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TOSSランドNo: 1143105 更新:2013年08月24日

かまぼこを問う


この日は、日曜参観の日であった。
5年生社会科、「水産業」への入り口の授業である。
 
スーパーのビニール袋に、「ソーセージ」・「ちくわ」・「かまぼこ」・「ハム」を入れておき(7品)、一つずつ品物を確認しながら児童に提示していった。

発問1:

この7つの食品に、共通していることは何でしょう。

児童は次のように反応した。
  ☆どれもみな、ぶよぶよしている。
  ☆やわらかい食べ物である。
  ☆どれもみな、魚の肉が使ってある。
そこで、この7つの食品には、みな魚の肉が使われていることを確認した。
そして、「かまぼこ」を例に取り、次のように発問した。

発問2:

この「かまぼこ」は、消費者である先生の手に渡るまでに、どのような道筋をたどってきたのでしょう。
考えられることを順番にノートに書きなさい。時間は5分間です。 

黒板には、次のように板書しておく。

Kamaboko1

児童の反応。
①は、「お店」、「小売店」・・・・・これはすぐに出てきた。
⑤は、「海」、「魚を捕る」、「養殖する」などが出てきた。
④は、「市場(いちば)」、「港」、「水上げ」などが出てきた。
③は、「工場」、「作る会社」などが出てきた。
  ここで、「加工工場」ということを教えた。
②は、なかなか出てこない。一般的なこととして、「問屋」であることを伝えた。

発問3:

漁(りょう)は、漁をする場所によって、大きく分けて3つの型に分けられます。
どのように分けられるのですか。

「水産業」の第1時であるから、子どもたちには既習の知識はない。
教科書、資料集、地図帳など、何を見てもいいから見つけるように指示した。
机間指導をする中でアドバイスを加えていく。徐々に見つけた子が増えてきた。
(1)沿岸漁業、(2)沖合漁業、(3)遠洋漁業の3つを見つけ、子どもたちは発表した。
そしてここで、これら(1)(2)(3)の他に「養殖」という方法があることを確認し、次のように発問した。

指示1:

捕った魚が、そのまま消費者の手に渡るまでの道筋をノートに書きなさい。

そして前述の⑤→④→③→②→①をもとに、次のような全体図ができあがった。
さらにこの全体図に、教師の手で、「漁業」と「水産業」の枠組みを書いて示した。 

Kamaboko2

そして、次のように指示・発問した。

指示2:

この図を30秒間見なさい。

30秒後、

発問4:

全員立ちなさい。「漁業」と「水産業」についてそれぞれを説明します。
自分の考えを持ったら座ってノートに書きなさい。時間は5分間です。

自分の考えを持った子から座ってノートに書いていった。
最後までなかなか座れない子が3名いた。
「国語辞書で調べてもよい」ことを伝えたら、その子たちも座って書き始めた。
5分後、全員に発表させた。
多くの子は、自分の考えを書くとともに、国語辞書に書いてある内容を基に自分の考えを調整していった。
「漁業」についは、「捕獲」と「養殖」に触れた内容の意見を述べ、「水産業」については、「捕獲」と「養殖」と「加工」に触れた内容の意見を述べた。
最後に、まとめとして、以下のような説明を加えた。

説明1:

「漁業」とは、「魚を捕ること」と「養殖すること」を主な内容とする範囲の仕事で、
「水産業」とは、「魚を捕ること」と「養殖すること」と「捕った魚を加工すること」までを含めた範囲の仕事を言います。

その後、これから「水産業」について学習を進めていくことを伝え、各自が「知りたいと思うこと」、「疑問に思うこと」などをノートに書いてくるように指示して、この日の授業を終えた。
この日の授では、まず初めに「かまぼこ」などの現物を提示して見せたこはがよかったと思う。
そのことにより、児童の思考活動に必然性をもたらすことになったような気がする。


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