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TOSSランドNo: 8495273 更新:2013年08月23日

算数の学習に関する最先端の知見


1.京都教育技術学会での算数の教材検証

2013年3月9日、「学力を保障し、教室の発達障害児にも効果的な教材の検証」というテーマで教育技術学会が行われた。場所は京都大学。安原ドクターと私が講座を担当した。「ドクターに聞く、医療から見た、自尊感情を高める教材・教具」というテーマだ。安原ドクターには、TOSSの教材だけを応援するという立場ではなく、教材に対して公平に医師としての意見をお願いしますと頼んでおいた。算数の計算練習教材について、どのような教材がADHDの子供のやる気を失くし、どのような教材がやる気になるのかのお話が衝撃的だった。
よく使われる算数のドリルとTOSSの計算スキルを検証してもらった。ドクターは、計算ドリルについて、これは、ADHDの子供は、まったくやる気にならないと言われた。第一に、ひと目、問題数が多すぎる。見ただけで、めんどくさい、やりたくないと思わせる。ページ数は増えてもいいので、一ページの問題数を減らしてほしいということだった。(TOSSの計算スキルは、一ページに10問以内である。)第二に、ノートに写してやらなければならないということが駄目だ。めんどくさくてやりたくないとなる。どうして問題をわざわざ写さなければならないのか。教材に直接やらせてほしいという。(計算スキルは、直接書き込むようになっている。)

2.算数障害(ディスカルキュリア)について

安原ドクターのところに、算数障害の専門家の近藤春洋先生がいる。近藤先生に、算数障害についての講義をしてもらった。
 この内容がまた衝撃的であった。21世紀の最新脳科学によって明らかになった算数の学習に関する知見である。算数の学習に最も関係する脳の場所はどこだろうか。脳は、5つに分けられる。前頭葉、2つの側頭葉、頭頂葉、後頭葉である。このうちの頭頂葉である。特に、頭頂間溝(とうちょうかんこう)という部位である。これは、左脳と右脳にそれぞれある。ここが、算数の量の表象や、数の概念に大いに関わっている。また、空間認知に関わっていることが分かってきた。算数・数学的能力が普通にあった大人が、脳梗塞などで、頭頂間溝の細胞が働かなくなると、それまで数を固まりで捉え、物の集まりを見た瞬間に「12個」などと数をとらえられていたのが、一つずつ数えないと数がわからなくなるのだというのである。さらに驚くことには、この頭頂溝間を刺激する学習をしていけば、算数の能力が活性化していくというのだ。そのためには、具体物の操作や、百玉そろばん・九九尺などの反具体物の操作、そして、パソコンソフトやタブレットPCのアプリを使った学習が効果的だということなのだ。このような学習で算数脳が活性化するとそれまで算数が苦手であった子供たちが、算数が得意になるという可能性があるというのである。


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