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TOSSランドNo: 1115234 更新:2013年08月22日

「我輩は猫である」の授業


やんちゃ坊主も熱中する国語の授業⑨ 

「吾輩は猫である」のパラドックスに気づかせよう

浅川 清(TOSS相模原)

我輩は猫である。 
題名にもなっている、書き出しの一文である。
この一文の魅力は、表現上の矛盾=パラドックスにある。子ども達にも、そこをしっかりと意識させたい。

そこで、次のような授業を計画した。

★伏線

 本教材を授業する何日か前に、伏線を張っておく。

 下記のような「猫」が使われている諺や慣用句を提示し、「猫」という言葉には、
どんなイメージが付随しているかについて話し合わせる。

○猫に小判       ○猫の子一匹いない      ○猫の子を貰うよう  
○猫の手も借りたい   ○猫も杓子も        ○猫の額ほどの 

○バカにされている。

○軽っぽい。

○たいしたことないものの代表みたい。

★「我輩は猫である」の授業

1.自力で読ませる。
2.読み方を確認する。
3.視写させる。
4.「分かったこと・気づいたこと・思ったこと」を書かせ、指名なしで発表させる

○猫なのに人間みたいにしゃべっている。

○この猫は大人かな。

○この猫はオスかな。

○猫なのに偉そうにしゃべっている。

5.「吾輩」の同義語を集めさせる

発問1:

「吾輩」と同じ意味を表す日本語を、できるだけたくさん見つけてノートに書きなさい。

「ひとつ書けたら起立」と指示し、数人の子が立ったら発表させ、「そういうのでいいんですよ」
 と参考にさせる。 

 2分後、いくつ書けたかを挙手で確かめ、最も多く書けた子に板書させる。

 「これ以外にもう2つ書ける人?」

 「これ以外にもう1つ書ける人?」

と促し、全ての考えを出させる。

6.「である」の同義語を集めさせる

発問2:

上が「私」なら、下はどんな言葉が合いますか?
「である」に代わる言葉を書いてみなさい。

上と下とを対応させながらノートに書かせ、黒板にも書かせる。

7.それぞれの文に合った読み方をさせる

 「①には、どんな読み方が合いますか?」と問い、挙手をした子に読ませ、ほめる。

「うまい!ぴったり!」

 以下、順に、ほめながら読ませる。

8.パラドックスに気づかせる

発問3:

「吾輩は□である」の□には、どんな言葉が合いますか。

○王  ○将軍  ○社長  ○大名

発問4:

「猫」と「王」の違いを、漢字一文字で書きなさい。

○弱と強  ○小と大  ○軽と重

説明1:

明治の文豪、夏目漱石は、逆のイメージがある「猫」と「吾輩」「である」をわざと組み合わせて、おもしろさを生み出しました。
これをパラドックスといいます

「吾輩は猫である」のパラドックスに気づかせよう[台本]


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