです。いじめられると、命が危うくなるのです。

子どもたちはシーンとして聞いていた。

発問2:

ところで、いじめた人はどうなるのでしょうか。
予想してワークシートに書きなさい。

・つかまる。 ・みんなからいやがられる。 ・友達がいなくなる。

説明3:

人が死んでしまったのです。裁判にかけられることもあるでしょう。
そうなれば、お父さんお母さんは裁判に出なくてはいけません。
お父さんは会社にいられなくなって辞めてしまうだろうし、
その家にも住んでいられなくなるでしょう。
先生は、そう考えて、たくさん調べてみました。
これは、ある新聞記事です。(図3)
いじめをした高校生が、学校を辞めさせられた、という内容です。
もう一つは、いじめをしていた子の父親が、
激しく周りから責められて自殺してしまったという内容です。

今まで楽しかった家庭は、バラバラになって崩れていきます。
生活もめちゃくちゃになり、もう幸せに暮らすことは、出来なくなってしまいます。
これも、みんなおもしろ半分にやったいじめのためです。いじめたことが、こうした結果を
招いてしまったのです。

④いじめとは何かを考える。

発問3:

では、いじめとは具体的に何なのでしょうか。

指示2:

例えば、「わけもなく、たたく」などがあります。
思いつく限り、ワークシートに書きなさい。

・悪口を言う。 ・物をかくす。 ・無視をする。 ・らんぼうをする。
などがあげられた。

私からも、いくつか付けたした。
・机をほんの少し(3cm位)離す。 ・給食のとき、ストローをその子の机に置かない。 ・掃除のとき、その子の机を一番最後に運ぶ。

子どもたちは、「えっ…」という表情で驚いていた。

説明4:

こんな小さなことから、いじめは始まっていくのです。

⑤いじめと闘うことを話す。

いじめは、どんなクラスにも発生します。だから、いじめと闘う必要があります。
先生は、いじめを絶対に許しません。絶対に逃しません。
橘先生だけでなく、隣のクラスの○○先生も、他の職員室の先生も、校長先生も絶対に許しません。
みんなのお家の人もです。一緒に闘います。
みんなの中で、いじめをされて嬉しい人?いませんね。
嬉しくない人?(全員挙手) 
周りを見て御覧なさい。いじめをすることは、クラス全員を敵に回すことにもなります。
もし、ちょっとでもいじめをしたい、という人がいれば、その人は、学校・家庭・すべてを敵に回すことを覚悟でやりなさい。

でも、いじめは、人の目に見えにくい所で発生します。
ひょっとしたら、先生1人では見つけられないこともあるかもしれません。
そのためには、クラス全員の力が必要です。全員で、いじめと闘っていく必要があるんです。
先生たちと一緒に、いじめと闘ってくれますか。(真剣な顔で全員挙手)ありがとう。

ところで、いじめを見て見ぬふりをするのも卑怯なことです。いじめをするくらい卑怯なことです。
でも、助けられる人は、本当に立派です。先生は、たとえ4年生であっても、そういう人は心から立派だと思うし、尊敬します。
そういう人になってください。
もし、助けたいけどその勇気が出なかったら、先生にこっそり教えてください。
これは、「チクる」「告げ口」とは全く違います。困ったときにする、「報告」であって正しい方法なのです。

これから先、ひょっとしたら小さないじめは発生するかもしれません。そんなときは、みんなで闘いましょう。
そして、いじめのない、素晴らしい4-2を作っていきましょう。

指示3:

授業を終わります。
感想をワークシートに書きなさい。


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